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日毎に敵と懶惰に戦う

はてなダイアリーから引っ越しました。酒と食い物と美術と旅と横浜と建築と演芸と…

八丈島でさらにのんびり過ごす

起きて7時前、この旅にしてはずいぶんと早起きだけれども、朝飯が7時なのですね。晩飯のような無法な量ではなかったけれども、なかなかたっぷりで美味しい。どうせ今日も時間はあるし、チェックアウト時間ギリギリにのんびり出ましょうか、という話をしておったところに『何時くらいにご出発ですか』と言うので『はあ、10時前に…』と答えたが返事が無い(笑)
別のお客さんが『9時前に』と言うと『9時前ですね!』とさわやかなお答え。別のお客さんが『9時半に』と言えば『はい』とそっけないお答え。これはどうやら、私たちの回答はお気に召さなかったようだ!と、『9時半くらいに』と言ったら『9時過ぎですね』と勝手に早くなっていたのは御愛嬌と言うかなんというか。いや、まあ、いつものとおり、適当な与太話として読んでおいてください。
宿を出て、さて。昨日は風光明媚に興味無しと言ったけれど、こうも時間があると、行くところも無い。昨夜、八丈島の牛乳をスーパーで購入して美味かったので、これは牧場に行けば美味しい牛乳が飲めるに違いないと。八丈富士の中腹にある牧場まで、車を走らせる。10時前にたどり着いた牧場からの眺めは、なかなか見事なものでございました。車を降りると、展望台まで両側に牧場を見ながらの下り坂

眼下に平野部を一望

風が強すぎるのか、風力発電の機械がメタメタに壊れていましたが…

もちろん、牛もおるでよ

気持ち良さそうですね。ほいでもって、レストハウスに行って牛乳は…と思ったら、なんとあなた、昨夜飲んだパックの牛乳が自販機で売られていたのでした…。最近は衛生面でいろいろ難しいのかな。あと、そこに置いてあったノートに、同行者が『八丈島は韓国の領土』ってハングルで書いてましたけど、そういう悪戯はやめてください!(笑)
山の中腹を廻る道路をぐるりと一周(これまた、無駄によい道路なんだ…)して山を降り、ラジオで聞くのはもちろん毒蝮三太夫。相変わらず仕切る気のまったくない素晴らしさ。こんどは島の北半分を反時計回りに一周。こちらは集落もなく、あまり面白くは無く…。島の西側に廻りこんでいくと、八丈小島が大きく見えてくる。そしてややあって、こんなものが

近年作られた、妙にのっぺりした宇喜多秀家の像

それにしてもこれはどこを向いているのか、やはり岡山か?と思って確認してみたら、そんなことも無い。もっと南で、鹿児島も通り過ぎて、琉球のほうを向いている。なぜ琉球を向いているのか、意味がわからない。どういうことなんでしょう、向きは何にも考慮に入れずに作ったのか。

見ゆるは八丈小島ばかり…

街に戻り、中心部にある、なんでもかんでも習合した節操のない神社にお参りしてから(大抵の場合、神社と言うのは節操の無いものだ)

昼飯は寿司屋へ


有名らしい『あそこ寿司』という店で、島の魚だけを使ったお寿司、美味しゅうございました。さて、今日もすでにやることが何にもない。また温泉に行きましょうか、と南下。ラジオではもちろん小沢昭一。怪しい中国人の真似が冴えわたる。相変わらずだなあ。この日は中之郷という集落にある『やすらぎの湯』というひなびたお風呂へ。昨日ほどは塩分の濃くないお風呂に、それこそのんびり、だらだら、ゆっくり、浸かったのでありました。素晴らしい。ゆるゆるゆる。海の向こうに見ゆる青ヶ島
来た道を戻り、いい加減八丈島の道もだいぶん頭に入ってまいりました。まずは酒屋に行き、昨日とは違う青ヶ島の焼酎、青酎を購入。八丈ストアというスーパーマーケットへ。お持ち帰りの醤油漬けの島ずしを買い、つまみもいろいろ仕入れて、本日のお宿は八丈ビューホテル。ロビーからは少し遠い部屋だったけれど、とても広くて部屋からの眺めも大層素敵だ

それにしても、青ヶ島が良く見えること!レンタカー屋さんの言葉はなんだったのか、それとも、たまたまよっぽど、よく見える日だったのか。やがて夕暮れ

温泉では無いけれどゆったりしたお風呂に浸かって、晩御飯です

おお、これは談林調。談林調とは何か。面倒なので説明しません…自分たちでもよくわからない…
談林なる一夜 - 日毎に敵と懶惰に戦う
それにしても刺身などは大変に美味いし、かぼちゃを使った蒸しものなども良く、そしてなんといっても、島の名物という麦粥が素晴らしく美味い!大いに満足して、まだこれからじゅうぶんに飲めるぞ、という余裕を持って部屋に。売店で買ったくさやと、青酎で飲み会がはじまります。とびうおのくさやは最初は美味いのだけれど、あとから口の中に鶏小屋のような香りが広がり、コケコケ大騒ぎしながら焼酎で流し込む。青ムロのくさやは味に深みがあって、もっと美味いかなあ。そして焼酎だ。

左は、昨日開封したもの。芋をあまり感じさせないトロッとした旨みがあって、ああこりゃ美味い、と大いに喜んだ。真ん中。これがあなた、芋の香りを先に感じるんだけれど、口に含むと一気に麦を焦がした味が拡がる。その複雑なハーモニー!びっくりするぐらい美味い。さらに右のもの。これは、ふんわりした黒麹の味わいが前面に出ている。三者三様で、みな驚くほど美味かった。青酎は素晴らしい。なんだかんだと、3人でずいぶんと飲んで、夜は更けるのだった…