読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

日毎に敵と懶惰に戦う

はてなダイアリーから引っ越しました。酒と食い物と美術と旅と横浜と建築と演芸と…

小布施の魅力

引き続き、日替わりで仕事。2時過ぎに終わって車で長野に戻り、ホテルで就寝。また7時過ぎに起きて、喫茶店で朝飯にし、支店へ。その後、上田に移動して仕事。戻る途中の高速道路のパーキングエリアで昼飯は蕎麦で済ませて。長野市内の客先も訪問し、はい、本日のお仕事は終了です。
善光寺の門前をぶらぶら歩く。時々、この門前は歩くんだけれど、以前からある老舗のお店に加えて、面白そうな店も近年は増えて、街歩きが楽しくなっている感がある。ちょっと脇にそれても古い路地がそのまま残ったりしていて、長野の市内歩きは楽しいですよ。八幡屋磯五郎の本店へ

七味唐辛子で有名な店だけれど、門前の本店は限定品の山。お好みでの七味唐辛子の調合はもちろん、マカロンやラスクに生姜糖、各種調味料、音楽缶、18•8ステンレス新潟燕産巨大七味缶、唐辛子栽培缶、持ち歩き小袋キット、電車缶七味、高速道路作業車仕様七味缶ストラップ…パッケージデザインも秀逸なんだよなー。いろいろ買い物してしまいました。

善光寺を遥拝して右に折れて、坂道を下ると長野電鉄善光寺下駅。地下の不思議な雰囲気の駅です

ホームに滑り込んできた列車は…

おやおや、8500系ですねこれは…。通勤電車に乗って30分あまり、電車は小布施駅に到着する。さて、小布施小布施と言えば栗菓子が有名だけれど、最近好きな小布施のお菓子は、こちらの店
�ǁE���񂲂̂��َq�A�I�َq�A�M�B���Ԃ��̂������񂹃X�C�[�c - �R���V����

ここの杏ぐらっせは大層美味い。林檎ぐらっせも美味い。杏じゃむと、杏みつも買ったら、のし杏をおまけでくれました。工場からパタパタ駆け込んできた人が接客してくれましたですよ、いまは丁度仕込みの時期で忙しいらしい。最近は長野駅でもよく売っているので、是非是非。ぶらぶら歩くと、立派な栗菓子の店が見えて来て

風致地区に辿り着く

有名な栗菓子の店、『小布施堂』を営む市村家は古くからの土地の名士で、酒造も行っている。その広大な土地の一画には、市村家の祖先である高井鴻山
高井鴻山 - Wikipedia
小布施に招いた北斎の美術館、北斎館があり、刷り物はともかく、肉筆は非常にレベルの高いものが揃っているのです。そしてですね、この酒造、というのが桝一市村醸造場というところでして

桝一市村酒造場 〜純米酒・大吟醸・山廃仕込み・木桶仕込み酒、販売〜
構えの雰囲気が素晴らしく、店内も素晴らしい。扱っているお酒の中では、陶器の瓶を使った『スクウェア・ワン』というのがありまして、このパッケージがとても素敵

そして店内の『手盃台』で、手軽にお酒を楽しむことができる

右から碧漪軒、ろく(にごり)、スクウェア・ワン、白金十年古酒。それぞれに個性が際立っていて、ううう、うまひ…。特に、碧漪軒のとろりとした旨味がたまらん。この酒の名前は、鴻山が北斎のために建てたアトリエに由来するそうな。まあ、平日だから、ではあるんだろうけれど、とても静かで、ゆったりした気分になるのです

はうー、幸せ…。さて、店を出て。この風致地区内には、他にイタリアンレストランなどもあり、雰囲気が良い。栗のババロア食べたけど、美味かった!


そして旅館までありましてな、一回、泊まってみたい
桝一客殿
で、これらの嚆矢になったのが、こちら。


桝一市村酒造場の経営になる、和食レストラン…というか、居酒屋、だろうか、『蔵部』という店で、酒蔵を改造して作った店なのですよ。カウンターが天井が高く、厨房を目の前にした素敵空間で


奥の客席も良い感じ



さて、この店を企画したのはアメリカ人の女性。
セーラ・マリ・カミングス - Wikipedia
[どらく] - 朝日新聞がビートルズ世代に贈る、こだわりエンターテインメントサイト
1994年に株式会社小布施堂に入社した彼女は、長野オリンピックの年に素敵なレストランを作り、国際北斎会議を小布施に招致。小布施の復興の立役者になったわけであるのです。ま、毀誉褒貶は当然いろいろあるんでしょうけれど…(下のベストアンサーもかなり言いがかりに近いよなー)
信州・小布施のセーラ・マリ・カミングスさんは、いい人なんで... - Yahoo!知恵袋
高井鴻山との関係については。この人は高井家の当主なんだけど経営の才は無かったらしく、高井家自体は弟が切り盛りしていたのだけれど、没落したようで。で、鴻山奥さんが分家の市村さんということなので、そちらが鴻山の子孫を名乗っている、ということなのかな…。ま、それはともかくだ。とにかく、カウンターに座りまして、まずはビール

そして食べ物

鯵のなめろう、根曲竹の天ぷら、三種盛り(浸し豆、松前漬、もずく酢)。天ぷらと松前漬が、とても美味い…。こうなってくると日本酒にとうぜん、移らねばなりませんよ

はうー…目の前のかまどに火が入り

しばらく幸せな気分で時間を過ごし、野菜の炭火焼の後に〆にはご飯と粕汁をいただいたのでありました。ただ、ちょっと。全体的なパフォーマティブさに対して、食べ物のメニューがあまり多くなく、粕汁など、うーん、というところもあり、やや雰囲気優先なところがあるかなあ、という気はいたしましたです。食べ物については、もう少し頑張りましょう。
ちなみに、今の町長さんは市村家の人なんですね…。
おおそうだ、小布施と言ったらもうひとつ、忘れちゃならんのは『小布施ワイナリー』ワインも日本酒も素晴らしいのです
小布施ワイナリーのホームページ
そんなわけで、幸せほろよい気分で小布施駅まで歩き、長野電鉄長野駅へ。新幹線のあさま、最終の1本前に乗って東京駅、帰宅したのでありました
なお、旅から帰りて…から読んだのだけれど、こんにちの小布施について知りたいのなら、まずはこの本を読むことをお勧めしたい。最終章で小布施について触れられている

新・ムラ論TOKYO (集英社新書)

新・ムラ論TOKYO (集英社新書)

在華坊(@zaikabou)/2012年06月28日 - Twilog