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日毎に敵と懶惰に戦う

はてなダイアリーから引っ越しました。酒と食い物と美術と旅と横浜と建築と演芸と…

出張のついでに旅に出る

長岡に出張のついでに旅に出るというのにさっぱり旅支度をしておらず、それで昨日は長野に日帰り出張しており、しかも昨日の出張は、その、いろいろありましてな。帰宅してからしばらくぐったりして、もそもそと仕度して寝て…ああ、起きたらずいぶんと良い時間だ。急いで家を出て、新橋のコインロッカーに荷物を押し込み、出社、案の定いろいろありまして、まあしかし、気分を切り替えて出掛けましょー!
新橋で荷物を取り出し、東京駅で平田牧場の肩ロース弁当を680円なりで購入、12時過ぎの新潟行きのMaxときの中で食べてみれば、御値段のわりに美味しいよこれ!打ち合わせがまだあるのに、気分は旅の空…。新幹線は高崎を通過して越後湯沢、そして長岡。駅が暗い、節電のためか。そうか、新潟県東北電力だもんな…。その荷物は?と聞かれてえっへっへ、などと応えて、客先で要件を済ませ、さっと現調も済んだら、長岡駅で解散、お!16時11分発の新潟行普通列車がすぐに出ますね。そうだ長岡から新潟はSuicaが使えるんだなあ、ピッとタッチは1秒、普通列車に乗り込めば、もう仕事のことは忘れて1日までは楽しい旅の気分。新幹線だと半端だった旅気分も、普通列車に乗るとだんだん盛り上がってきます。越後平野の風景と乗り降りする高校生を眺めつつ、新潟駅が近づくと北越紀州製紙の工場の煙突が、すごい勢いで白煙を噴き出していて、ああ、ちゃんと工場が稼働しているぞ、紙を作っているぞ、と、なんだかあたりまえのことが感慨深く感じる。
新潟駅下車。柳都にいがた。いまだに意味がよくわかりませんが…。そうだ4月29日で運転再開する東北新幹線、5月1日は新青森から東京まで新幹線でビュっと帰ることにしていたので、というか2日に急遽仕事が入ってしまい帰ることになったので、切符を買うことにしましょう。はやぶさ乗っちゃおうかなー、もう空席無いかなー、と思いつつ自動券売機で新青森19時台発の電車を検索すると…あら?無い?もう満席なのかな、満席だと出てこなかったっけ?もう少し時間を早めて…16時台から、あ、あるじゃないですか空席がはやぶさ506号!………はやぶさ506号、って、何…?しかも、16時17分発で、東京まで4時間7分もかかっているのだが…。
やっと気がついた。そうだ、復旧したばかりの新幹線、完全に特別ダイヤで動いていて、徐行するから時間もかかるんだね。せっかくのはやぶさだけれど、16時台では弘前の滞在時間が短くなってしまう。全力で運転出来る時にまた乗ろうね、と、18時28分の最終はやてを選ぶ。これも本来の最終よりも1時間ほど繰り上げて、東京まで4時間40分の長い旅。同じ料金で長い時間乗れるとは、ありがたいことです。

とりあえず荷物をなんとかしなければ。宿の位置からして市役所で下りれば良いのだろうか。仕事の荷物と旅の荷物、それからお土産、かかえて駅前ターミナルからバスに乗り、市役所前で下車、本日のお宿は新潟の繁華街、古町の通りの白山神社側のはじっこ(後から聞くところによれば、こっちが“カミ”であり、反対側が“シモ”であるらしい。民俗学でありがちなカタカナ表記にしてみました。“ハレ”“ケ”みたいな)にある『旅館にしやま』
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街中にあるなかなかのお宿で飯も出してくれるようだけれども今回はご飯無しで5000円、おお、風呂もトイレもあるぞこの部屋!なんかとても綺麗

自分は、一人旅の場合。ビジネスホテルはとにかく泊まりたくない、あれはつまらない。所謂駅前旅館、商人宿の類が良い。駅前にある、風格があるか、あるいは少し傾き加減のボロ宿で、しかし最低限の掃除は行き届いており。畳の上に布団をしいて…いや、自分で敷くので良いのだ、部屋には風呂もトイレもいらない。大きくなくて良いから浴槽にきちんと浸かれる共同の風呂があればよい。部屋もせまくて良いのだ。14インチぐらいのブラウン管のテレビがあってね…。そして、ちょっと土地のものがさりげなく混じった、気の利いた朝食を出してくれて。溌剌と言うんじゃないが真心はある宿の人と、土地のことやなにやら、ヨシナシゴトを少しだけ話せるような、そんな宿が良い…。なんか、車寅次郎が、結婚相手に多くは望まないと言いながらいろいろ注文五月蠅く一人語りするシーンを思い出したぞ…。ともかく、傾向としてはそんなお宿が良いのです。
そのような宿を探すのは案外難しい。ネットで評判が溢れるような宿では無い。本当なら、宿の意味合いから言っても、夕方、街に到着してから宿の看板を頼りに飛び込みで泊まるのが、そうです本当なのです。だけれども飛び込みはあまり歓迎されないし、リスクも大きい。結局どうなるか、と言うと、楽天トラベルやじゃらんに間違って登録してしまったような、“そういう”宿を、嗅ぎ分けて探すしかないのですね。場合によっては、楽天トラベルやじゃらんで見つけた後で、直接電話して予約することもある。今回も、新潟と秋田のお宿は楽天トラベルで普通に予約しました。
今日の宿はこの条件からするとちょっとちゃんとし過ぎている宿で、部屋に冷蔵庫と洗面台まであったりするが、冷蔵庫の中のビールが賞味期限ぎりぎりだったりするところに好感。仕事の電話を何本か済ませて近所のクロネコヤマトで邪魔な荷物を発送し、ぶらぶらと古町を歩きだす。
新潟もご多分にもれず、旧の繁華街よりも駅前が次第に栄えているだろう、古町は寂しさも感じる。しかし特に“カミ”のあたりにはシャッター街に若者が意欲的な店をはじめていたりして、わりと面白い。だんだん“シモ”に向かうほど立派になるアーケードを、しかし節電気味の街を進み、予約していただいているこの店へ

吟

食べログ

ややあって待ち合わせの方も登場、あとはもう、ビールにはじまり、そうです、新潟だから日本酒ですよ

これは村祐の純米大吟醸、ああ、美味い…。この刺身も美味かったし、全体的に食べ物は美味かったし、お酒もみな美味い…。いろいろと飲みかつ食べ、あとで貰った濁り酒の燗酒、これは新潟の酒では無いのだけれど、これまた美味くてなあ。なんだかんだと3時間くらい、最後は蕎麦で〆て、これまた美味かった。2軒目行きましょうってんで行きつけのお店で、スワンレイクビール、ああ、明日は6時の鈍行に乗ろうとか思っていたけど、どうでもいいねこりゃ。とりあえず秋田に着ければいいんだから、昼頃のいなほでもいいんじゃないかな!ほい、続けて湘南のビールなど

あら美味しい!途中、ちょっと自分は寝落ちしていたらしい、すみません…。1時くらいに店を出て解散し、ほろ良い加減で気持ちよく古町の通りを歩き、おやすみなさい…あしたどうしよう…