日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

おはようさんどす

夕べは明石海峡大橋を眺めたあと、明石でタイムサービス半額の寿司を夕飯に買う。7時からの半額を待ち、手に手に寿司弁当総菜を抱え行列する良民常民はなかなか見物であった。自分もその一人だが。買いすぎて胃にもたれたが美味かった。
新快速で米原に移動、駅前旅館泊まり。風呂便所共同だけど、六畳間にエアコンで立派なもんです。時間の流れが止まっているような駅前商店街。
今日はもう、米原からの快速に乗ったところ。万博見物してこようと思います。大阪万博の会場を訪ねた翌々日に愛知万博。よろしいんじゃないでしょうか。

あとから補足日記と写真

●旅館のおかみさんに「万博に行く」と言ったら、「昨日、ゴスペルのコンサートに妹が出てたんですよ」と言われた。ほうほう。駅までの道は、朝でもやっぱり寂しいところだった

●米原で6時30分の快速に駆け込みセーフ、名古屋で荷物をコインロッカーに預け、朝飯を食って、駅の万博案内所でいろいろパンフレットを仕入れて、エキスポシャトルで出発。万博八草からは連絡バスで。リニモは前回、というか開幕前に乗っているので、今回はスルー
http://d.hatena.ne.jp/zaikabou/20050310
●ゲートについて、セキュリティチェックに並んで、入場したのが9時40分。これは失敗だった。すでに日立のパビリオンは整理券配布終了、リニアなどもすでに60分待ちになっていた。やはり朝いちで入って整理券一枚+並んで一つ+事前予約で一つくらいの準備は必須だったようだ。結局、押井守節全開で多くの人が見た後困惑している、と評判の「夢みる山」の整理券、13時15分の会をゲットして、あとは外国の館に専念するとしよう。
●以下、順序はバラバラで。ちなみに、今回はグローバル・コモン6→5→3→4→ゴンドラ→夢みる山→グローバルコモン1→2→FCHV→瀬戸会場の順でまわった。丹念にまわろうとすると、一日では到底無理。
JR東海のパビリオンは80分待ちだったので、リニアの車両だけ見た。本当に通り抜けるだけ


●どのパビリオンも、基本的に同じ骨組み、というか構造で、あとは内装や外壁にお金をかけるかは各国次第。お金をかけていないところはむき出しで、本当に倉庫みたいだ。ちなみに、これはラオス

シンガポール館の雨は、スコールを表現しているのだと思うが、とにかく降り方が凄い。傘を差し方に気をつけないと、なにもかもびちゃびちゃになる。ということで、オススメ。今日はシンガポールのナショナル・デーということで、記念のポストカードをくれた
●タイも広くて気合の入った展示なのだが、国王マンセーっぷりが極端で、ちょっとワラタ
●ゴミの分別が徹底していて、係りの人が必ず一人ついて、分別の方法を指導していた。ゴミ箱の数は少なめだが、人が付いている分、こまめに片付けるので、溢れるようなことも無い。これは良い。

●会場内は広い。とにかく良く歩く。「グローバル・ループ」という歩道橋が会場を巡っていて、起伏をクリアしていた。これは、終了後は撤去されるのだろうか

●スペイン館は外壁が凝っている。で、中は美人揃い。あと、青山のスパイラルで建築関連のイベントをやっていたが、このパビリオン自体は建築関係の言及はほとんど無かった。それでも、わりに見応えがあっておすすめ。

●イタリア館も気合が入っていて、踊るサテュロスも拝むことが出来た。あと、EU系は、宇宙開発の話題が多かった。今、EUでは、そんなにホットな話題なのだろうか。昼飯は、ここのカフェで、パニーニとワインで済ます。

●全般に、ヨーロッパのパビリオンはちゃんとしている、というか、綺麗にまとめてた。国のイメージをストレートに出しすぎない、というか。それ以外の地域だと、外国から日本を見たときの間違ったオリエンタリズムに近いのではないか、というような「期待されるイメージを甘んじて表現、ついでに工業技術の発展もアピール」みたいのが多い。それから、チェコ館の外壁がなかなか面白い。


●夢みる山の「めざめの方舟」は…まあ、押井守だなあ、ということで。それ以上でもそれ以下でもない。あとからいろいろと設定があることを知った。予備知識無しで見る人を、完全においてけぼりですね。
●ガスパビリオンは、なにかトラブってたらしいですね。全然知らなかった。少なくとも、会場内では、「ぼやがあった」とかのアナウンスはなかった

