ビリヤニ料理教室と、東美特別展と、野毛の夜
祐天寺に朝の9時。最近、インド料理のスパイスに嵌ってしまっており、今日も今日とて、ビリヤニ太郎さんのビリヤニ料理教室に来てみた、というわけです。祐天寺の区民センター的なところの調理室にて
ビリヤニはインドの炊き込みご飯で、お祝い事の席等にも出されるもの。ビリヤニと言ってもインドの地方によっていろいろな作り方があるのだけれど、本日作るコルカタのビリヤニは、日本では出しているお店がほぼ皆無らしい
ジャガイモを使うのがコルカタのビリヤニの特徴だそうですよ。まずジャガイモは強めの塩で塩茹でにして、一方で、油たっぷりでフライドオニオン作り。均一になるように、スライサーで切ると
本日使うスパイス各種。クミンシードとかチリとか、クローブとか、一般的なスパイスは手に入るけど。ビリヤニ用の配合されたビリヤニマサラとか、メティアター?ケオラウォーター?このあたりはハードル高いよなー
鶏の腿肉を使って、スパイスで炒めてヨーグルトや牛乳も入れて、グレービー、つまりカレーのようなものを作っていきます。
もう、これだけでおいしそうでして…。そして煮込んだあとで、じゃがいもとフライドオニオンを投入。混ぜてはいけないと。ビリヤニは、いろんなところからいろんな味がするのが醍醐味であると。混ぜるけど混ぜ過ぎないミールスも、そういう楽しみ方だよなー
さて、一方で、塩たっぷり、スパイスもたっぷり入れてお湯を沸かしまして、パスティマライスを投入し、ごはんを茹でていきます。この炊き加減がいちばん、神経を使うところだそうで
ある程度火が通ったところで半分くらいの米をざるで掬ってグレービーの上に掛けて、均し、さらにもう少し、シンが多めに残ってるな、というあたりで残りの米をさらにざるで掬い、その上に乗っけて均す。
こっからさらに、しばらく煮込んで、ご飯が完全に炊けて味も染みて、ビリヤニの出来上がりというわけです。
これがねー、自分でやってこんなにうまく出来るんだ!とびっくするほど美味かった。スパイスさえあれば自宅でも出来るので、いいな、これ。ビリヤニ太郎さんが自宅で出来るビリヤニセットの通販もしているのでこれ買ったら出来るみたいだけれど
教室も適宜やっているようで、この料理教室自体がなかなか楽しかったので、また別の地方のビリヤニを作りにきてもいいなー、と思ったのでした。
おいしいビリヤニを堪能したあとは、近所の目黒区役所…昔の千代田生命本社ビル、村野藤吾の名建築ですね、ここを見物したり
中目黒から地下鉄で神谷町に出て、東京美術倶楽部の東美特別展を見たり
『シン・ゴジラ』で、首相官邸に掛かっていた片岡球子『めでたき富士』を見に行く…というのも目的のひとつだったんですが、凄いですな、東京美術倶楽部。
各ギャラリーが選りすぐりのお宝を出品していて、それこそ3000万円の刀剣とか、むき出しでおいてあるし、茶器も300万とかするものを触って撫で回してるし…。来てる人が、何十万くらいのものをみんな買う気まんまんで来ているよ。特に2階は全部畳敷きになっていて、日本庭園まであって、なんなんだここ。
あんまり高いものばかり見ていると、朝鮮白磁の30万円の茶杯とか、青磁の50万円の茶碗とか、久谷の50万円くらいの小皿とか、おやすい…買っても良いのでは…みたいな気分になってくるのよな…。あぶないあぶない。
やはり美術館で見るのと一味違い、買おうと思うと買える、という環境で美術品を見るのは別の楽しみがあるのでした。堪能。
その後、横浜に戻り…つつ、クライマックスシリーズの経過は気になるけれど、今永が初回に6失点しながらも追いつきかけていてすごい…。で、最後のバッター、筒香が中崎に三振で討ち取られ、8-7で負け、ベイスターズの今シーズンは終わったのでした。ありがとう、ありがとう、おつかれさまでした。
負けが決まった直後に桜木町駅で3人で待ち合わせ、本日は野毛飲み。アンテナアメリカ→立ち食い千花庵→松澤ワイン食堂→桐のや水産→日の出理容院と、前々からお会いしたかったお二人と
それはそれは楽しい時間を過ごしたのであります。いやほんと、17時から22時過ぎまで、会話の途切れることがなく
桜木町駅で別れたところまでは覚えているんだけど、その後、最後にラーメンの写真が残っていたんだけれど、まったく記憶にないのよね…ひとりで行ったんだよな…大丈夫か