日毎に敵と懶惰に戦う

はてなダイアリーから引っ越しました。酒と食い物と美術と旅と横浜と建築と演芸と…

風情のある旅館

佐渡汽船の両津港から歩いてすぐ…というには若干遠い距離を、霧雨の中、50過ぎの営業のおじさんと仲良く相合傘で歩けば、本日のお宿、金沢屋旅館である。楽天トラベルで予約、朝食付き5000円。
古い、いかにも風情のある門構えだが、格式があるというのでもなく、時代がついた駅前旅館の豪華版といったところか。しかし、扉くぐって声を掛けても誰も出てこない。10時の船で着くとは言っておいたのだが…。5分近く待って、ぬぼ、っと暗闇から宿のご主人が登場。いかにも新潟、な朴訥とした感じの人であった。
入り口脇のショーケースにこんなものが飾られているので、なるほど、歴史はある旅館のようだ。

客室は2階、なぜか次の間付き。

床の敷かれた次の間には、何故か立派な鶴の絵が。

この後、風呂に入ったのだが、妙に浴槽が浅かったりお湯が熱かったり、その他いろいろと、宿全体としていまいち間尺の狂う、というかやや関節を外されるような感覚があるものの、総じて居心地は悪く無し。これで5000円は立派だ。FOMAは通じないけど。宿の責任ではないし。
今、さっき買った真野鶴の大吟醸を飲みながらこれを書いている。辛口でこくがあって実に旨い酒だなあ、と。

佐渡へ佐渡へと草木もなびく日記

6時起床、8時過ぎに出社し、仕事。昼前には出かけようと思っていたのだが、なかなかそうもいかず、船を一本遅らせることにして昼飯にスパゲティ、午後も仕事。
4時前に出かけて、新川崎16時1分の千葉行きに滑り込み、東京駅発16時32分のとき号の人となる。18時35分、ほぼ一年半ぶりの新潟駅着。新潟駅というのは割合、散漫な印象の駅で、どうも距離感というか方向感覚がつかみにくい。ある意味、それが大都市の駅ならではなのかもいれない。建て増しを繰り返して、根本的な改築をやってない証拠でもあるわけだが。駅なんてそのほうがいいですよね。
佐渡汽船のターミナル行きのバスに乗り、7時過ぎに着。19時30分発のフェリーの、一等椅子席の切符を購入した。なに、二等でもいいのだが、折角お金が出るので、と思って。
売店で、なぜか350mlで150円になっていたエビスと、「真野鶴」の大吟醸を購入し、乗船。一等椅子席は、椅子というかなんと言うか中途半端なリクライニングチェアみたいな代物で、あんまり居心地がいいとも言えず。
ややあって船は出る。

食堂でカレーライス540円也を食い、ビールを飲めば、これといってすることもなし。ゲームコーナーで骨董品を見つけるが

ま、わざわざ遊ぶ気にもならず、2時間半の航海は読書と睡眠のうちにつつがなく終了した。佐渡である。