日毎に敵と懶惰に戦う

はてなダイアリーから引っ越しました。酒と食い物と美術と旅と横浜と建築と演芸と…

道後温泉へ

6時半起床…というか目は醒めたが、ううう、頭が痛い…完全に二日酔いだ。夕べは一人で暴走してしまった。一人で暴走。哀しい。
テレビを見つつ、水をがぶがぶ飲みつつぼーっと時間を過ごし、なんとかまともになるのを待って、ようやくだいぶん快復。
シャワーを浴びて、9時過ぎ知宿を出る。ちんちん電車で道後温泉へ。

ううう、頭がまだ痛い…。コンビニで胃腸液を購入。商店街をぶらぶら歩けば、すぐに道後温泉の本館。

こりゃあ、立派なもんで。800円払い、2階大広間で休憩付、というのにする。お風呂に入るだけの400円から、個室休憩付の1500円まで、いろいろと階層があるようだ。2階に通されて、非常にシステムマティックな説明を受ける。いやさ、けっして冷たいとかぶっきらぼう、ではないのだけれど。あのお姉さん(おばちゃん)は、同じ説明を何千回としたのだろうなあ。

浴衣に着替えて、透明なお湯に浸かり、風呂から上がれば名物のお茶とお菓子。

よく風の通る大広間で、うちわ片手に湯上りの体をさませば極楽極楽。

のんびりしてから出て、伊予甘のジェラートなど食べながら、さて。松山名物と言えばタルトであるのだけれど、どこのタルトを買えば良いのだろうか。代表的なものと言えば、『一六タルト』『ハタダ栗タルト』『六時屋タルト』だろうか。愛媛県に入って以来、ロードサイドにも『一六タルト』の店があり、どのお土産屋を覗いても『一六タルト』を売っている。対して、『六時屋タルト』はごく一部の土産物屋や、あるいは道後温泉への通りにある本店と思しき店くらい。どちらかが美味しい、という話を聞いたような気がするのだが…
一六の小さいサイズが525円、六時屋の小さいサイズが630円。迷った末、両方を手に持ったところ、六時屋タルトのほうが明らかに重いので、これは中身がぎっちり詰まっていて美味しいに違いない、しかも宣伝文句に、一つずつ職人が巻いています、と書いてあるではないか、対する一六は大量生産に違いない…と、六時屋タルトにしてみた。後から考えれば、2年ほど前にもまったく同じことをしていたのだが…
http://d.hatena.ne.jp/zaikabou/20050723#1122126420
そしてその選択はどうやら正解だったらしい。後から聞いたところでは、一六のほうがポピュラーに売られているが、地元の人の評判では六時屋のほうが美味いということになっている、とのことだった。

坂の上の雲ミュージアム

はてさて、二日酔いでぐでぐでしていたおかげて、汽車の時間まであまり無い。どこに行こうか。4月28日にオープンしたばかりの、坂の上の雲ミュージアムに行ってみよう。松山は秋山兄弟と子規の出身地。坂の上の雲NHKのドラマにもなることだし。しかも建築家は安藤忠雄先生だそうではないか。安藤先生、仕事しすぎ。
というわけで、ふたたび電車に乗って『大街道』という停車場へ。よくよく見たら、ミュージアムは宿泊した全日空ホテルのすぐ目の前だった。

うーん、安藤忠雄だ。ほいでもって、展示物のほうは…。うーむ。日本の近代化の歩みを解説したいのか、秋山兄弟と子規の解説をしたいのか、なんだか焦点の定まらぬ展示で、ぼやけている。遺品なども複製品ばかり。これはなあ、面白くないです。坂の上の雲ワンテーマで資料館作ることに無理があったのかなあ。回廊の壁一面に貼られた、新聞連載時の坂の上の雲の切り抜きってのは壮観ではあったけれど、だから?だし。建築としても、この階段

はちょっと面白いけどねえ。んー。
それから、ちと通りをぶらぶらして、松山駅に出たのだった。

内子へ

松山駅でじゃこ天うどん。12時18分の特急に乗り、車内で、昨日のおみやの土鍋ごはん。美味。で、内子へ。内子は大洲藩に属する街として、和蝋燭で栄えた街。古い町並みが残っていることで人気がある。



なるほど立派な町並み。壁の細工なども見事なものだなあ。一軒だけ残っておる和蝋燭屋で

和蝋燭を買い、駅に戻る途中、内子座にも寄り

…なんちゅうか、このあたり、本当に臆面もなく観光旅行だなあ。いいのかこれ。まあいいか。

宇和島から宿毛、中村

13時42分の特急に乗り、宇和島宇和島と言えば大竹伸朗のアトリエがあること、それからじゃこ天で有名だが、大竹伸朗のアトリエに行くわけにも行かないので、バスを待つ間、商店街のぶらぶら。


広い広いアーケード、見るからに南国な大通り。んー、開放的。南だなあ。駅前のかまぼこ屋でじゃこ天を一つ買い、そのままかぶりつく。これも美味い。15時15分のバスに乗って、国道56号線を一路宿毛へ。

…なんだか、12チャンネルの旅番組みたいな雰囲気だね。本当にいいのかこれ。まあいいか。途中、書くほどのことも無い地元の人との温かい交流的なエピソードもありつつ、2時間ほど走ると、宿毛駅に到着。

土佐くろしお鉄道は、土砂災害だとか事故とかをちょくちょく起こしているので経営が苦しいようだが、大丈夫だろうか。駅はなんだか大変のどかな雰囲気で、魚介類が安く売っていた。

どの袋も200円ってのが凄いなあ。どうやって食ったらいいのか、よくわからないのもあったけれど。
17時47分の電車に乗って中村へ。すぐに宿、『福田屋』に行く。由緒正しく昔からの田舎の旅館という感じ。夕飯は『離れです』と言われたのでどんなところかしらんと思ったが、旅館で経営しているらしいレストラン、というか喫茶店のような、というか。そういうところへ通されたのだった。なるほど。食事は素朴な感じのおかずも多かったけれど、カツオを含め、名物を沢山あったし、量が多くて、大変に結構でした。

お酒はさすがに、生ビール1杯だけにしておきました…。風呂に入って、早めにぐっすり就寝。