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日毎に敵と懶惰に戦う

はてなダイアリーから引っ越しました。酒と食い物と美術と旅と横浜と建築と演芸と…

名古屋に向かう旅、そしてリニア・鉄道館

ちょいと日曜日の夜に用事が出来て、西にむかうことになった。最近はいつも新幹線ばかりなので、たまには鈍行の旅も良い。というわけで、久しぶりに普通列車を乗り継ぐことにしよう。5時過ぎに目覚めて横浜駅へ。5時46分発の静岡行き列車は373系、特急列車用の車両ですよ!前に静岡に行く時も乗ったね
あてどなく、静岡の旅 - 日毎に敵と懶惰に戦う
海側に座席を確保して、どっかり落ち着いてしばらく眠って…相模川の鉄橋を渡るときにサンライズとすれ違って興奮、そうこうするうちに、あっというまに小田原。根府川で若い衆が三人、連れ立って降りて行ったが、エヴァンゲリオンの担任の先生がセカンドインパクトの時にどこにいたか辿るツアーかなんかだろうか…(違いますね)。そして見える海

電車は熱海に。早いねー、ここまで1時間半か。こないだ自転車で来た時は暑くて大変だったね…
熱海へ自転車で。レトロな『福島屋旅館』に泊まる - 日毎に敵と懶惰に戦う
猛暑の中、熱海から横浜へ、自転車で - 日毎に敵と懶惰に戦う
熱海を出ると丹那トンネルをくぐり、三島、そして沼津。早いねー、こないだ自転車で…
箱根を越えて沼津まで - 日毎に敵と懶惰に戦う
沼津から修善寺、亀石峠を越えて熱海へ - 日毎に敵と懶惰に戦う
熱海から真鶴、そして横浜 - 日毎に敵と懶惰に戦う
片浜、原あたりから見える富士山は、角度の関係か、フォルムのエッジが効きすぎていて、中二病ぽい、というか、浮世絵ぽい、というか、そんな感じ。だんだん緩んで、これは富士か、蒲原か、そのへんかな

このへんの道は、車道を自転車で走る気にならんね…

静岡で浜松行きに乗り換える。JR東海としては競合するものもなにも無いので殿様商売の区間。ロングシートの3両編成に押し込められて、ま、座れたからいいけれども、ぼんやり過ごす車中。島田、金谷、菊川あたりの古い旅館とか、泊ってみたいね。残っているのかな。前に同じ電車で静岡に来た時、金谷で降りて石畳を歩いたことあるけれど、なかなか良い感じだった
資生堂アートハウスは車窓に視認出来て、しばらく行けばさて、電車は10時に到着して浜松。あまり乗り通すのもつまらないので、ここで途中下車することにする。いい加減電源のすぐ切れるiPhoneビックカメラで充電のためお預け。最近は携帯充電器からの充電も受け付けてくれない。もうすぐ2年なので、そろそろ4Sに替え時ですなあ。浜松のバスターミナルは大変立派、かつ考えられた作りで、初訪問時にもびっくりしたものですが
まずは浜松へ - 日毎に敵と懶惰に戦う
今回ははじめてここからバスに乗る。市役所のすぐ先にある美術館までは、100円、120円、130円と小刻みに料金が上がり、これは足腰のしっかりしたバス会社なのだろうなあ、などと遠鉄に感心しきりなのだった。運行システムとか、独自のフェリカとか、凄くしっかりしている。そしてたどり着いたのはお城あとにある浜松市美術館

開催中の展覧会は浜松出身の鈴木康広展で、この人は、ファスナーの船の人なんですね
http://www.city.hamamatsu.shizuoka.jp/artmuse/exhibition.htm
おっ、と思うような面白い発想にあふれていて面白いのだけれど…




なんと言ったらいいんだろ、わりとアイデアのところで放りっ放し、そのまんま過ぎる、力技、というかですね。あと一歩だったり、あるいは数歩だったり、本当に面白くなりそうなところの手前で、かなり残念な感じというか、で?みたいな感じのものが多いのです。これがたとえば佐藤雅彦なら、わっ、すごい、なっとく、面白かったあ、と完結できるものになっていると思うんだけれど、そうなっていない。
で、これは手抜きだとかなんだとかそういうことではなくて、目指す方向と言うのだろうか。新聞記事の切り抜きを見て、『共有したい』というようなことが書かれてあって。ある意味、中途半端というか、アイデアの段階でほいっと投げて、どうでしょう?という余地を残す、ということなんじゃないかな、と思った次第。
美術館を出て、またバスに乗って駅へ。さて昼飯はなににしよう。街中の有名なうなぎやをちょっと覗いてみたが、一軒は3000円くらいなのでちょっと今日はそんなに出す気分じゃないなあ、もう一軒行ってみたら60分待ち!そんなには待たない。じゃあ、もう一つの浜松名物、餃子でも食べようか…と探すが。チェーンのような期待値の低そうな居酒屋が片手間にやってる浜松餃子…これはパス。適当なラーメン屋(それなりに有名らしい)に入ったら、中華そばも餃子も、どうもこれは…というクオリティであり。浜松の人にとって、餃子は外で食べるものではないのかしら…
あまりテンションあがらずぶらっと歩いていたら、うなぎ屋が目に入り入店。こちら

