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日毎に敵と懶惰に戦う

はてなダイアリーから引っ越しました。酒と食い物と美術と旅と横浜と建築と演芸と…

京都へと

7時前に起床。前日の酒が若干残っているが、不快というのでもなく、なんだかぼんやりと幸せな気分。お天気はすっきりとはしないようだが…。宿の風呂場でシャワーだけ浴びて、今朝のスポーツ新聞を借りて読みふける。昨日は阪神は中日に負けたはずなのに、スポニチの一面は大本営発表のようで、どう見ても阪神が負けたようには思えない。さすが大阪。
さて本日はどうしよう、と話し合い、特に目的もなく、京都に行きましょうという話になる。今夜は祇園祭宵山だから、町々の山鉾でも眺めにいきましょうか、などと。
9時過ぎ、2日間お世話になった宿を出て、宗右衛門町から心斎橋筋無為に大騒ぎしながらぶらぶら。心斎橋駅前のドトールでコーヒー飲んで、御堂筋線淀屋橋に出て、10時30分の京阪特急、ダブルデッカーの2階に陣を布いて京都へと向かう。新潟の地震を知ったのは、京阪車内で、携帯でニュースを見たから、なのであり。ワンセグで、柏崎の原発から黒煙が上がっている映像を見ながら大騒ぎになる。私が慌てて『風下に逃げましょう!』と言って、これから一日、延々と弄られる羽目に。
四条にて列車を降り、まずは昼飯を食わないといけませんなあ、と祇園のほうへ。今回の旅、ひたすらひたすら、飲み食いのことしか考えていないような気がしているが…。これで良いのだろうか。良いのだろう。一軒アテがあるよ、ということで、四条通から花見小路に入り…角を曲がろうとしたところで、見習いの舞妓さん、すれ違ったお姉さんにぺっこりと挨拶しているのが微笑ましく…一力亭を左に見て暫く進むと右手にあるのが『橙』という割烹。まだ灯りが燈っておらず、暖簾も出ていなかったので、WINSの辺りまでノンビリと往復し、戻ってきた頃には準備万端整っていた。お邪魔します。

派手な看板を出しているわけでもなく、観光客がすっと入るのは躊躇しそうな店構えではあるけれど、一歩足を踏み入れると、カウンター8席くらいと小上がりの気取らないお店。カウンターに座って、昼のお任せ3000円をお願いする。ところで、和食なのにカウンターって名称はこれ如何に、と前々から思ってはいたのだが、これはカウンターと呼ぶしかないらしいね…(つけ台ってのは鮨屋で、鮨を置く、板前側の一段高くなったところを言うらしい)。
ここでイチイチ、何が出てきて何が美味かったと書くには止めておく事にしますけれども、何を食べても美味しく、特に松茸と鱧の土瓶蒸し、笹鰈、卵焼きなど誠に結構でありまして、ビールとお酒が進みまする。〆の松茸御飯にちりめん山椒、お漬物もまたなんとも…。ふふふふふ。大変幸せな気分で、お店を後にする。また来よう。

昼飯を済ませ、混雑する四条通を西へ。とても下らない理由で高島屋を冷やかしたり、若者の浴衣の着こなしの品評会に興じたり、お茶でもしようと新京極通りを北へ北へ進み、しかし新京極って若者向けの店が多いですなあ、ようやく見つけた喫茶店で豆かん
折角ですから山鉾でも眺めましょうと西へ西へ。烏丸通を跨いで、出店もたくさん出て混雑する路地に迷い込むころにポツリポツリと降り始め、山鉾を2つ3つと眺めるうちに

ざんざ振りの大雨に。こりゃかなわん、とビルの中に逃げ込み、古着市を見たり、ビルの上から函谷鉾を眺めたり。
ようやく小ぶりになった中、四条通を東に戻り、大丸や阪急百貨店をとても下らない理由で冷やかして、京阪の四条駅へ。コインロッカーの荷物を取り出して、タクシーで京都駅に向かう。
京都駅に着いてみれば、3連休の最終日、東京に戻る人たちで新幹線は軒並み満席。さてどうしましょうと思ううち、1人が『グリーン車で帰ろうよ』と潔い発言。さすが、ギャンブルに造詣の深い方は発想が違いますなあ。それでは、と奮発してグリーン車の指定券を買い、ビールに日本酒買い込んで、16時57分ののぞみで一路東へ。
車内ではさすがに疲れが出て、ビール1本と日本酒少々に留めて、ゆらりゆらりと帰宅したのでありました。ああ、疲れたけど面白かった。今度は上海に行きましょうそうしましょうなどと話して別れたのでした。