日毎に敵と懶惰に戦う

はてなダイアリーから引っ越しました。酒と食い物と美術と旅と横浜と建築と演芸と…

福岡出張、仕事だよ!日記

5時40分起床…うわあ、羽田発が6時40分だよ今日は!慌てて仕度して家を飛び出し、タクシーをつかまえる。そしてYCATまで。5時57分の羽田空港行きバスになんとか間に合って、朝焼けの工場を眺めて第1ターミナルに到着したのが6時18分。スターフライヤーの発券機に駆け込んで6時19分。なんとか間に合いました…。
スターフライヤー、機内の音楽には『北九工場萌えnight』なんてものが。イチオシのビデオチャンネルはナショジオエッフェル塔特集、ご案内には北九州の産業観光の宣伝。機内で配られる北九州市情報誌『雲のうえ』には高炉鳶松崎さんの話が載っており、裏表紙には北九州芸術劇場での演劇『テトラポット』の広告。ちょっとドボク押しすぎますよスターフライヤーさん。軽い朝飯も出まして、そして左側の眼下の富士山が素晴らしい

偏西風が強く、それなりに揺れて、少し遅れて福岡空港に到着。地下鉄で中洲川端へ。博多川を船がゆく

ベローチェで少し休んでから、福岡アジア美術館へ。ビルの上とは思えぬ、大きな吹き抜け空間

福岡アジア美術館
ロビーには淺井裕介の大作品もありましたぞ。台湾の陳界仁の映像作品『工場』は、廃墟となった縫製工場にかつて働いていた人を配した作品。モノクロの映像が重厚で、静かで、まことに美しく、見入ってしまいました。今日から始まった『南アジアの現代美術ーネットワークから世界へ』は、南アジア各国の美術家団体にスポットをあてたコレクション展。社会問題に直接的に向き合った作品が多く、それらを支援してネットワークしているのがイギリスの団体ということで、いろいろと、なるほどなあ、と思ったり。
韓国ビデオアートの展示もあり。韓国の地方名産品のゆるキャラを上半身だけ被った若い女性達が、すらりと長い足を出して、規格化された韓国アイドルグループのように整然と踊る映像。2004年の作品というから、その先駆性たるや!ホン・ソンミンの「アンダルシアの7つのキャラクター」という作品でした。
その後、本来の目的を済ませまして、九州電力本店前16時30分。渡辺通りの駅から七隈線に乗って六本松、福岡市美術館
福岡市美術館
本来なら福岡市博物館に展示してある国宝金印『漢委奴国王』が、博物館休館中のため、こちらで展示してあり、じっくり鑑賞。はじめて見たよ。 松永翁…もちろん電力王のことだよ、そのコレクションが仁清の壺など素晴らしくてうっとり。東光院の仏像も良い。近現代の美術品も、良質なコレクション。古賀春江のとか、良かったなあ。ひじょうに質の高いコレクションを持った美術館なんだけれど、少し館内が寂しい感じ…って、平日だからそりゃそうか。売店からとても良い香りが漂っており、なにかな?と思ったら、京都の、白檀を使った防虫香。これが実に良い香りで、防中の用など無いのに購入してしまいました
防虫香(極品)10ケ 紙箱入 | 香木・お香 山田松香木店 【老舗モール】
かぼちゃを見ながら

大濠公園を通りぬけ、地下鉄に。こんどは天神で降りて、IMSで、宮島達男『その人と思想』展へ。『sea of time』の再制作も素敵なんですが、先日行われた、9から1までカウントダウンして、とんこつラーメンに顔を漬けるパフォーマンスの映像があんまりバカバカしくて、思わず声に出して笑ってしまいました。しかしこれ、そもそもは原爆実験をした海の海水を使ったパフォーマンスなので、とんこつラーメン、うーん…という感じですよね…
また地下鉄に乗って博多駅アミュプラザ、博多アートステージの武内貴子は、クリスマスの飾り付け?みたいに空気と化してましたな…。屋上に上がって、鉄道神社にお詣り。どういう故事来歴があるかは不明。

ちなみに、この駅ビルのエスカレーターは動輪を模したデザインでかわいいよ

テムジンの餃子を食べて、駅地下の博多小径で少しお土産買物。ここは、名物のお菓子を小サイズ、家庭用簡易包装でたくさん取り揃えているので、いろいろ食べ比べたい人は便利。空港に向かい、ラウンジでビール飲んで、帰りもスターフライヤーに人に。強い偏西風で対地速度は1110km/hを超えて、雲一つ無い空と澄んだ空気で、太平洋岸のあらゆる都市がくっきり見える感動的な夜景が、一時も目を離すのが惜しいような速度で流れていきました。
ああ、良い旅…じゃない、出張だった