金曜日、早めの電車で会社へ。桜木町駅の横浜DeNAベイスターズのポスター、頻繁に変わるのだけれど、今は今年度の入場者数のお知らせになっている
主催試合の来場者数は、過去最多を更新する1,939,146人。そのうちの9人になりましたですよ。もっと増やすには、球場のキャパがぎりぎりだよね。
8時には出社して仕事して、午前中に出て客先。まあ早めに終わり、あざみ野へ
横浜市民ギャラリーあざみ野『あざみ野コンテンポラリーvol.7 悪い予感のかけらもなさ』展を見る。毎回注目すべき内容で、無料と言う、素晴らしい展覧会。
悪い予感のかけらもなさ、とは、良い予感だけがしている、のだろうか?それとも、少なくとも、悪い予感はしていない、のだろうか。そんなことを考えながら見続ける。少なくとも、風間サチコには悪い予感があった
関川航平の近づいても変わらない解像度と解消されない予感や
金川晋吾の悪くは無い予感などあり
岡田裕子の、予告だけで放置される予感のようなものに引き込まれ
最後の鈴木光の、ぼんやりとしていて技巧的で不安を胸の内に抱えながら、どこか明るさのある予感に見入る
とにかく、無料だけどとても内容のあるよい展覧会だった。これ、30日までです。空いてて勿体ないから、みんな行ってね。横浜のほかの展覧会とセットで、是非
あざみ野から出て、六本木へ移動。本日は六本木アートナイト。例年、3月に開催して寒くて寒くて…というイベント、今年は秋になりました。ちなみに、2009年の第一回の様子はこんな感じだった
六本木ヒルズのアリーナで開会式をやっていましたが、とりあえず遠くからちらりと
それを横目に、会期末が近づいて、ますます混むことが予想されるサントリー美術館の鈴木其一展へ。一度行ってはいるんですが
なにしろサントリー美術館のことであるから、展示替えが激しい。初期とはほぼ別の展覧会になっている。今回、根津美術館の夏秋渓流図屏風の毒々しいまでの色合い、風神雷神図屏風の流れるような構図、そして出光美術館の引き込まれる怪しさの藤花図が並ぶという、すごい構成で、そこだけでも見もの。
もちろん、朝顔図屏風もしっかり眺めたし、ほんと、全編見どころだらけだった。この展覧会は見ておかないと損だと思いますよ。
サントリー美術館を出たらもう20時。ここからはいろいろ巡ってみよう。ミッドタウンの庭園に出てみたり
ミッドタウンの入口には名和晃平の作品が。
今回、名和さんがキービジュアル的な何かなんですが、うーーーーん。まあ、アーティストにも向き不向きというか、活躍すべき場所がいろいろといいますか…。
六本木ヒルズに向かっていくと、ぐるぐる回転している人がいたり(すみません、なんとなく雰囲気で今回見て回っているので、敢えてアーティスト名とか書きません)
パイプを組み合わせた台湾の作家の作品で遊んでいる人たちがいたり
どうアートなのか、と言われるとちょっとどうなのと思うものもいろいろあるんですが、この、深夜まで、普段は六本木の夜を徘徊しないような人がウロウロザワザワしていて、あちこちでなんかしらパフォーマンスをやっていて、人が集まったり集まらなかったりしている、それだけで、六本木アートナイト、結構好きなのです。
六本木ヒルズの中でも、豚がいたり
まあ、いろいろ作品はあるわけですが
なんかね、サントリーの響のブースの印象がいちばん強かったな。
響21年の毎年の有田焼、九谷焼のボトルがずらりと並び
今年の11月に発売になる、響35年の特別ボトル、各150本限定、70万円!が展示されていた理
人間国宝作の過去に発売された100万円!のボトルがあったり。柿右衛門素敵ねー
目に豪華絢爛なものばかりでありました。響、定価で言えば12年は5000円、17年は10000年なんだけど、最近は品薄で、プレミアついてるよね…
そんな六本木ヒルズ…いろいろイベント盛りだくさんの六本木ヒルズをあとに
国立新美術館に着いたのが21:15くらい。ここにも名和晃平の作品が…うわぁ…。こういう仕事に向いてる人ってのもいるよね、やっぱり
しかしここで行われた、カンパニー・デ・キダムのパフォーマンスが素晴らしかった。
むくむくと膨らんだ光の馬が、幻想的に踊る
なんだか、夢を見ているような…
パフォーマンス開始前の群衆整理のものすごい手際の悪さも忘れるような、素敵なパフォーマンスを見せて貰いました。カンパニー・デ・キダム、2010年のときも評判良かったんだよね
すっかり満足して、これくらいにしときましょうか、と。賑やかな中華茶房8で晩飯を済ませて、午前様で帰宅したのでした