水曜日、7時前の新幹線で新大阪へ。午後は中之島でお仕事。さて、比較的はやめに仕事が終わりまして
国立国際美術館『森村泰昌 自画像の美術史 「私」と「わたし」が出会うとき』を見る。
30年間に渡る自画像作品のまさに集大成と言える展覧会。そして藤井光撮影による映像『「私」と「わたし」が出会うときー自画 像のシンポジオンー』は70分あるが、必ず最初から見てほしい。
森村さん自身が推奨の見方だが、 会場に着いたら上映開始時間を確認し、地下3Fの展示をさっと見て、地下2Fに上がって映像を見て、最後にまた地下3Fに戻って再度じっくり鑑賞。2〜3時間は覚悟 して行くこと。現在の映像開始時間は、現状では10:10、11:25、12:40、13:55、,15:10 金曜のみさらに、16:25、17:40 とあった。
映像作品は、森村泰昌自身が扮したアーティストによる独白オムニバス形式で、作り込みも実によくできていて魅せるし、アーティストに仮託して、森村さんの芸術やアイデンティティとの向き合い方が真摯に吐露されている。必見。写真は登場した皆さん。
地下3Fは撮影自由。1985年の伝説の個展再現にはじまり、これまでの代表作…
ベラスケスの絵画に入り込んでいく作品から
田中敦子から
新作も相当な点数があり、まさに大回顧展になっている。平日の昼間だけれど、現代美術の展覧会にしては、それなりにお客さんが入ってる印象。外国人もいたり、いかにも美術好きそうな人もいるけれど、あまり美術に 興味無さそうな人も。
朝テレビでやっていたから…かもだけど、前から思ってるんですが、森村泰昌と草間彌生、妙に大阪で一般人気ありません?そんな気がする…
森村さんの展覧会というと、横浜美術館での個展が思い出されますが
今回は、この時と比べても非常に大規模なものになっておりました。あ、こないだの横浜トリエンナーレも、ある意味、森村さんの個展と言えるかもしれないけどね…
それにしても注目すべきは藤井光であり、今回の映像の撮影、先日見た、田中功起の展覧会の撮影
『キセイノセイキ』にも『六本木クロッシング』にも出ていたし
もうほんと、ノリノリでありますね。美術館を出て新大阪駅に急ぎ、新幹線で品川へ。大井町に出て、夜は『そのだ』
鳥刺も…
煮込みも素揚げも
あと、絹揚げも
どれもこれも、たいへん、美味しゅうございましたのです。焼酎飲んで楽しい時間でございました
在華坊(@zaikabou)/2016年04月13日 - Twilog