日毎に敵と懶惰に戦う

はてなダイアリーから引っ越しました。酒と食い物と美術と旅と横浜と建築と演芸と…

酒蔵を巡って

6時半起床。夕べの酒が若干残っているかしらん。シャワーを浴びて8時ごろに出る。
徒歩で、中ノ島を経由して大阪駅へ。途中、大阪駅近くのビルの地下…日曜日の朝早くなので、通路両側の店舗のシャッターが閉められ、人もおらず、なんか怖いです…にて、一軒だけ開いている喫茶店でコーヒーとホットケーキ。
私以外に誰も客がおらず、白い店内は森閑としていた。

阪神電車の改札前で烏鹿さんと待ち合わせて、電車に乗るが、待ち合わせにはちと早い。一駅手前の御影で降りて、高架下の商店街を抜けて石屋川駅まで歩くけれど、ははは、500mしかないのですぐに着いてしまった。何も無い駅前で待つこと暫し。早朝の便でやってきたGoknaさん、ほいから、bluesy-kさんとnitinoさんと合流して、酒蔵めぐりへレッツゴー。
他の方が詳述していたりするので詳細割愛しまして、駆け足で。特にnitinoさんの解説が大変詳しいのでございます。
http://liquor.g.hatena.ne.jp/nitino/20070501/p1
まずはこうべ甲南武庫の郷で甲南漬を試食。つぎに、神戸酒心館で試飲。立ち飲みスペースがあり、酒もつまみも大層美味そうだけれど、ここで腰を据えては後が続きませぬと見てみぬフリ。ついでに全国美味そうなつまみの販売もしていたけれど、長旅を考えると買えませぬうぐぐ、とアイスだけ買って出る。この酒かすアイス、非常に濃厚だけれどもさっぱりしていて、大変にうまい。
さて次は、海岸沿いに出て、遠くに見ゆる阪神特殊製鋼、じゃなかった、神戸製鋼所の高炉に萌えたりしながらてくてく歩くと、瀧鯉蔵元倶楽部酒匠館


雰囲気の良い蔵でいただいたお酒、原酒は大変に美味しく、nitinoさんが一瓶買っており、その味の良さに私も…と思ったけれど、これからの長旅を思うと…。こういうときに『宿に帰ってから明けよう』くらいのつもりで4合瓶1本買えないようではまだまだだなあ、と反省しきり。
さらに歩く。白鶴とか菊正宗の工場が見えてきて、いずれも大変に規模が大きい。


酒蔵っつうか、工場ですね。そして白鶴酒造資料館。受付で守衛さんに記帳させられた。工場と同じ敷地にあるからですね。ここの資料館は大変に充実していて、酒造りの様子を実際の道具と映像を見ながら学ぶことが出来る。終始一貫『昔はこんなに大変でしたが、今は機械化によってほらこんなに』という映像であった。

堪能して、試飲は…まあ出来ることは出来まして、ほいでもっておみやげに手ぬぐいを購入。300円とお安い。
そろそろ腹が減ったなあ、と思いつつ、道すがらに店があったら入りましょうかそうしましょうと言い合っていたのだが、一軒だけ見かけた店は、むむむ、これは、『こういうやる気のなさそうな店が実は美味いんだよ』とかいいながら入ってみたら本当にやる気が無くて酷い目にあった、という種類の店っぽかったので無言で顔見合わせ断念して、菊正宗酒造記念館へ。

白鶴と同じような資料館は割愛し、試飲。梅酒が美味しい。そのほか、いろいろ言えば試飲させて貰えるっぽかったけれど、ちと疲れてぼんやり。
住吉川の中洲でバーベキューに興じる人たちを見つつ、玄倉川の件を思い出したのだが不謹慎なので口には出さず、ややあって櫻正宗記念館『櫻宴』へ。

櫻正宗は、最初に酒に『正宗』という名前を冠した蔵元であるとのこと。その質の良さから他の蔵元も『正宗』とつけるようになったため、『正宗』は一般名詞であるから登録商標として認められない、ということになり、以後『櫻正宗』を名乗ったそうである。韓国におけるガンダムのような話ですね。それはともかく、ここには食堂があるので飯です昼飯。酒のつまみのような昼飯、ちと値が張ったが美味かった。そしてもちろんお酒も。詳しくはよっぱ研で!
気持ちよく長居して、気がつけば3時。次に行きましょう。次は浜福鶴吟醸工房。

ここではお酒を実際に仕込んでいる設備を見ることが出来ます。

で、試飲。ここの試飲が、実に良い。杜氏さん?とおぼしきおじさんが、次から次へと気前良くぽんぽん瓶を開けて、色々と飲ませてくれるのだ。私たちは親鳥から餌をついばむ雛鳥よろしく、おじさんにカップを持った手をにゅっと差し出し続けるのだった。美味い。みな美味いけれど、アルコールの入っていない甘酒が、麹が強烈で大変に美味い。これも買って帰りたかったけれど、長旅を思うと…。
ここで蔵元めぐりはおしまい。想像以上に充実していた。素晴らしい。これは観光になるなあ。ほいで、夜の飲みまでしばらく時間があったのでなぜかお絵描きタイムになり、うらなりなはてなちゃんとかダウナーなスネ夫など、恥ずかしい絵を数点ものした。オバQだけは上手に描けた。烏鹿さんのはてなちゃんがひどいことになっていた。
夜は御影に移動し、『なだ番』という店で饗宴。

nitinoさんが暴走してたことになっているのだが、多分、普段からああいう感じの人なのだろうなあ、だから暴走と呼んだら失礼なのだろうなあ、と思った。いやあ、楽しかった。幹事さんに感謝。なお、この日記はよっぱらい研究所とハイブリッド構成になっていますので、合わせて読んでいただけると幸いです。(純粋に読みにくいだけ、とも言う)
http://liquor.g.hatena.ne.jp/zaikabou/20070429
阪神電車で三宮に出て、神戸クアハウスに宿泊。温泉とカプセルホテルの組み合わせ。個室カプセルという不思議な形態で、一応個室様にはなっており、机などもあるのだが、完全には密閉されていない(完全に密閉されていたら窒息してしまうではないか、という諸兄の指摘は当然であるので、つまり私の言いたいことはその、えーと)。そして寝るのは普通のカプセル。なんだろうか、法律上の問題でこういうことになっているのだろうか。
いくつもの湯船がある温泉で旅の疲れ飲み疲れを癒すこと暫し。風呂に入るだけの余裕があったので、あまり酔っていなかったのだろう。