日毎に敵と懶惰に戦う

はてなダイアリーから引っ越しました。酒と食い物と美術と旅と横浜と建築と演芸と…

水曜日、新開地『世界長直売所』

京橋の旅館で目覚めて、あさごはんを食べて、東西線から海老江阪神野田に乗り換えて、また西宮市へ。お仕事。さて本日の宿なのであるけれど、いよいよ大阪で見つからなくなった。西宮で仕事してるんだから、神戸でもいいだろう、ちょっと広そうで快適そうなお宿が安いじゃありませんか…と新開地のホテルを予約する。
んでね、新しいホームを造っているのかな、工事中の甲子園駅を眺めつつ

姫路行の直通特急で30分あまり、神戸高速の地下駅、新開地駅に着いて、いやわたしね、新開地でどういう場所だか知らなかったんですけれど、駅の階段を上がるところに巨大なパチンコ屋があり

階段上がると商店街、そして目に飛び込んでくるローソン100

巨大な看板の共産党事務所

そしてボートピア、神戸だけどポートピアじゃなくてボートピア、場外舟券売り場を見て

理解する。なるほど、そういう土地柄であるか。横浜でも東京でも見慣れた風景ではありませんか。で、あ…これは…宿ももしかして…と思いつつたどり着くと、案の定でありました

ラブホテルではありませんか…。いやー、ラブホテルですねどう見ても。でもまあ、お風呂広いし、ベッド広くてふかふかだし、まあいいか。どうもラブホって目覚めが悪いのがアレだけど。というわけで、飲みに出かけます。本日もお店はこちら、『世界長新開地直売所本店』

世界長 新開地直売所 - 新開地/立ち飲み居酒屋・バー [食べログ]
これぞ正しい立ち飲み、尼崎で行ったようなちょっとしゃれた立ち飲みではなく、酒出すついでに簡単なつまみも出すよ、店内のテレビではボートレースの中継やってるよ、という店。世界長は独立した蔵だったんですが、阪神大震災以降は沢の鶴の一ブランドになったんですね。そこがやっているお店。世界長直売所はほかにもあって、佐藤商店というほうは日本酒の品ぞろえが良いらしいですが
世界長 (佐藤商店) - 湊川公園/立ち飲み居酒屋・バー [食べログ]
こちらの本店はそういうことは無し。日本酒は2種のみ。しかし、おつまみは、簡単なものを…というレベルではなく、神戸牛すじ煮込みがとても旨い。ビールの大びんをやりつつ、煮込みと、さらに手羽先チューリップ唐揚げ、玉ねぎフライ。みなみな、とても安くてそして旨い。こりゃいい店だ。お客さんはみんな比較的品がいいし、店のおっちゃんおばちゃん、そしてお兄さんの、程よく放っておくけど根は親切な感じも良く、なんだか居心地が良いのだ。雰囲気が柔らかい。神戸だからなのかなあ。
世界長を御燗つけてもらいつつ、まぐろが名物らしいので頼んだけれど、今日はもう品切れ。おっちゃんに、ちょっと遠いとこにあった冷蔵ケースの中の、あの上の段の手前の野菜みたいな小鉢なんです?と聞くと、あぁ、あれな、茄子と干し海老の炊いたん。って。炊いたん、ちょっと語尾が下がる感じ、良いな。じゃあそれで。温める?冷たいままでええ?あ、冷たいままで、と貰った茄子と干し海老の炊いたんは、ほんのり甘くて出汁がしっかりしていて、とても美味しい一品だった。
テレビでは若松の最終レースが終わったころ、ビール大瓶、沢の鶴世界長熱燗、神戸牛すじ煮込み、手羽先チューリップ唐揚げ、玉ねぎフライ、茄子と干し海老の炊いたんで、1650円なりを支払って店を出る。ご馳走さまでした。さてもう少し…ということで、最終レースがおわってどっとあふれ出てきた人が流れ込んでにわかに盛況になった餃子の眠眠(本当は字が違うんだけど、そっちは出ないので…)へ。

この眠眠、缶の淡麗生置いてたり、コロッケとか冷奴があったり、ボートピア前に最適化された感もありつつ、メニューの端々に、超本格派中華の雰囲気が横溢していて、なかなか面白い。今日の舟券の成り行きの会話をBGMにしつつ、餃子を。高菜チャーハンも。店内に貼られていた、仕事中の中国語私語厳禁!の張り紙に、ほのかな闇を感じぬでもないお店。
一杯やって示し合わせたようにサッと客の引いた店から、こちらも一足遅く引き上げて、宿へ。広いお風呂にのんびりつかり、ふかふかの広い布団で眠ったのです。
在華坊(@zaikabou)/2015年02月18日 - Twilog