羽田~伊丹、空からの眺め、そして京都の桜
本日は大阪出張、羽田のラウンジで朝飯を済ませ、6時30分のJAL便、伊丹行に乗る。座席は進行方向右側の窓側。最近、JALが面白いサイトを作ってまして、題して『富士山どっち?』
乗る便により、どちら側に座れば富士山が見えるか教えてくれるという。伊丹行は右側が富士山なので、行きは取れれば右側に座ることが多い。左側だと、富士山以外も海ばかりですからね。
そして最近、飛行機内での電子機器の利用ルールが緩くなり、飛行中は機内モードにしなければいけない以外は、わりと自由に使えるようになった。だから、機内モードにしてもGPSを拾うのかな、自分の位置がわかるんですね(マップは事前に取得していたもの)
本日の離陸は、D滑走路から。連絡橋を渡り終えて、振り返って一枚
離陸しても位置情報を拾ってくれる
そして飛行機からは、本牧から横浜にかけてが見えてくる
三浦半島にさしかかるあたりで機内Wi-Fiが使えるようになる。有料なんですが、ステータスがあると使い切れないくらいクーポンを貰えるので、とりあえず毎回使って、写真アップロードするわけですね。見えてくる江の島
そして、江の島の向こうに富士山が
小田原と箱根が眼下に見えて
ここからは富士山のターン。本日もちょっとカスミつつ、綺麗に見えますね
富士山の奥には、アルプスの山々も
さらに、駿河湾と富士川と富士山がひとめに
大きな富士山も、飛行機の速度ですぐに通り過ぎて
その後、海岸線ぎりぎりあたりを飛ぶので、東海の都市がいろいろ見えます。ここは蒲郡
碧南のあたり
奥にはセントレア
伊勢湾を渡り、紀伊半島に近づくと徐々に高度を下げて、津のあたり
そして名張、新興住宅街が拡がる
おお、宗教都市天理も眼下に。おやさとやかたがクッキリ見えますね。
そののちに法隆寺が見えるはずなんだけど、ちょっと見つからなかったのが痛恨事
さらに高度を下げて、信貴山を越えると一気に大都市となり、これは市庁舎からの眺めが素晴らしい東大阪ジャンクション。
淀川を渡って
伊丹空港に到着。実に楽しい空のたびでございました。バスで甲子園に出て、近辺で仕事し、午後、早めに終わる。さて、これからどこかに行きたいが…。と思ったのだけれど、今日は水曜日で国立民族学博物館がお休み。京都国立博物館は、展示替え中。国立国際美術館も、大阪市立美術館も、展示替え中で休館日。奈良国立博物館も休館、京都国立近代美術館も休館。大阪市立東洋陶磁美術館も休館、京都マンガミュージアムも休み…
ううう。なにか、年度末の谷間だなあ。それでもいろいろと、情報を教えていただいて、兵庫県立美術館の鉄斎に惹かれたのだけれど、京都に向かう。JRで降り立ち、地下鉄で東山へ。白川沿いの桜はこの週末に向けて、満開になろうとしている
疎水を渡り
京都市美術館の前の桜も美しい
そして京都市美術館にて
ルノワールを見るわけでも、モネを見るわけでもなく(印象日の出を東京で見逃していたのでこちらで見たかったけれど、こちらでもすでに展示期間外になっていた…)、京都版画トリエンナーレ2016を見る
大賞が小野耕石で、確かに美しいが、VOCA賞などをとっているものと基本変わらないので、改めてここで大賞を出す意味は…とちょっと思ったものの。
優秀賞の金光男の作品、蝋に印刷したものが電球で溶けだしていたり、不安定な対象に版を定着させようとしてにじんでいる様が美しく、とても印象に残る作品になっていた。
池田俊彦の作品も迫力があったし、大坂秩加の作品は独自のものだと思うし、山田純嗣の模型の山とプリントを組み合わせた作品も美しい。加納俊輔の、日常の何気ない消費物を違和感を込めて写し取った作品も良かった。冨谷悦子の、細密な銅版画も素敵。
ちょっとどうかな、というもののあるものの、総じてクオリティが高く、多様性があり、とても楽しめた展覧会だったのでした。
美術館を出て、また白川を下る
一本橋を渡る犬を見ていたり、京都には市営の銭湯があるのか…と眺めていたり
チョコレートの店を覗いたりしていたら
なんだかんだでよい時間になり、京都文化博物館による時間が無くなってしまった。仕方がありません。サンタ・マリア・ノヴェッラのレストランはこんなところにあるのか、などと横目に見つつ
阪急電車からモノレールを乗り継いで伊丹空港へ。空港のラウンジでビールを飲んでいる…
のは仮の姿、某所からの問い合わせ電話を受けるべく、技術バックアップ待機でしたのよ…。無事に業務も終了し、最終の羽田行に乗ると、夜景を見つつ
離陸してしばらくすると夢の中。無事に羽田に到着し、楽しい旅…ではない、出張は終わったのでありました