日毎に敵と懶惰に戦う

はてなダイアリーから引っ越しました。酒と食い物と美術と旅と横浜と建築と演芸と…

桑原甲子雄、ミラノ、バルテュス、風神雷神

金曜日、本日もお休みです。10時前に出て、横浜、自由が丘、二子玉川で乗り換えて用賀へ。歩いて砧公園へ。お天気が良くて、あったかくて、よい日だ

世田谷美術館で『桑原甲子雄の写真』を見る

企画展 - 世田谷美術館
1930年代の東京の、雑多な街角のスナップが、とても面白かった。浅草周辺が多いね。街のスタンドにどういうふうに新聞や本が並んでいるか、とか、劇場の安売りチケット屋とか、当時だったら当たり前で記録しておこうとも思わないような風景がなんと貴重で興味深いことか。
1960年代以降の写真もけっこうあり、それでも戦前となにかつながっている部分、繋がっていない部分があり、自分も知っている1980年代の風景への連続性があるような無いような、不思議な感覚があった。パリの写真はあんまりおもしろくないかな…
美術館を出て、砧公園を歩き。ほんとに気持ち良い日であります。幼稚園の団体さんとか、小学生とか、大勢いましたな

世田谷区の総合運動場温水プール

1km泳ぎました。50mの水質が良いプールで、設備も整っていて、1時間240円、一日いても480円。ほんとに素晴らしい。世田谷区民うらやましい。砧スタジオの前を抜けて祖師ヶ谷大蔵まで歩き、松屋でデフレ飯で昼飯にし、変わったおじさんもみかけて

下北沢乗り換えで神泉、Bunkamura ザ・ミュージアム『ミラノ ポルディ・ペッツォーリ美術館 華麗なる貴族コレクション』を見る
開催概要&チケット情報 | ミラノ ポルディ・ペッツォーリ美術館 華麗なる貴族コレクション | Bunkamura
やー、これは、現地で見たいねー。そして今も壮麗な邸宅美術館であるらしいけれど、ミラノ大空襲で建物は相当灰燼に帰してしまったそうで、焼ける前のそれを観たかったな…。雰囲気を伝える写真がたくさんある展示会場だった。まあ総花的な美術館コレクション展だったけど、やはり貴婦人の肖像はじめ、肖像画が良いし、あと甲冑とか時計もあったのも良かったな、といったところです。カラバッジョぽくないカラバッジョとか。
渋谷から地下鉄乗り継いで、はじめて通る地下道を抜けて

出光美術館
最新の展覧会 - 出光美術館(東京・丸の内) - 出光美術館
『日本絵画の魅惑』は、室町〜江戸時代の日本美術総覧という感じで、所蔵品の名品が惜しげも無く展示されていて豪華。絵巻仏画やまと絵から、師宣春章歌麿北斎の浮世絵…。宗達の月に秋草図屏風が素晴らしく、抱一の風神雷神図屏風もあり、そして等伯の松に鴉・柳に白鷺図屏風がこれまた素晴らしい。一蝶に、仙?もあるぞ…。いや、堪能いたしました。
前期は6日までで、ほぼ全点入れ替えになるのね。後期のチケットが半額になる割引券を貰ったよ。後期も来たいね。
有楽町と東京駅のあたりでいろいろ買い物などして、東京駅からJRで上野へ。東京都美術館バルテュス

バルテュス展 Balthus: A Retrospective|東京都美術館
アトリエの再現とか、持ち物の展示とか、どうも大仰な感じの部分は置いといて…素描とかがかなり多いのもまあ…とにかく、夢見るテレーズなど、作品がしっかり来てるのはいいですよ。展覧会場、2回、ぐるぐるまわりながら、うんうん考えながら見てしまって。
この人は何を描こうとした人なのだろう、少女を描くどちらかというとスキャンダラスな側面が強調されがちな人であるけれど。光の表現に拘って技法の実験を重ねたりしているんだけれど、とにかく美しいものを描こうとして少女に固執したのか、なんなのか。もうちょっと咀嚼が必要な感じ…。
本日最後は、東京国立博物館

リニューアルされた18室。透明度のとても高いケースが設置されておったよ。がらんとした感じが結構好きだったんだけど、まあこれもいいかな。11室では、11日まで、新指定の国宝重要文化財展。国宝に指定された、茅野市出土の土偶すごかった。『仮面の女神』という通称があるんですね。実物見ると、不可思議なフォルムに惚れ惚れするよ
国宝「土偶」(仮面の女神と縄文のビーナス) | 茅野市
あとですね、現在、東京国立博物館栄西建仁寺』で俵屋宗達、同じく総合文化展で尾形光琳出光美術館『日本絵画の魅惑』で酒井抱一、3つの風神雷神図屏風をまとめてみるチャンスなのですよ。全部まとめて見られるのは、出光で展示替えがあるまで、5月6日まで。

これは尾形光琳

俵屋宗達風神雷神図屏風の8K映像上映を見て(これはまあ、8Kで撮りました、というだけで、あまり…)、凄い混雑を伝え聞いていたキトラ古墳壁画展
東京国立博物館 - 展示 日本美術(本館) 特別展「キトラ古墳壁画」
夜間開館で20時までなのに、この19時20分の時点で、まだ入場40分待ち、入場しても壁画を見るまで30分待ちの行列ができておりました。すげえな…

その後、浅草方面に出て、ぶらぶら歩いていたら突如、佐竹商店街という商店街にぶつかってびっくりしたり

この商店街、昔はそうとうにぎわったところで、歴史も古いのね
商店街入り口
新御徒町・佐竹商店街 (1) レトロ商店街 - 東京DEEP案内
秋葉原駅近くでひどい名前の店を眺めたりしつつ

秋葉原から京浜東北線で帰宅したのでした
在華坊(@zaikabou)/2014年05月02日 - Twilog