天然うなぎ!と店先に大書してあり、うなぎの大きさによって4000円〜10000円程度、超特大のうなぎなら4人前くらいになり、好きなように料理してくれて、人数分のお膳が出てくるらしい。そうか、浜松の人にとって、うなぎはある程度の高級品であり、安価にほいほい食べるものではないのかも…。ちゃんとした浜名湖とかのうなぎだけがうなぎである。養殖のうなぎももちろんあって、お昼のサービスの櫃まぶし1360円を。お茶漬けにすると、大変美味しゅうございました。満足。
赤十字の職員がの献血勧誘が押し売りレベル、お前が協力しないと人が死ぬのだぞと言わんばかりの新浜松駅を通り過ぎ、浜松駅から普通列車豊橋へ。乗り換えて、小雨降る中を新快速で西へ。そうか、もうすぐ名古屋に着くんだな…。名古屋が、新幹線で行く以上にすごく近く感じてくる不思議。名古屋駅で乗り換えるのははじめてのあおなみ線

国鉄の貨物線を活用した路線なんだっけ?貨物ターミナル駅のある中島までは貨物線に沿っているけれど、さらにその先に行っても、中部鋼鈑に別れる支線の高架の残骸があったりして楽しい。リニア鉄道館に行くと思しき子供がはしゃいでいるのを微笑ましく見ていると、雨はだんだん本降りになってくる。車窓に見える伊勢湾岸道の橋をわっふるわっふる眺めていれば、終点金城ふ頭駅。コロコロをころがした、なんとなく親近感を感じる女性が沢山乗ってきて、これは即売会ですかね仮装ですかね!
さて、リニア・鉄道館であります

入場するとですね…まず導入部がめちゃんこかっちょいい


ふおー、と興奮しながらその先にすすめば…


あわわわ

きゃー、マルスたん!

新幹線の中も入り放題!





新幹線以外も


車両限界測定車!


はあはあ…2階に上がって見渡すと、さらに凄いことになっていた




うーん、とにかくですね、リニア・鉄道館は、とにかく車輌をかっこ良く見せることに重点が置かれていまして。それ以外の資料とかはわりと薄くてですね


て、なにしろJR東海なので、東海道線東海道新幹線以外には言及が無い。500系の展示も無い!JR東海だからね…。まあしかし、そういう短所を補って余りある、車両をかっちょよく見せる!どんどん見せる!ひたすら見せる!どーん!という感じなので、良いのかなあ、と思った次第です。お土産コーナーもなかなかいいんだけれど、やっぱり500系が疎外されていてテンションが下がるのだった…新幹線全員集合とか書かれたお菓子に、500系がいないよ!
そしてそして、このリニア・鉄道館で見逃せないのが周辺環境でありまして、製鉄所と伊勢湾岸道の橋脚と自動車貨物船が一望できるよう!はあはあ



2時間以上、たっぷりいたけれど、まだまだ時間が足りない感じでありました。リニア・鉄道館、いいよ!
というわけで、本来の用事に、あおなみ線から名古屋乗り換えで関西線四日市へ。用事を済ませてまた四日市に戻り、さてもう22時をとっくにまわっている。晩飯を食う宛てがあまりないので、風俗街の真ん中の餃子やでビールと餃子、そして吉野家で牛丼。本日の帰りは、所謂ツアーバスを利用したわけですが…
わりと後発系の会社。雨が降りしきる中、新幹線口の噴水前にずらり並んだ各社の受付。案内されるバスと主催旅行会社の間には微妙な関係性が伺えて、それにしてもこの異様な安さ、バス会社はいったいいくらで請け負ってるんだろうか。普通の貸切バスの隙間運用なんだろうなという車内設備、ぐたぐたな運営…。とにかく無事に運行してくれよと祈るばかり。途中の海老名サービスエリアで、ずらり並んだツアーバスを眺めるのは、なかなか壮観ではありましたがなあ…