日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

日曜日、葉山へ

わりと早くに起きて、いろいろ家事を片付けて。本日は葉山へ。普段、葉山に行くとなると自転車が多いんですが、今日はバスで…逗子からバス、でもなく、横浜のYCATから葉山行のバスが出ているのでそれに乗って。9時50分発のバスは乗客わずか3人を乗せて出発しましたが、ずっと湾岸線を通るので本牧から根岸磯子あたりの工場地帯や埠頭のガントリークレーンを眺めっぱなしの楽しいコース。釜利谷料金所から横浜横須賀道路に入り、逗子で下りて、逗葉新道に入り、御用邸の一つ手前の旧役場前のバス停で降りまして、まずは加地邸へ…それは別の項にて。
すっかり堪能して出て、神奈川県立近代美術館葉山館へ。レストラン、ちゃんと昼飯食べたのははじめてだよ。眺めはほんとうに素晴らしいレストラン。


食後のお茶だけ、テラス席で。このテラス席最高

展覧会は『東欧アニメをめぐる旅』
東欧アニメをめぐる旅 ポーランド・チェコ・クロアチア :Animation from East Europe - Creater in Poland,Czech,Croatia:神奈川県立近代美術館<葉山館>
これがですね、ポーランドチェコクロアチアのアニメを丁寧に紹介し、しかもしっかりアニメーション自体を見せてくれるので全部見ていると4時間以上かかる展覧会なのですが、頭の上にいくつも???が浮かぶ、なかなか刺激的な展覧会でありました。美術館を出て、御用邸前の海岸をぶらっとお散歩し

バスに乗ってマーロウのプリンのお店へ


なんちゅう、ベタな葉山の旅…。しかし楽しい葉山の旅。バスで新逗子に出て、京急で横浜、お買いものなどしまして、晩飯に更級一休でそば。酒房ぴーでちょっと一杯やって帰宅したのでした
在華坊(@zaikabou)/2014年11月16日 - Twilog

F.L.ライトの影響色濃い、遠藤新設計、葉山『加地邸』を見に行く

フランク・ロイド・ライトの日本での作品というと、帝国ホテル、自由学園明日館、ヨドコウ迎賓館(旧山邑家住宅)などが有名ですが、彼の事務所に勤務し、ライトの帰国後、実質的に指揮を執って完成させたのは遠藤新でした。
遠藤新 - Wikipedia
その後もライトに学んだ建築を設計し続けた遠藤新ですが、その初期の名作として知られていたのが葉山にある『加地利夫別邸』。1928年の竣工以来、別荘として実際に使用されていたこの邸宅が、なんとはじめて、一般に公開されることになる!しかも、10月11月の土日祝だけ…
展覧会「加地邸をひらく-継承をめざして」のお知らせ | 住宅遺産トラスト
というわけで、行ってまいりました。旧役場前のバス停を下りると、ちらちら見える、ああ、ライトだこれは!という建物を目指して路地を登れば

狭い路地の向こうに、こんな素敵なアプローチが…

内部の写真は撮影不可でしたが、外観は撮影できたので



大谷石をふんだんに使ってます


内部は立派な暖炉のある、天井の高い広いリビングを中心に、吹き抜けを覗きこむ中二階、裏側の撞球室、少しずつの段差を経てゆるやかに繋がる食堂やテラス、サンルーム、来客用の寝室が3つ、落ち着いた書斎や、葉山の海まで一望できる展望室…などなど、とても広い間取りで、暖炉も全部で4つもあるし、家具や照明まで統一的に設計された空間は、ああ、確かにこれはライトだ!という素敵空間だったのです。
食堂から張りだしたテラスの

下のピロティには水場もあって、静かな空間が作られていたり

カラーの写真がたくさん掲載され、調度や家具の解説も詳しい冊子も販売されてました

構造的にはしっかりしているんですが、大谷石も場所によってはかなりボロボロになっていたり、内部も壁がはげたり、かなり傷みが目立ってました。“継承をめざして”ということで、今後、保存の方向性を探っていくようですが、是非うまくいってほしい…けど、結構お金もかかりそうだな。葉山には他にも素敵な別荘がたくさんあるみたいだね。
今回の公開は、残すは11月の土日祝の5日間。興味のある方は、この貴重な機会にぜひ見に行くことをお勧めします

ようやく台湾に行った日記をちゃんと書きました…

ちゃんと、じゃないな、ほぼ写真だけですが
金曜日、台湾への旅立ち - 日毎に敵と懶惰に戦う
台北いろいろ巡り - 日毎に敵と懶惰に戦う
鼎泰豊やら、國立故宮博物院やら、九份やら… - 日毎に敵と懶惰に戦う
台湾から戻りて - 日毎に敵と懶惰に戦う