5年ぶりの函館と、北海道新幹線
先週から仕事上でいろいろゴタゴタしており、なんの巡り合わせか、珍しく函館に行くことになった。震災直後、まだ節電していたころに行ってから、5年ぶりのこと
羽田発が7時50分なので、普段よりものんびりした時間に出たら、日ノ出町で普通列車羽田空港行きという不思議なものに出会う
日ノ出町発6:37の普通列車羽田空港行きは、私が乗った次の列車、日ノ出町発6:41のエアポート急行羽田空港行きと、神奈川新町駅を同時に発車した。複々線なのだろうか。京急、相変わらず謎が多い
よいお天気。7時50分の函館行きの乗れば、窓の外に見えてくるのは蔵王
さらに飛んで北の大地が迫り、北海道らしい風景が広がる
無事に着陸し、バスで函館駅へ。駅まで420円かな?存外、安いのね
さて、函館駅
北海道新幹線が3月26日に開業しており、その宣伝はもちろんたくさんしているんだけれど、その新函館北斗駅はここから20分、20km以上の彼方。なんか、いまいち盛り上がりに欠けてる感はある。そもそも、最速達でも東京まで4時間2分かかるので、飛行機とちょっと勝負になりにくい。だから
観光ポスターなどを見ていても、函館と東北が近くなりましたよ!的なものが多いような気がした。さて、朝飯。どうもこの、函館の駅前朝市は、25年以上前にはじめて来た時の印象からして、良く言えば商売熱心、悪く言えば…なところでありましてなあ…。
その、どんぶり横丁だか何かに入り、さて朝飯…と物色
ちょっと名前が敬遠したくなるような『茶夢』という店だけど、昼から酒飲んでる人がいたり、手書きのメニューが良い感じだったので入り、イカ刺し定食。これがわりと当たり。イカは間違いないし
小さなおかずがたくさんついていて、美味いし
良かったです。その後いろいろ仕事をやっつけまして、まあ無事に終了し、さて、と。遅めの昼飯を食べなければ…と適当に入った回転ずしの店。ここがですね
なんというか、地物である、みたいな主張がまったくない店でして。ちょっと観光客が来るような場所では無いので、地元の人にとっては当たり前だから敢えて主張していないのか、あるいはそもそも…なのか、お値段は安かったので文句はないけれど、後者の線が捨てきれない感じがした。
ずいぶん久しぶりにキハ40に身をゆだねて南下、JR五稜郭駅で降りて、歩いて(30分くらい!)五稜郭へ。実ははじめてなんですよ…。五稜郭タワーからの眺め
函館山方面
まあ、このあたりも本当に、中国や韓国の観光客多いよね。五稜郭の形を見たので概ね満足しまして、五稜郭公園前の電停から
函館へ。新函館北斗駅の売店が小さい、という話を聞いていたので、乗り換え5分の間に急いでお土産と駅弁を確保し
新函館駅まで直行の、快速はこだてライナーに乗車、新函館北斗駅に19分で到着。新幹線の発車までの11分で駅が見切れるかしら、と思っていたんですが
なかなか、こじんまりとした駅でありまして、新幹線を興味津々見ていたひとがいるのは面白かったですが
売店もあまり大きくなく…
お土産も、函館駅に比べると非常に取り扱いが少ない。じゃがポックル売ってない。駅弁も売り切れ!函館駅で買ってきて良かったわあ…。そしてホームへ。函館本線のホームからフラットに乗り換えられるのは便利ですね
乗るのは、最速達タイプ、4時間2分で東京駅に運んでくれるはやぶさ34号、17時21分発
自分の乗った車両の乗車率は、この駅発車時点では20%行かないかな…というところか。発車すると、非常に立派な操車場が見えまして
旅がはじまるわけですが、防音壁とトンネルばかり見えて、あまり景色が見えない…。さっそく、ビールをぷしゅ
サッポロクラシックの限定ものが、フレーバーが良くて美味い。んで、あっという間に、17時39分に青函トンネルに突入。吉岡海底駅、竜飛海底駅があるなー、と黙視するのが精いっぱいなまま、25分でトンネルを出て、早くもお岩木山が見えてくる
新青森まで1時間あまり。確かに素晴らしく早いし、東京まで1本で行けるってすごい!なんだけど、やや拍子抜けな感も無くはない北海道新幹線。しかして、旅はまだまだ続きます。新青森からそれなりの乗車があり、そろそろお弁当をあけましょう
函館名物、鰊みがき弁当。880円
みがき鰊、数の子、昆布。これがもう、酒に合う合う。日本酒を飲むために生まれてきたような弁当だ。自分的三大駅弁の一つに推したい。残りのふたつは、米原の湖北のおはなしと、横浜のシウマイ弁当です。
そうそう、弁当を買った時に貰った、北海道新幹線開業記念、Kitaca & Suica ウェットティッシュ、かわいい
盛岡駅を過ぎると、整備新幹線区間が終わって速度も本気を出してきて、手許の機器で310km/hへ
仙台を過ぎると、あっというまに大宮、減速して東京駅。同時多発人身事故が発生して東海道線などのダイヤが乱れており、新幹線を降りてからのほうが疲れる…という…展開ではありましたが、無事に横浜。
へそまがりの流浪ぴーにちょっと顔を出して、帰宅したのでありました