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日毎に敵と懶惰に戦う

はてなダイアリーから引っ越しました。酒と食い物と美術と旅と横浜と建築と演芸と…

バックハーのサンデーマーケットへ

ゆれる列車の中で起きる。ほぼ定刻での到着、驚くべきことかな!てっきり壮絶に遅れるものだとばかり思っていたが…。着いたところはラオカイの街。中国との国境の街だ。

駅前の薄暗い食堂で不思議な麺類…正体が良くわからない…を食べ、コーヒーを飲んで出発。とても景色の良い峠道を抜けて、バックハーの街へ着く。

ベトナムの山岳地帯にはたくさんの少数民族がいて、このバックハーの街では日曜日ごとに近隣から人が集まって市が立つ。観光客向けのお土産屋も確かに多いのだが、多くは地元の人たちの生活の為の市になっている。


んで、うろうろ見ながらお土産を買ったり。買い物は向こうも英語はわからんので、大概が指で交渉となる。綺麗ながらも市場で売られていて、別におみやげ向けということでもなく、実際に現地の人が買い物をしているようである。んで、スカートを買おうと思ったのだが、少数民族(花モン族)のお婆さんとガイドさんのベトナム人が話をしようとしても、ベトナムの言葉も通じないのであった。

あちこちのお店で一式揃えて、着ていると地元の人は面白そうに見て、記念撮影大会になっていた。市場では着る物、食べ物、日用品、それから馬なども売られていていた

街の中にある食堂で昼飯をすませ、しばらく休んでから車で、地元の人の家を見学させて貰いに行く。

周辺に広がる農村風景は、まるで日本の農村と変わらないような風景。ベトナムの田舎に行くと、山岳部、平野部を含めて、穀倉地帯は非常に日本に近い。

再び、車でラオカイの街へ戻り、中国との国境を眺める。川の向こうは中国、河口。大きな車を曳いて国境を行く人。

食堂の中国人

ラオカイの街でしばらくウロウロ。国境の街だが、さびしい街。少し裏道に入ると、日本の田舎にいるのではないか、と錯覚してくるような街だった。

夕飯は、朝と同じ食堂で食べる。昼間の薄暗さが嘘のようなにぎやかな店内で、地元の人も観光客も大勢いる。店の奥にはTCLの50インチのリアプロテレビがあり、きっと儲かっている店なのだろう。
ここで、豚バラ肉をザーサイと煮込んだ料理など、中華料理の影響の強いベトナム料理をたらふく食べる。大変においしい。じゃがいもの入ったスープ、エビチリのようなもの、牛肉の入った野菜炒め。

あまり清潔でないように見える店だが、店の奥の厨房が広くて立派で、ある意味、表面だけ取り繕っている日本のチェーン店などよりはよほど真摯で清潔かもしれない。とは言いつつ、ここで食べたのが原因でちょっと腹を下したような気がするのだが…
ビールはラオカイビール。ベトナムには米から作った醸造酒もあるようだが、多くの人はビールばかり飲んでいる。で、全国的に有名な「333」などのビールや、ライセンス生産されているハイネケンなどもあるのだが、各地方にも地ビールがある。このビールもその一つの「ラオカイビール」

ベトナム、というか東南アジアのビールは大概薄いが、これは特に薄く、さらにアルコール度数も3.5%。技術が無くてここまでしか作れませんでした、という風情のお酒であるが。瓶1本640ml入り。あんまり美味くない。
しばらくすると隣に中国人?らしき人の団体さんが座って、なべを食べだした。多分中国人だと思うのだが、話している言葉が中国語なのか韓国語なのか判別できない。ガイドさんに聞いてきると、それは実は、ベトナムからフランスに逃げ出した中国人で、話しているのはベトナム語だと言う。北ベトナムが統一後に行った経済政策のせいで、南部の中国人は相当数が国外に脱出したが、この人たちもそうなのだという。観光旅行に来ているのだろう。
再び夜行列車に乗って、9:00出発、直ぐに眠る。