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日毎に敵と懶惰に戦う

はてなダイアリーから引っ越しました。酒と食い物と美術と旅と横浜と建築と演芸と…

突然鹿児島

さて、鹿児島である。なんで鹿児島か。もともと、三連休を利用して伊豆の温泉にでも行こうと思っていたんだけど、熱海伊豆辺りはやはり物価が高いし、熱海箱根は食傷気味だし、車を運転しない我が身には西伊豆方面は辛い。じゃあいっそのこと、相対的に安くて満足できる行った事の無い地方に行こうかと。JALのマイルが今年度末でけっこう期限切れになってしまうので、おともdeマイル割引(別名愛人割)を使ってどこかに行こうかと思ったわけです。10000マイル+20000円で二人でどこへでも、はやっぱり安いよ。JALってのは若干不安だけど、今回は往復ともA300なので大丈夫でしょう…。
ということで、初訪問の南九州は鹿児島、指宿へと向ったわけである。目指すは、のむひょんたんと小泉さんが首脳会談した「白水館」。一休とかじゃらんとか楽天とかいろいろ検索して、やっとみつけた。直前になってからの連休の宿探しはやっぱり大変だ。

羽田で待ち合わせて

5時に起きて、一路羽田へ。羽田空港で7時前に待ち合わせ。連休初日とはいえ、この時間はさすがに空いている。荷物を預けて地階のエディアールで死ぬほど甘いクレープを食い、この時点で財布の中身は400円。わははは。鹿児島空港で下ろそう。
8時丁度の鹿児島行きの便で旅立つ。搭乗が遅れた人がいたり、滑走路が混雑したりで離陸は8時34分。羽田のこれは、そのうち解消される見込みがあるんだろうかね?機長のご挨拶が大変に丁寧で、JALも大変だな、と思った。あと、昔からJALっていうと化粧がケバイ印象なのだが、この便はそうでもなかった。思うに、A300の機材とスタッフということは多分旧JASの人なわけで、今のいろいろな状況に内心忸怩たるものがあるんじゃないのかなあ、などと、妄想してみた。以上妄想終り。
飛行機は順調に遅れを回復し、9時50分に空港着。彼女に荷物の受け取りをお願いしつつ、ATMに掛け込んで一息つく。用を足すみたいである。鹿児島市内行きの10時10分のバスに乗り、とりあえず鹿児島東急ホテルについたのが11時20分くらい。荷物だけ預けで観光、と思っていたのだが、それにしても市街中心地から遠いホテルで、やや失敗したと思う。今回、半期末で仕事がずっと忙しく、下調べとかぜんぜん出来ていない。どうなりますことか。

鹿児島に来たからには桜島に行かなくては

やはり、桜島だね、と勝手に一人ごちて、しかし不案内なのでタクシーに乗る。運転手さん、盛んに今後の観光の売込みをするが、適当に生返事をしておく。旅先でタクシーを借り切って観光をするという世界はイマイチ理解の外なのだが、人数がある程度いれば、効率的で便利な手段なのかもしれないが…。若い人には向かないでしょうなあ。
フェリーターミナルから桜島行きのフェリーにのる。このフェリーは観光というよりも生活路線で、15分間で150円という安さ。最短10分ヘッドで、しかも24時間運行だと言う。桜島は鹿児島市の一部で、人口は5000人もいるのだ。

フェリーはあっというまに桜島港へ。さて、とりあえず渡ってみたものの、どうしたものか。「渡った」という事実で概ね満足したので、良いことにする。道の駅でラーメンとソフトクリームを食い、ビジターセンターで桜島の歴史を学び、遊歩道を歩いてみた。静かだ。のどかだ。良いところだ。あずまやの屋根の下で休憩しようとしたら、向かい合って抱き合ったまま寝ているカップルがいってギョッとする。ことによると心中かと思ったが、動いたので安心した。さすが南のほうは開放的だ、などと意味もわからず頷き合ってみた。

ふたたび、フェリーにのって鹿児島の市内に戻る。

市内をぶらぶらと

鹿児島市内にはこれといった観光地は無い。しかし、はじめての町を歩くのは楽しいものだ。空港に着いた時から、「いわさきグループというのが大変に力を持っているのかな」「車の運転が全般に荒いな」などと考えるのも楽しい。
市電に乗って中心部に出て、繁華街の天文館を歩いて、いろいろとお店を冷やかしたり、焼酎を買って敬老の日の贈り物にしたり、西郷さんの銅像を見たり。

公共の建物も、古くて立派なもの、新しくて派手なもの、いろいろあって楽しい。やっぱり、南のほうは昔からお金があるのだろうね…。鹿児島市は50万人以上いるし、九州各県に50万都市、30万都市はごろごろしているわけで、東北とは違うよな…。


この立派な建物は「山形屋」というデパート。創業255年であるらしい。255年て。すげー。

歩きつかれたので、山形屋の裏手で喫茶店へ。鹿児島に来たからには、白熊を食べなくては、ということで使命感に燃えて注文。ついでに、「抹茶エスプレッソ」というのも注文してみる。これがなかなか…

抹茶、エスプレッソ、上に生クリーム。下のほうを掻き回したら抵抗を感じて、引き上げてみたら蜂蜜だった。最初、固まっていて水あめかと思った。さらに、牛皮みたいだけど牛皮でもない妖しげな餅も入っているし。とにかく混ぜて、その奇奇怪怪なる味と頑張って和解しようとするのだが、そうするとペパーミントが「和解するつもりはない!」と拒絶する。凄い。なんだこれは。最後までよくわからなかった。

白熊は、予想通り、というか普通の味だった。大きかったけど。ストローが意味不明だったが、非常に水っぽいので、カルピス様の汁はずるずる吸う必要があるのですね。でも、うん、美味かった。まあ、これで白熊と鹿児島の喫茶店文化の全てを知ったつもりではないので、いろいろご指摘をお待ちしております。

夕飯に豚しゃぶ

胃がぐっと重くなったのでまた少し散歩して、また市電の人になって騎射場という停留所へ。近所の公園で一休みした後、晩飯は「遊花膳 こうの」というお店。ぐるなびで見当をつけた。上品な小料理屋のような落ち着いて店で、しかし豚しゃぶはさすがに美味かった。その他にも前菜は美味かったし、食前の梅酒もあったし、焼酎は勿論安い。というか、鹿児島はとにかく、どの店に入っても焼酎は安い。
このお店、料理も含めて値段もリーズナブルで、さんざん食って飲んで満足したけれど、お会計はふたりで1万円いかなかった。これだけの質でこのお値段は素晴らしい。
ホテルまで歩いて30分近く、腹ごなししながら歩いて帰った。