水曜日、祝日。朝ごはん。おじや的なものと、昨夜の惣菜の残り
9時半ごろ出掛けて、上野まで。混雑する上野公園を通り抜けて、東京藝大へ
宮田亮平文化庁長官の、東京藝術大学退任記念展『喜怒哀藝』を見る。
ご存知イルカだらけなのはご想像の通り。なぜイルカ長官は、イルカだけ作り続けるのだろう
パブリックアートの数々も、あちこちから持って来て展示していて、持ってこれないものは写真が掲示されている。新潟出身なので、新潟日報とか、主たるところにももちろん、たくさん
もちろん、イルカしか作ってないわけではなく、たとえば小学生の時の画もすでにイルカではありますが
初期には抽象的な彫金もいろいろやってまして
イルカじゃないものもたくさん作ってまして
しかし、ある時期からイルカだらけになるんですね。東京藝大で教鞭をとりだしたくらいからなのかなあ。『シュプリンゲン』の名前が付いた中ではおそらく古いほうだと思われる、20数年前の作品
もちろん、どれもこれも技術は素晴らしいものなんですけれども。そしてこの日、というか、おそらく会期中、いれる限りはご本人がいらっしゃって
終始にこやかに応対していて、いろんな意味で、さすがだ…と思ったことです。イルカ長官イルカ長官などと言ってちょっと笑って見てしまってますが、嫌いじゃないです、イルカ長官。
ロバート・フランクの写真展も見てから
山手線に乗って新大久保に移動し、久しぶりに
『東北烤羊腿』へ。ランチメニューの羊スープ定食600円は「クセがなくて美味しいとか言う人間はすっこんでろ!」な羊臭さが素晴らしいし
葱油餅500円も本格派で、辛い香辛料は餅に付けてもスープに入れても絶品
夜メニューの充実ぶりもすてき
店員さんの気だるい雰囲気も含めて、中華系の店では満点に近い。こんどは夜に来よう。
新大久保からぶらぶら、花園神社に向かう。目に入るのは韓流の店、続いて、ホストクラブ。外国人向けの甲冑が着られるサムライミュージアム。これもその類か?と目に留まった店は
山形県最上地方の郷土料理兼アンテナショップ。店内入ると、突如流れ出す、三味線民謡版「残酷な天使のテーゼ」。なんなんだ新宿 。
で、花園神社の酉の市、実ははじめて来る。昔は目黒、その後は横浜橋、時々浅草、新宿は来たことがなくてな。
入口で車を降りて、法被姿の番頭格に先導されて歩く親分さんの後ろについて歩き、境内を徘徊。たいへんな賑わいで
しかし、熊手を扱うお店は、比較的どこもスケールが大きくはないのだな。浅草のほうが派手な感じはする。並ぶ提灯の迫力はさすが
見世物小屋も健在ですが、ずいぶんと健康的な雰囲気でしたね
伊勢丹の地下食品売り場を覗いて美味しそうなものに目移りして結局これといって買わずに出て、西口広場へ。
『橋と土木展』を開催中で新宿駅1/100模型も見たよ。すげーなこれ…。
新宿駅変遷とか、関東大震災からの復興の橋の建設に関してとか、東京横浜大阪の橋とか、鉄道建設とか、面白い資料がてんこ盛りだった。
図録は売り切れで残念。ゆっくり見ていたらたちまち一時間半ほど経過しており、そろそろ、明日も仕事だし、寒くなりそうだから帰りましょう。
夜はしんしんと冷えていく。明日、雪が降るってほんとかな