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日毎に敵と懶惰に戦う

はてなダイアリーから引っ越しました。酒と食い物と美術と旅と横浜と建築と演芸と…

ベタなソウル観光をしましたよ

起きて月曜日。昨夜の到着も遅かったので、少し遅めの出発。朝飯はまあいいか…。いろいろ美術館を廻りたいところなのだけれど、日本と同様、月曜日はほぼすべての美術館博物館がお休み。なので、本日はベタなソウル観光をしようと思う。と言っても、朝鮮王朝の宮殿は宮殿で、月曜日が休みのところが多い。本日はまずは、月曜日にやっている景福宮に行くことにします。街にはフランシスコ教皇の来韓を知らせるノボリがはためいていますね

地下鉄に乗るために地下に入ると、いたるところにこれがある

毒ガス用のマスクらしい。ご存知の通り、韓国は北朝鮮とはまだ休戦中、いわば戦時下なわけで、北朝鮮から何事かあれば、国境からわずか40kmほどのソウルは『火の海』になりかねない。縦横無尽に走る地下鉄はやたら広くて乗り換えにたくさん歩くことになるわけだけれど

やたらと広いのはやはり、いざという時の地下壕の役割を果たすからなんでしょうね。そしてこの毒ガス用のマスクもその時のためのものなんだろうな、おそらく。ゆったりした地下鉄を一回乗り換えて景福宮まで。ソウルの地下鉄、必ずホームドアはあるし、乗客のマナーも良いので利用しやすい。構内でやたら座り込んでいるひとを見かけたりはするけれど。


光化門をくぐると、衛兵の交代儀式のデモンストレーションの最中で、案内のアナウンスはハングル→英語→中国語→日本語、の順でやってくれる。宮殿関係5施設共通のチケットを10,000ウォンで購入し(ちなみに、それぞれ別々で買うと12,000ウォンになります)、景福宮に入場




中は大変広く、歩くだけで一苦労…。朝鮮総督府がこの敷地内に置かれたため、ほとんどの建物は日本統治時代に壊してしまったそうで、今のものはあとから復元したものがほとんどだとか。すみませんすみません…。敷地内から見える、民俗博物館が一番インパクトがあったような…

あ、そうそう、ソウルにもこういうベンチあるのね。寝るの防止用かな

ずらり並んだ観光バスを眺めつつ

景福宮を出て、仁寺洞キル(『洞』というのは『町』みたいな行政区画、『キル』は『路』みたいな通りの名前)まで歩き。ギャラリーやアンティークショップなどが密集している地区ですが、とりあえず朝もろくに食べていないのでお腹が減った、ちょっと路地に入った店で味噌チゲを6000ウォンで。キムチだのなんだの、勝手にちゃんと出てくるのだな。この後行ったお店、どこも同じようにキムチとかおかずとか勝手に出てくるし、取り放題という店も多かった。キムチは中国産を使ったりしている店が多いらしいけどね。

わりと綺麗で地元の店もいるし観光客もぽつぽつ来るよ、みたいな店だったけれど、メニューはハングル、英語、中国語、日本語の表記があってわかりやすい。まあ、こういうの、ハングルでだけ書いてあるメニューが美味しかったりするんだろうけどね…。とにかく味噌チゲは、かなり発酵した味噌の香りがして、やや複雑な味で美味でございました。観光地のなんてことない店でちゃんと旨いからたいしたもんだな。

ソウルは路地に入っても掃除もちゃんとされているし、ハングルの文字を除けば日本とあまり変わらないような感覚。ちょっと歩いてこんどは宗廟へ。ここは朝鮮王朝の歴代の王様を祀っている霊廟で、火曜定休、土曜日は自由見学、それ以外は見学にはガイドのツアーが必要になる(料金は入館料のみ)。ハングル、日本語、英語、中国語のガイドがあって、ちょうど日本語のガイドが12:40からあったので参加。ハングルと同じくらい日本語ガイドがあるので、日本人の見学者多いんですかね

