日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

東京国立近代美術館『パウル・クレー おわらないアトリエ』

早くに目覚めて、大変寝起きが良く、御天気も良いので、朝から洗濯機を廻して干してからおでかけ。8時過ぎに会社に到着。今週は、毎日、横浜で東海道線に乗り換えて出勤してしまった。
賞与をいただいて、お昼は何時も通りに弁当、食事後、浜離宮庭園を散策。暑い。が、気持ち良い。定時過ぎにすぐにあがって、新橋から日本橋乗り換えで竹橋まで。本日から、金曜土曜の夜間開館が復活するこちら
http://klee.exhn.jp/
パウル・クレー、ホントに人気ありますよね、なんでこんなに、というほど。自分もご多分に漏れず、で、高校生のころから好きなんだけれど、何故かエッシャーと同じ箱に入れてあったのだよな。長谷川潔も同じ箱に入れてあって、みんな高校生のころから好きだったのです。今回の展覧会見て、その絵画技法の探求ぶりを体感して、なんだか腑に落ちるものがありました。前半のアトリエを模した構成、後半の技法ごとに絵を並べた構成、それぞれに興味深かった。で、まあ、改めて見てみて、何が良いかと問われると、他では見ないようなやさしい色合いが好きだなあ、と思うわけで。『花ひらいて』よりも『花ひらく木』のほうが好きなのです。
本日から復活した夜間開館なのに、とても賑わっていた。でもこれは、夜だからこの程度で収まっており、昼間に来るともっと混んでいるのでしょうね。
展覧会情報所蔵作品展「近代日本の美術」 +緊急企画「特集 東北を思う」
もちろん、常設展も。鏑木清方の『隅田川舟遊』がとても良かったなあ。戦争画は、藤田嗣治の最高傑作『サイパン島同胞臣節を全うす』が見れて良かった。靉光の『眼のある風景』、萬鐵五郎の『裸体美人』何度見てもいいですね。桂離宮の写真もいい。大岩オスカールのも好きだなあ。そして企画展示の『路上』も良く練られた構成。
パウル・クレー展は混んでいるのに、常設展は閑散。おかげでじっくり見られるのは大変に嬉しいのだけれど、なぜみな、こっちは来ないのか、と、大いに疑問だ。いつもそうだ。実に勿体ない。閉館時間ぎりぎりまでじっくり見て、東京駅から横須賀線で帰宅。大家さんに家賃を支払って、晩飯は肉を焼いて食べた。