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日毎に敵と懶惰に戦う

はてなダイアリーから引っ越しました。酒と食い物と美術と旅と横浜と建築と演芸と…

光の館、続き

3時40分ごろに、起こしてもらいました。どうも、ありがとうございます…。
というのも、日の出の『Light program』は日の出の随分前の時間から、3時42分からはじまるので。
最初は真っ暗な空から、徐々に、明るくなる空と、再び刻々と変化する光を眺め、空を見上げる。




え?夜のよりも写真が少ない?だってなあ…あんまり気持ちいいので、途中で寝ちまったですよ…。
6時前に、はっと目を覚まして、周囲を散策したり。光の館の回廊から見える下界(下界…)の様子が、とても美しかった。

回廊や天井の、時間の経過と共に光が強くなっていき、移ろう影の様子も美しい


建物の外、内の写真を何枚か



またまた運ばれてくる朝ごはんを食べて

今度はおいしいお茶まで同泊の方からいただいてしまって、いろいろとありがとうございます。縁側に座って、お茶を飲んでいる静かな時間がとてもよい。9時前に係りの人が来て、一通り、建物のチェック。それでは、天井を閉めて

そろそろお暇しましょう。いやあ、素敵な宿泊であった。こんどは知り合いと大勢で、やって来たいものです。

大地の祭り−また、自転車に乗って

山を下りて(バス停まで、バイクに乗せて貰った)、バスに乗って十日町の駅まで。ほくほく線でまつだいに出て、農舞台へ。ここで自転車を貸していただける話になっていたので、受付の方にお話し、自転車を貸していただく。イレギュラーなサービスをしていただいて、本当にありがとうございます。2000円也のパスポートは別途購入、それでは、自転車で出発しましょう。
http://www.echigo-tsumari.jp/

自転車を使った妻有の山里めぐりは、去年、2日やったのだけれど
http://d.hatena.ne.jp/zaikabou/20060730/1154266034
http://d.hatena.ne.jp/zaikabou/20060826/1156647084
道路はどこに行っても綺麗に舗装されていて走りやすいのだけれど、なにしろ山里なのであって、平坦に走れる道がほとんど無い。がんばって坂道を登るか、どうしようもなくなって下りて押すか、あるいは下り坂をそれはそれは爽快に下るか、どれか、になるわけであり。今回も周遊プランは立てたのだけれど、ぼんやり曇り空からカンカン照りになったら、途中で挫折するかもしれず。ま、とりあえず出発しましょう。
まずは去年の初日と同じコースで、『最後の教室』に向かう。城山方面に登り、小屋丸を通り過ぎて…このあたりの山里風景はとても美しい…松之山へ。だんだん、お悲惨、じゃない、お日さんが元気に照ってくる。なかなか厳しい思いをしながら、橋詰あたりからの急坂をひいひい言いながら通り、東川の集落へ。前回、一番感銘を受けて、もう一度来たいと思っていたクリスチャン・ボルタンスキーの『最後の教室』廃校全体を使ったインスタレーション

一歩足を踏み入れると、目を慣らすまで一歩も動けないほど、暗い。その空間に、草の香り、明滅する明かり、扇風機の音と風

回転する大きな換気扇の向こうから見え隠れする明かりと、薄暗い電球が照らす廊下

白い布で覆われた静かな山に、雪のようにちらつく白い明かりが降り注ぐ

遺影のような黒い、黒い板が大量に壁に掛けられていて

棺おけのような透明の箱、その中の明かり、それを囲む白い布

心臓の鼓動と、強く明滅する明かりにも、心を奪われる。ああ、また来て良かった。ちなみに、ここのスポンサーは福武さんなのであります。

ここをあとにして、次に松之山温泉方面に向かう。藤倉の集落方面を通ったのだけれど、これは思った以上の山道で、なかなか、つらい。太陽が憎いほど

しかし、里山の風景はやはり美しい

県道80号線に出て、『夢の家』に向かう最後の上り坂、太陽はどんどん強くなり、強烈に照らされた地面のコントラストを見るうち、あ、こりゃあちょっともう、駄目です、という感じでわずかな日陰を見つけてへたりこんだりしつつ、ようやっと、『最後の教室』から1時間ちかくかかって『夢の家』にたどり着く

『夢の家』は、実は3年前に宿泊したのだった。

この不思議なスーツを着込んで

スーツの色と同じ、一色に染まった部屋で、棺おけのようなものに入って眠り、夢を見る。そんな不思議な作品

見た夢は、翌日、本に書き込むのだ

管理している方に話を聴いたけれど、やはり中越沖地震のせいで宿泊がどんどんキャンセルされてしまい、それでもここ数日は、オズマガジンで取り上げられたので、なんとか予約が入っているそうな。『芸術祭の期間以外は駄目ですねえ』なんて言っていた。そんなこと言わずにがんばってください。自転車で来たって言ったら、びっくりするというか、呆れられてはいなかったろうか。すぐ近所の、『不老不死の薬』『収穫の家』『米との対話』も鑑賞




山を下り、松之山温泉にある食堂で、あごだしのラーメンで昼飯を済ます。あんまり喉が渇いていたので、水をがぶがぶがぶがぶ飲んで、食堂のおばちゃん、心配していなかっただろうか。
温泉を出て、さて、まつだいに帰ろう。まつだいに向かう国道353号線はほとんど下りで、自転車を漕がずとも、楽に進むのだった。ああ、この爽快感!これがあるから自転車もやめられんなあ。まつだいの駅の少し手前で左に折れて、再び山道を登り始めて…ううう、暑い…。

いい加減、もう駄目です、というあたりで脇に入って、『繭の家』がある。いまは蚕を飼っていないけれど、かつては蚕で生計を立てていた集落、そこにある、かつての養蚕の記憶と、そしてこれからのお蚕のための。



蚕が桑の葉を食べる、雨音のような音を聴きながら、光る繭を眺めていた。
ここでもう一頑張り、坂道を登ると、『芝峠温泉』という温泉。このあたりで打ち止めにして、温泉に入ることにしましょう…。ここの温泉の売りは素晴らしい羨望の露天風呂で、いや、ほんとうに、素晴らしいのですよここの露天風呂は。さすがに風呂の中からは写真が撮れないけれど、ほぼ同じ羨望の場所から写真を一枚

ね、素晴らしいでしょう。こういう素敵な風呂に入って、余分に持ってきたシャツに着替えて(持ってきてよかった…)さっぱりして、帰りはひたすら、まつだいの駅までくだり。ああ、なんと爽快な…。

農舞台で自転車を返却、みかんぐみが講座のようなものをしていたけれど終了間近だったのでスルーして、絵葉書と、去年の大地の芸術祭の記録を購入。

大地の芸術祭―越後妻有アートトリエンナーレ2006

大地の芸術祭―越後妻有アートトリエンナーレ2006

17時15分のほくほく線で、越後湯沢へ。越後湯沢の駅前の『ゆた』という店、先日、鶴齢の蔵元に行った時に飲んだ店で晩飯を済ませる(もちろん、お酒は鶴齢を飲んだよ!)。祭りでにぎわい、花火の上がる越後湯沢の街をあとにして

新幹線で帰宅したのだった。疲れたけど、たのしかったー。