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日毎に敵と懶惰に戦う

はてなダイアリーから引っ越しました。酒と食い物と美術と旅と横浜と建築と演芸と…

下田が浮かれている

蓮台寺温泉の宿が安くとれたと言うので、両親と妹と、下田に行くことになった。横浜駅で待ち合わせて、9時2分、横浜発のスーパービュー踊り子に。横浜から熱海までノンストップなのだな!お天気はイマイチなまま、ビール飲んで駄話に話を咲かせていれば伊豆急下田。いきなり、殿様だのお姫様だの忍者だのにコスプレした人達が改札内で待ちかまえていて、なにやあらん…と思えば、黒船祭の真っ最中だと言う。下田の了仙寺で、1854年の旧暦5月22日に日米和親条約の細則、13箇条の下田条約を締結したことにちなむお祭りであるとか。
ぷらぷら歩いて市民会館の前まで行ってみれば、下田条約締結の再現劇の最中でありまして

終了後演者ご挨拶

出演者には、地元の劇団とか、地元の小学生とか、高校の教員とかが多数含まれているようで、『下田に赴任するとこういうこともやらなきゃいけないんです…』とテンション低めに自己紹介していて、妙に面白かったり。で、そのあとに控えるのは

ああ、日本全国の祭りという祭りを汚染する、YOSAKOIの魔の手がこんなところにも…。しかしながら、以前言及しましたように
あまり訪れない機会の無い越後の街を巡って - 日毎に敵と懶惰に戦う
仕方の無いものはすなわち仕方がない。パレードも通るよというので見に行けば、サンバパレートのようなものと仮装行列のようなものが、大変手作り感溢れて好感が持てるパレードと仮装行列のようなものが、街中を通り過ぎて、脱力感と微笑ましさに包まれたまま、お腹が減りましたので昼ご飯にしましょうか。行こうと思っていた店が、行ってみたらなぜか休業、電話しても出ない。どうもここまで、この黒船祭を見ていると、街の人がみんなで頑張っている感じなので、さっき仮装行列の中にいたバカ殿が御主人だったのかもしれぬ…と駅前まで戻り、魚河岸という店で食べた金目鯛、おいしゅうございました。
ご飯を食べたから街をぶらぶら、了仙寺に行ったり

かつての花街だったという、ペリーロードはなかなか風情があるところ


あらまあ、なかなかいいところじゃないですか、と歩いていると、店からいきなり、妙なデザインの高校の制服みたいなコスプレの人が出てきたり、さっきの再現劇のアメリカさんが歩いていたり、仮装行列の街娘とお侍が歩いていたり、なんというか、街全体がまるで文化祭中の高校のようになっている…。で、その高校の制服の謎がしばらくすると解けまして

下田を舞台にした『夏色キセキ』というアニメがあるんですね。って、スフィアの4人が声優やってるのね…
夏色キセキ
街中に設置されたお祭り期間中のPRブースでは、設定資料が展示されていたりして、地元の高校の漫研の子が駆り出されているのかな…という風情の女子が呼び込みでチラシを配っており、この人はこのイベント用に準備したアニオタのコスプレです、と言われたら10人中12人くらいはああそうだろう、と納得するような風体の人が大いにはしゃいでいた。その近くにあった似顔絵描きますコーナーも、高校の漫研の人がやってるようで、本当に街をあげて文化祭の雰囲気。
別コーナーでは伊豆のゆるキャラ人気投票とか…

YOSAKOIにご当地アニメにゆるキャラ、地方の観光地の振興策も定石というか、マンネリ化というか…。ま、しかし、なんだかんだと面白いじゃない、と駅前まで歩いてくると、なんかゆるキャラ軍団がきた―!

きたー……んだけれど

なんか妙に動きが悪くて、30分も歩いてきたんで疲れちゃってまして…とか、ゆるキャラの付き添いの人が言っていて、大丈夫でしょうか…中に入っているのも地元の高校生の可能性が…で、全体的にカオス

もう、なにがなんだかよくわからない、下田の黒船祭でございました。下田は観光客が一時期に比べてかなり減っていて、しかし経済的にかなり観光に依存している街なので、いろいろ振興策を頑張っているのは目に見えるんですけどね。このパンフレットも

30テーマを30色で綺麗に作ってある。で、そのテーマを見ると、山ガールに釣りガール、カメラ女子にサイクリング女子、オンナ磨きにラブパワースポット、ロケ地巡りにB級グルメ…なかなかキャッチーでありますなあ。いいですよ。
宿の車が迎えに来て、さて、お宿へ。蓮台寺温泉の清流荘
伊豆の宿 蓮台寺温泉 清流荘
どーん、すごい灯篭が。自然石で作った最大の灯篭としてギネスに載ったりしたとか。高さ5.8m

このお宿、今回、いろいろあって滅茶苦茶安く泊まれたんですが、かなりの高級旅館なんですね。こせこせしておらず、ゆったりした作りでよろしい



部屋も川に面していてよい感じですし

で、なんかしらんけど、温泉プールがあるよここ

森の中にスウェーデン式のサウナや、エステルームがあったり


全26室の宿で、これだけの設備を維持するのは大変だなあ…。そんなわけで、広い風呂の温泉に入ったり、プールのとなりにあるサウナでのんびりしたり、美味しい晩飯を食べたりしまして、温泉旅館を堪能したのでありました


在華坊(@zaikabou)/2012年05月20日 - Twilog