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日毎に敵と懶惰に戦う

はてなダイアリーから引っ越しました。酒と食い物と美術と旅と横浜と建築と演芸と…

おうちで日曜日

10時過ぎに起きてぼんやりのんびり。ちょっと横浜のほうへ出てこようか知らん。それから、私が気にする問題じゃないのだけれども、やっぱり、直接会って話をするのが一番いいのだろうな。でも、どっちも自分からは言い出さなさそうだなあ…。
追記:また見当違いなことを書いたらしい。もう、止そ。

下岡蓮杖

午後から出かけ、フリー切符を買って日本大通りまで。ぷらぷらと歩いて昼飯が食べられそうな店を探し、『サモアール』という店に入る。落ち着いた雰囲気の喫茶店で、100種類以上の紅茶と、オムライスが名物らしい。きのこのオムライスと、アイスロイヤルミルクティーのセットを頼む。ふわふわの卵が美味しかった。紅茶も大変結構。
さて、店を入るときに、店の目の前でどっかの神官が来て祝詞を読み上げていて、人だかりができていてなんだなんだ、と思ったんだけど。店を出ると誰もいなくなっていて、こんな碑が残されていた。

『日本写真の開祖 写真師・下岡蓮杖顕彰碑』とある。ぐぐってみたら、下田の出身の人で、ペリー艦隊来航時に写真術を学んだ人らしい。そして、横浜で写真館を開業したようだ。この碑が建てられた場所、弁天町に、写真館があったのだろうかな。
ところでこの人の「元祖」にはいろいろ疑義があるらしい。
http://www.kaikou.city.yokohama.jp/journal/085/085_02.htm
なんつーか、よく2chで嫌横浜厨の人が「横浜における元祖の詐称」みたいなことを煽ってますが、あんまり非難できないっすね。

BankART1929『建築/風景の生成』山本理顕×張永和

歩いてBankART1929に出て、『建築/風景の生成』展を。北京でやった展覧会の再構成。山本理顕は横浜の人。張永和は中国の人で、素敵サイトの「非常建築」の関係の人なのだな。このサイトは前から知ってたよ。
http://www.fcjz.com/
山本理顕は、横須賀美術館福生市庁舎の模型と図面、それから本人による設計プロセスの解説映像。透明感の強い、しかし外側の壁と内側の壁の二重構造で、かなりアヴァンギャルドな内壁を持つ横須賀美術館と、有機的な曲線を持つ低層部の「大屋根」が、高層建築と一体感を持っていて、しかも大屋根の上が一種の広場のようになっている福生市庁舎。でも、どっちも内部構造はわりとオーソドックス。
張永和の作品は、箱の集まりからできているような、角ばった構造がフラクタル構造を描いているような一種無政府的、果てしなく増築が繰り返された九龍城を彷彿とさせるような不思議な建築物。主張が強いんだけどモニュメンタルじゃなくて、強烈な違和感を発している。二人の建築物は、かなり対照的で面白かった。
ここの建物、以前は1階に小さなブックショップがあっただけなんだけど、2階もショップになっていた。いろいろと品揃えが増えていいですね。いろいろと眺めて出る。
ところで、このBankART1929の目の前には、東横インがあるですよ。営業中だったけど。

横浜美術館『長谷川潔展』

みなとみらい線に一駅だけ乗って、こんどは横浜美術館へ。長谷川潔の展覧会へ行く。20年かけて集めたものに加え、遺族から寄贈を受けたりして、横浜美術館のコレクションは相当なものになっているという。

初期の作品から晩年まで、作品のモデルとなった小物や、実際の銅版も飾られていたりして、非常に充実した展覧会になっている。やっぱり、晩年のメゾチントの深くて温かみのある黒が素晴らしいですなあ。
常設展のほうでも、長谷川潔と関係のある駒井哲郎とかの版画作品がたくさんあった。あと、マックス・エルンストの絵が相変わらずいいです。
グッズもいろいろ売っていたけど、厚紙のしおりが一枚100円ってのはちょっと高いと思った。美術館を出て、電車乗り継いで帰宅。