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日毎に敵と懶惰に戦う

はてなダイアリーから引っ越しました。酒と食い物と美術と旅と横浜と建築と演芸と…

新潟県立近代美術館『亀倉雄策賞の作家たち』と、アオーレ長岡やら三波春夫やら

ビジネスホテルで朝風呂。仕事先に向かう途中、アオーレ長岡に寄る

出来たばかりの新市庁舎なのだけれど、それだけではなく。市役所の西棟、議場の東棟、アリーナ。三棟の中に市民向け施設もあり、ガラス張りで開放感のあるそれらの真ん中空間『ナカドマ』が、屋内でも屋外でもある不思議な空間。違和感無く出入りができ、交流の場としてもよく機能している感じがする

以前の市庁舎は駅から少し離れていたけれど、ここは駅から新設されたスカイデッキを歩いてくるといつのまにか中に入っており、そしていつのまにか外に出ている、という、面白い構造。見たとおり、設計は隈研吾なわけですが、彼が『まちの中土間』の設計思想について語っている記事がこちらに
http://www.city.nagaoka.niigata.jp/shisei/tayori/h20/pdf2002/04-05-641.pdf
こういうの、コンセプト倒れになることが多いけれど、これはわりと、巧くいっていると思いました。そのまま客先に出てお仕事。とりあえず済んで、昼間はぽっかり時間が空いてしまったので、長岡駅からバスで新潟県立近代美術館へ。信濃川を越えた新開発地域みたいな場所にあり、立地の感じが、岩手県立美術館を思い出しますね

ホームページをリニューアルしました。 - 新潟県立近代美術館
亀倉雄策賞の作家たち』亀倉雄策は新潟出身で、受賞作品は館でコレクションしているとのこと。受賞作品はどれも圧倒的で、また、商業デザインでクリエイティビティを発揮できるところに辿り着くことができたデザイナーの軌跡、みたいな凄味に想いを馳せました。特に中條正義の『中條のフジのヤマイ ポスター』が、なんだかよくわかんなくて凄い。佐藤可士和smapと並んでると、なおさら凄い(笑)各回の選考過程とか、受賞の弁も面白かった(亀倉雄策の名前の大きさよ…)
コレクション展では、亀倉雄策のポスターもまとめて展示しており、これもじっくり鑑賞。あとは、横山操の『十勝岳』が素晴らしかったな。弥彦の宝物館でも、横山操の良いのを見た記憶があるぞ。あと、コローとか、バルビゾン派がわりと充実。日本人、好きだよね、バルビゾン派。ほいでもって、地方の近代美術館に、カステラーニとルーチョ・フォンタナがとりあえず1点づつある現象にも名前を付けたい。不思議。
別のコーナーでは、牛腸茂雄の写真に、いちいち被写体が誰か書いてあって面白かった。いやまあ、そういう趣旨の特集陳列ではあったのですが
美術館を出てバスで長岡、電車に乗って塚山。駅からしばらく歩くと、どーん!

三波春夫先生!

越路町(旧塚山村、現長岡市)は三波春夫の出生地ということで、三波春夫顕彰碑があるのですよ。おお。田んぼのなかにポツンと。で、ボタンがあれば押しますよね、ポチっと


大変よい音質で、かなりの大音量で歌が流れてびっくり。こりゃ、田んぼの真ん中じゃなかったら、苦情がくるわ…。すいません、いろいろ押してしまいました。ほいでもって、ちょっと遅めの昼飯は、名物のこんにゃくを使った定食、美味

この建物には三波春夫に関する展示室もあり、展示されている品々が


レコードのジャケットとか、地元凱旋時の熱狂ぶりを伝える写真とか、出征時の千人針とか、直筆の手紙とか、いやもう、ファン垂涎のコレクションなんですわ。特に昭和34年の帰郷時の写真が良かったなあ、本当にもう、故郷に錦を飾る、とはこのことか、という。小学校にテレビを寄贈したり。『カルメン故郷に帰る』みたいなね、大変な歓待ぶりで
ほいでもって、ご近所の長谷川家という、豪農のお屋敷も見物したりしまして。濠まである凄いお屋敷


ホタル舞う里山を後にして

塚山から電車、乗り換えて小千谷、越後は田植えの季節だねえ…

ちょっとその、あてが外れて、駅前の浮かれたものなど眺めるにとどまりましたが

帰りは片貝経由の路線バスで長岡へ。免許を取るなら 中越自動車学校 みんなで行こうよ 中越自動車学校 合言葉は 中越自動車学校 わぁ楽しい
早い晩飯にナポリタン(新潟のそれ)を食べて、仮眠をとって、夜のお仕事です
在華坊(@zaikabou)/2012年05月16日 - Twilog