日毎に敵と懶惰に戦う

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葉山の秘湯、星山温泉へ自転車で

葉山に、怪しい秘湯があると言う。いろいろなネット上の情報を見たところ、野毛の自宅から自転車で行くのにちょうど良い場所のようだ。というわけで、行ってきた。
場所については、行き方を詳しく書いたブログが沢山あるので、適当にググっていただきたいのだけれど。この方のが一番わかりやすいかな
hotspring.st - 
EveryTrailにも今日のGPSログをupしたので、それも参考にしてください。ただし、場所だけ確かめてから行っても、『おいおい、本当にこっちで良いのかよ…』と躊躇すること請け合いなので、常にGPSで自分の位置を確認しながら進むように。縮尺のおおざっぱな地図では絶対に辿りつけません!案内看板も何も無いから
葉山の秘湯 星山温泉へ - biking trip | EveryTrail
とりあえず16号線を南下し、汐入の駅辺りで脇道に入る。池上十字路というところで

県道27号線に出て、葉山方面にまっすぐ。周囲はのどかな風景になってくる。葉山町に入り、湘南国際村への十字路があらわれて、ここも直進

水源地入口という場所から脇道に入り、左折(南下)すると、いよいよ田園風景というかなんというか、そういう様相を呈してくる。ここからの道順は詳しく説明しないけれど、とにかく、普通はそっちに行かないだろ…みたいな道を選んで進んでいくわけですよ…こんな五叉路を

右斜め前に入っていったり、道祖神を目印にこんな急坂を


下って行ったり、かなり不安になってくる。そして、川口浩探検隊の前に突如現れる民家

この民家の砂利道を登っていく。ここから先は地図に無い道。なんとか車でもいけないことはない…けれど

どこに向かっているのか…ここ数日、雨も降っていないのに、なんでこんなに湿気のある道なのか。そして砂利道をかなり進んだ先に、隊長!ありました!

え?ここなの?

ほんとに?

そして心の準備も出来ないままに、後ろから迫りくるスクーターの音が。この温泉の人だろうか。あたしゃ、『みんなぱらいそさいくだ!』みたいな人(どんな人だ)が現れたらどうしようかとビクビクしたが、普通のおじさんで、物腰も丁寧だ。お客さんこういうところ初めて?…じゃない、初めてですか、と聞くのでそうですと答えると、とりあえず見てください、それから入るかどうか決めていただければ、とのこと。
今日はまだ誰も来てません、というかそもそもあんまり人が来ないんですが…鉱泉をマキで沸かしているんですよ、と説明されたそのお風呂

ガタピシと引き戸を引いて中を覗けば

おお…脱衣所の先に、家庭用のステンレス浴槽が一つだけある風呂場。もちろん入りますと500円払えばあとはごゆっくり

左右の壁の絵がなんとも言えない味わいがある。


時計にはきちんとSEIKOの文字が…。脱衣所のこの朽ち果てたような扇風機はちゃんと動くのだろうか

服を脱いでさっそく入浴。お湯はかなり熱く、沸かしていない鉱泉でうめる。かなりぬるぬるしたお湯で、アルカリ性が強いのだろうか。入っている間もボンボン燃やしているらしく、順次うめないと熱くなってくる。浴槽などはきちんと清潔にされているので、お風呂自体は快適。まあ、脱衣場がどうかと聞かれれば、私の基準でいえば十分ですよ、というレベルで…。
しっかりあったまって出たんだけれど、この風呂小屋以外にもいろいろ建物がありましてね、こっちのほうがなんか怪しげな感じが…。ここは休憩所


一人しか入れない浴槽なので、混雑するとここで待つのだろう。混雑する時があるのかはわかりませんが。そしてもう一つの建物がいちばんよくわからない。


…廃屋?奥のほうで、クリスマスのイルミネーションみたいなものがチカチカしている。電気をどこで着けたらいいのかワカラナイ。とにかく、中へ

これは…

なんなんだろうか、ここも休憩所なのだろうか。壁には人生訓のような文字がズラズラと書かれている。さっき、お金を払った際に貰った『補助券』、10枚溜まると1回入浴できる券を見てみると、『稲龍神山スポーツランド』『所長』『創立者、哲理姓名鑑定士』などの文字が並んでいる。スポーツランドというのは、元々アスレチックがあったから…らしいのだけれど、哲理姓名鑑定士ってのはいったいなんなんでしょう。
…すみません、この不思議な“休憩所”については、これ以上の探検をしていないのでした…。ちょっと、これ以上、足を踏み入れる勇気が…。是非、あなたの目で確かめていただきたい。
去り際にあいさつしたら、相変わらず応対の丁寧な人で、この温泉の見た目とか『哲理姓名鑑定士』とは結びつかない感じがする。このおじさんは所長で、きっと創立者の人がラスボスなんだと思われます。定休日は水曜日、営業時間は午前9時から午後5時まで。皆さんも是非是非。
帰りは、別の道を通り、住宅地の中を抜けて葉山に出る。この道のほうが通りやすいけれど、住宅街の中で目立ったランドマークが無く、温泉近くに車で通れない個所があるので、まあ、あまりオススメはしないルートです。御用邸の前にある『一色』という蕎麦屋で昼飯、しかし、この店は大失敗だった。いや、不味いとかそういうことではない。昼酒をするのに素晴らしい蕎麦やだったんですよ…。日本酒の酒類が豊富で、つまみも旨そうなのがそろっている。同じ大きなテーブルに座った別の2組は、楽しそうに昼酒をしている…。自転車で来た身、飲むわけにはいきません、これは拷問ですよ…。
日本酒を頼むと蕎麦味噌がついてくるらしい日本酒を頼んだ人がそば味噌を美味しそうに食べているうぐぐ。それと、2組とも、にしんの山椒漬けを頼んでいる。とりあえず蕎麦の前にこのにしんの山椒漬けだけ食べてみたが、あなた、これがめちゃくちゃ美味い。ほどよい脂のにしんに上品な味付けがされていて、適度な歯ごたえもたまらない。ああ!日本酒!…。お茶で我慢。こんどは酒飲みにくるんだ…。せいろも、辛目のそばつゆ共々、大変結構でした。皇室御用の蕎麦屋らしく、全体的に品のある良い店でした。次来るときは!
それから、ちょっと海岸へ

一色公園というところから、葉山の御用邸の海岸に出られる。海岸にも近づけないのかと思っていたら、そうではないのですね。のどかな海岸なのだけれど

唐突にポリスボックス

綺麗に芝生が植わった丘があるので

御用邸の中から、海を見るために出てきたりするのでしょうね


芝生の上があんまり気持ち良いので、ごろんと寝ころんでいたら、1時間ほど昼寝してしまった。実に気持ち良かった…。さて、そろそろ帰ろう


海岸沿いを鎌倉へ。鎌倉はまだ初詣客で混雑していて、八幡宮もこんな感じ、石段を登るための行列ができていた

だので、お参りはせずに、いつも通り、鎌倉街道をまっすぐに帰宅したのでありました



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