日毎に敵と懶惰に戦う

はてなダイアリーから引っ越しました。酒と食い物と美術と旅と横浜と建築と演芸と…

奈良大阪、神仏を観る

カプセルホテルで目覚めて6時、さて今日一日どうしよう。久しぶりに山崎も行きたいし、みんぱくに一日浸りたくもある。京都も行きたいところはいろいろあるし、また祇園遊亀でも飲みたい。神戸方面もあまりゆっくり行ったことがない…。さて…と鰻の寝床の中で考え、そういえば東大寺ミュージアム、まだ行ったこと無かったなあ…天気もよさそうだし奈良もいいか!と奈良に行くことにします。
決まったら行動は早めに、髭を剃って着替えて出てなんば駅、一日、この重い荷物の扱いを考えるのもいやなので、まずは地下鉄の一日乗車券を購入、土日祝日は600円なんですね安い。新大阪まで行き、ロッカーに荷物を預けて、また戻ってなんば。近鉄電車に乗って近鉄奈良駅に到着したのが8時40分ごろ。しばしの散策、人のいない朝のうちの奈良は好き

ゆるゆる散策して、一度は泊まってみたい奈良ホテル

中もちょっと見物させてもらったけど、レトロで味があって、いいなあ。泊まりたいなあ



メインダイニングは朝食2,300円だかなんかなので、そうかもっと早く来てここでのんびり朝食という手もあったか!なんて考えつつ。また来るぞ。ホテルを出てまたぶらぶら歩き

東大寺へ到着、シカがお出迎え

さて、9時30分のオープンと同時にかけこんだ東大寺ミュージアムでしたが

東大寺総合文化センター 公式ウェブサイト/東大寺ミュージアム 企画展・特別展のご案内
うーん、確かに日光菩薩月光菩薩をはじめ、東大寺のお宝はならんでいたけれど、わりとスペースが狭くて、あれこれで終わり?みたいな感じであり…。ちょっと、興福寺国宝館と比べれば拍子抜けかなあ。興福寺国宝館がやりすぎ、なのかもしれないけどね。まあ、ともかく、大仏も見ていきましょう


やはり寺社見物は空いている朝のうちに限る。今日は時間があるので、はじめて二月堂にも足を延ばし

悠久なる奈良の街を眺め、よい天気!



東大寺はやはり外国人観光客が多く、みなさん奈良をお楽しみいただけると嬉しいのでありますが(上から目線)、こちらはとにかく博物館へと。

http://www.narahaku.go.jp/exhibition/2014toku/kamakura/kamakura_index.html
奈良国立博物館『鎌倉の仏像 迫真とエキゾチズム』を観る。なぜ、横浜の人間が奈良に来て鎌倉の仏像を…とも思ったけれど、鎌倉でも一堂に並べるのは無理だろうという、よくぞ集めたりな、比較しながら見るのが楽しい博物学的収集の展覧会だった。
仏像は宋の影響も強く受けつつも、仏像の狭い枠内に留まらない表現の豊かさがあって、とても面白い。東慶寺水月観音菩薩遊戯坐像の艶かしく美しいこと!しなりが素敵。ただまあ、エキゾチズムと題名に入るのは宋の影響を受けたから…というのもあるんだけど、それ以外にも、東国でまあ頑張ってらっしゃいますね、的な、田舎を見る西から目線が、解説文の端々にも匂わせていると思った…のは、東の人間の僻みかもしれない。
昼前のならまちをぶらぶらし、グラデーションが素敵な蚊帳の店で

ふきんを買うなどし、昼飯は近鉄奈良駅構内、豊祝の蔵元直営店で

定食を食べたんだけれど、ここの店に来て酒を飲まずに帰るのは失礼であろうと…

純米吟醸の原酒を一杯いただきました。昼酒うまいわー…。よい感じにほろ酔いになって、近鉄電車に揺られれば、車窓に広がる平城京

学園前で降りて、大和文華館へ。はじめて来ましたが…というか、そもそも学園前にあるというのもはじめて知ったんだけれど、高級住宅街の先にあるここは敷地も広いし立派な建物であるな!近鉄資本系なんですね

http://www.kintetsu.jp/yamato/exhibition/syaji.html
大和文華館『社寺の風景』は、宮曼荼羅から縁起図、祭礼図、そして名所図への変遷を順を追って見られる企画。教化宣伝の材料から、観光ガイドへ、そして一個の芸術表現へ…人物が多く描き込まれた楽しい図屏風を多数見ながら、信仰や参詣と観光、旅行の結びつきを考えたりしてしまう、なかなか興味深い展覧会でございましたです。鑑賞環境も静かで素敵だ、また来よう。
また近鉄電車に揺られて、地下鉄に乗り換えて天王寺へ。オクトーバーフェストにも惹かれますが…というか、オクトーバーフェストのオクトーバーって、もう何月とかそういう意味では無いのでしょうか…

本日のメインイベントのひとつ、大阪市美術館ですよ

山の神仏-吉野・熊野・高野 | 大阪市立美術館
大阪市美術館『山の神仏−吉野・熊野・高野』信仰は源流において多様であるというか、生きている、生々しい、力強いのでありまして、数々の、そして多種多様の居並ぶ神像仏像曼荼羅を見ながら、さながら吉野・熊野・高野のお山を巡ってきたような、ありがたーい気持ちになる展覧会なのでした。
熊野速玉大神坐像は存在感が圧倒的過ぎてドキドキしちゃったし、高野山の伝龍猛菩薩立像も、不動明王立像も、吉野の役行者倚坐像も素晴らしかった。あと、高野山の四社明神の図、熊野観心十界図、天川弁財天曼荼羅あたり印象に残ってます。曼荼羅もいろいろあったな。とにかく良かった。おおいに満足。
大和文華館の展示とも大いに関連性があって、同じ日に行って良かったなあ、と思いつつ、天王寺駅まで戻り(この道すがら、野毛動物園のつがるさんが死んだのを知ったのだった)

四つ橋線に乗り付いて肥後橋、本日のおゆうはんは、びいる!

土佐堀のBEER BELLYで、箕面ヴァイツェンからいただきます。マッシュポテトとソーセージもうめえ

ややあって、キッチン正面のカウンターが空いたのでそちらに移動、おさるIPAリアルエールをはさんで、三杯目、スタウトのリアルエール、ハーフで。あー、これはくいくいいっちゃうねー

この店、この顔にピンときたら…じゃないけれど、故大下正司社長がおおいにリスペクトされる箕面ビールの直営店なのですね。だからリアルエールなど飲める素敵な店なのだ…。なんか店内、自分以外カップルばかりだったけどな。大阪ではクラフトビールの店はカップルで来るところなのか。まあよい、

W-IPAシェーキーズパイ、おいしいです。すっかり満足して7時過ぎ、お店を出まして

まだまだ明るい大阪の街

淀屋橋から地下鉄で梅田、ミッフィースタイルにちょっと寄り道


すっかり遅くなってしまいましたが、新大阪からのぞみに乗って(地下鉄の一日乗車券は大活躍だった)

ちょっと炭水化物を補給しつつ、帰宅したのでした

在華坊(@zaikabou)/2014年05月24日 - Twilog