日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

昭和記念公園で

7時起床。8時前には家を出て、サンドイッチと野菜ジュースで朝飯、南武線で立川へ。
今日は手塚貴晴のふじ幼稚園を見に行くのだが、行きがけの駄賃に昭和記念公園を見物していくことにした。行ったことないし。公園を突っ切ると向こう側だし。

北川フラムのファーレ立川を冷やかしてから、9時30分の開園を待って昭和記念公園へ。

ほおお、これは…


広い…


広すぎてよくわからん…

日本庭園があったり

汽車まで走っていたり。そろそろ時間なので、幼稚園に行きましょう。

ふじ幼稚園 オープンハウス

11時きっかり、幼稚園にたどり着く。この幼稚園は手塚貴晴・由比の設計による不思議な幼稚園でありまして、きょうはオープンハウスということで、見物に来たのでした。この幼稚園、園児の数が600人に迫ろうかという勢いだそうで、日本で3番目に園児の多い幼稚園だと言う。

楕円形で影の無い平屋の建物、屋根の上を走り回れるようになっている。

天井は低い。2.1m。なぜこんなに低いのか?

真ん中の庭から見通して、常に、屋根の下と上が見通せるようにするため。微妙に内側に向かって傾斜する屋根のために、つねに全体が可視になるようになっている。

建物に取り込まれた木



常に稼動する教室間の壁。理屈だけのものじゃなくて、実際、大きな行事などで、ちょくちょく取っ払うそうな

不思議な水場。ほぼ確実に詰まらないらしい

沢山の天窓。手書きのままで微妙に歪んだ楕円形の建物、ランダムに配された柱と電球と天窓、中心も端も無い建物。それは、当たり前のことを当たり前に教える、元々の幼稚園のコンセプトありきで、それを建築的に実現するためにこの幼稚園の建物を作ったのです、と、手塚さんが説明してくれた。
『子供って○○しちゃうよね』ということを否定せず、『かくあらねば』と型に嵌めることなく、自然な振る舞いの中で大切なことを学んでいけるように、その舞台装置として建築が機能すること。
ida-10さんのblogが、そこらへんをちゃんと書いてました
http://d.hatena.ne.jp/ida-10/20070512/p1

幼稚園のオープンハウスは、建築科の学生で溢れていたよ。


とにかくにも、ぐるぐると走り回れる屋根の上が、とてつもなく気持ち良さそうな幼稚園であったのでした。
あ、そうそう、この幼稚園のプロデュースが佐藤可士和なんだけど、こんなところまで佐藤可士和デザインが!

今日も徘徊して

幼稚園を出て、歩いて武蔵砂川へ。西武線に乗り、新宿まで。長崎やという店でちゃんぽん、美味いが味が濃い。金券ショップと電気屋を冷やかして、中央線で千駄ヶ谷へ。東京体育館のプールで2.3km。
プールから出て、とぼとぼと南下。ちょくちょく訪れる『新川屋商店』へ。日本酒の面白そうなところが色々置いてある店で、今日は白岳仙、純米吟醸備前雄町を購入。なんかしら面白いものがある店なので、ご近所に行った際は訪れるが吉。ワタリウム美術館からすぐです。

エスコルテ青山でお茶飲みつつネット少々、紀伊国屋で買い物少々、スパイラルで焼き物と食器を冷やかす。青山大学の脇を抜けて、代官山まで徒歩。ヒルサイドギャラリーで建築関係の展覧会。イタリア人のコンセプト優先の潔さは毎回なんたることだろう。坂道を下り、ミズマによって、中目黒から帰宅した。今日は少なく見積もっても15kmは歩いたな…疲れた。