このガイドさんが日本語がきわめて明瞭で堪能な方で、説明も的確でわかりやすかった

基本的には土葬なので宗廟に祀られているのは位牌のみ。歴代27人の王のうち廃された2人を除く25人、それに、初代の4代前までの祖先(儒教では4代前までの祖先を祀る風習がある)やら、傍流から王になった人の親やら最後の皇太子やらを加えた35人がこの宗廟に祀られていて、初代やらハングルを発明した世宗やら、特に功績のあった王19人とその正妻が宗廟のそのもの建物に。今でも5月と11月に大規模な慰霊祭をやっているとか。
朝鮮国王の廟号と諡号の一覧 - Wikipedia
この建物、左のほうの何部屋かを先に建ててから、右のほうに建て増しを2回したのに左右対称になっているという不思議な建物で、門とか通路とかの位置もそのたびにずらしたらしい

残りの16人は西側にある別の廟に。最後に祀られたのが李垠で、亡くなったのが1970年
李垠 - Wikipedia
そして奥さんの李方子、梨本宮方子さんは1989年に亡くなり
李方子 - Wikipedia
祀られたのが1991年ということなので、つい最近まで位牌が祀られ続けていた霊廟なのですねここは。わかりやすい解説で勉強になりました。さて、鐘路3街の駅からまた地下鉄に乗り、明洞へ。外国人向けのゲストハウスや中国方面の旅行代理店が並ぶ坂道を登り、南山公園に向かうケーブルカーに乗ります。往復8,000ウォン

さらに、街のどこからでも見える…まあ電波塔なのかな、ソウルタワーに。これは9,000ウォンなんだけど、カップル向けのペアチケット20,000ウォンというのがあって、山盛りのポップコーンとジュース2杯がつくらしく、エレベーター乗り場の手前の売店で引き換えてエレベーターに乗っている人がいて、そんなにいっぱいどうするんや…みたいな量であり…。あと、エレベーターに行列してるときに写真を撮って展望台で販売するサービスもやってて、観光地だなー、と思ったり。


展望台の上からは漢江とソウルの街がよく見えましたです。お土産は…まあ東京タワー的なセンスであるなと。あと、ここ、カップルがタイルを張り付ける、みたいなのがありまして

下りてきたところにも、カップルが大量のカギを取り付けるような風習があったりしまして

まあ、あれやね、カップルの聖地みたいなところなんやね…。黒歴史化しそうですよね…ふふふ…。子供と外国人観光客しか行かないよあんなとこ、みたいな半笑い観光名所ではなく若い人がちゃんと来ている場所なんだろうけれど、どうなんだろう、ソウルのナウなヤングは来ないのかも。わかりませんけど。またケーブルカーを下って、明洞の街へ。あちこち見たけれど、明洞で両替するのが一番レートがよさそうね。空港でするのと比べると3〜5%程度良いかな。で、何事か訴えるひとがいたり

ユニクロとかあったので覗いてみたりして、有名な明洞の教会へ

大変立派な聖堂でありました。韓国は半分以上キリスト教徒ですからな


また地下鉄に乗ってソウル駅へ。駅前に、ゴスペルみたいなものを歌っているキリスト教の一団と、一人で御神楽歌を歌っている天理教のおばちゃんがならんでいて、張り合っておりました

御神楽歌のほうは歌えるで…『あしきをはろうてたすけたまえてんりおのみこと』やろ…まあハングルだったけど…。と、まあ、とにかくソウル駅はロッテの巨大ショッピングモールのとなりにあって、非常に解放感がある感じ



ここのフードコートで軽く晩飯をすませ

駅から少し坂道を登ったところにあるヒルトンのホテルにあるカジノに、社会勉強に行ってきましたが…

まあ、あまり高級感がある感じでもなく(VIPエリアはまた別なんだろうけど…)こんなもんか、という感じ。遊んでるのは中国人8に日本人2、欧米人はほぼ皆無、という様相。ここは規模がそれほど大きくないので、ウォーカーヒルとか行くとまた違うんだろうけどね。日本にカジノ作っても、来るの中国人韓国人ばっかりなんじゃないかなー、と思いましたですよ。この日は南大門をちらっと眺めて、南大門市場の夜の様子を眺めて


ホテルに戻り、マッコリなど飲んでいたのでありました

在華坊(@zaikabou)/2014年08月11日 - Twilog