あとから補足日記と写真 しょの2

●愛・地球広場(しかし、いちいち名前がむず痒いのだが)では、トーベ・ヤンソンのお誕生日に会わせて、ムーミンイベント実施中。着ぐるみ、暑いだろうなあ。ムーミン、パパ、ママ、フローレン、スニフは確認。

ミーは…。この人がミーらしい。うーん

スナフキンはいなかった。というか、まんなかの歌うたってるおっさんがスナフキン気取りなのかも知れない。もしかしたら有名な人なのかもしれないけど
ところで、ムーミンはこの日、東京にも出没していたらしい。駄目じゃないか、同時に二箇所に存在しちゃ!
http://d.hatena.ne.jp/sonnetqueen/20050809

追記:スナフキンは、1回目はちゃんと居たらしいです。僕の見たのは2回目だったし、途中の一部しか見ていないので、最後は現れたのかもしれませんね。「みんなで歌って踊る、なんてやってられるか」というキャラ設定なのかな……って、脊髄反射で勝手にこういう想像をするのがいかんのか。
http://d.hatena.ne.jp/banpa/20050809
ムーミン関連のイベントの模様。写真がいっぱいで良い!

●中東、アジア系は、物販と飲食に力入れすぎ。特にここなんて、中はいったら本当にバザールかと思った。

それが国を一番表現してるのだ、と言われたら、はあそうですか、と言うしかないのだが。インドのパビリオンは2階が全部おみやげ屋になっていて、店員さんがナンパまでしていたぞ

●イラン館にて。これ欲しいなあ

●イラン館で飲んだチャイ。ちなみに、今回の飲食一覧。ラオス館でビール、イタリア館でパニーニとワイン、リトアニア館でビール、イラン館でチャイ、インド館でビールとじゃがいものお菓子、キューバ館でカクテル

キューバ館は内装はしっかり作りこんでいるのだが、特に展示物といえるほどのものはなく、しかしバーには陽気な男が4人もいて、「とにかく硬いことは抜きにして飲んでいってくれや」という感じで、好感が持てた。
●アメリカ館は相変わらずアメリカマンセーであった。荷物チェックが厳しかった。中東系?とおぼしき女性達が、大統領のメッセージを読みながら、「お前が言うんじゃねーよ」って感じでケタケタ笑っていた。
●ちょっと瀬戸会場ものぞいておこう、と、燃料電池バスで移動。「瀬戸会場限定でーす」とムーミンのおやつなるものを売っていた。ムーミンに変なものを食べさせちゃ駄目だよ。でも、買ってしまったけど。袋がかわいすぎ。

http://www.fujimitsu.jp/colone-colone/
●瀬戸開場は閉まる間際だったので、ざっと眺めて去る。馬鹿でかい瀬戸物。こういうものをつくってしまうのが、万博クオリティなのか。

●連絡バスで万博八草まで出て、エキスポシャトルで名古屋まで。荷物を取り出して弁当を買い、浜松行きの特別快速に乗る。このまま鈍行乗り継ぎで帰りたかったのだが、今日中の帰宅は無理。いろいろ検討して、浜松から熱海まで新幹線に乗った。
●熱海からは再び普通列車で。途中、車両の故障のために平塚で車両交換があったものの、無事に横浜着。東横線で帰宅。つかれたー

これから万博に来る方へ

万博は夏コミと同じです
・暑さ対策をしっかりと。炎天下で行列です
・カタログは買いましょう。広いです。無いと、うろうろするだけになります。
・大手の壁サークル(企業パビリオン)狙いなら何をおしても開場時間に並びましょう。出遅れると、あっと言う間に売り切れ(整理券配布終了)ます。とにかく、行列を覚悟しましょう。
・島中サークル(グローバル・コモン)は興味のないジャンル(地域)も丹念に回ってみましょう。外れも多いですが掘り出しものもあります。
・サークル参加(出展企業関係者)が一番美味しい。

メモ

一番美人(日本人)が多いのはスペイン館。レベル高すぎ。特に、仲間由紀恵似でメガネのおねーさん、激萌え。
イイ男が多いのはインド館。お好きや方には堪らない、バラエティに富んだラインナップ。

ショートカット

万博に長居しすぎて、鈍行の乗り継ぎでは帰れなくなった。なので、浜松と熱海の間を、新幹線でショートカット。どうせ、JR東海の殿様商売区間で、かったるいし。
しっかし美味いわー、このひつまぶし。あ、掛川