5時半起床、6時出発、東京駅から7時の新幹線で新潟へ。車内にはスノボに向かう大学生くらいのグループがかなり多かった。リフト券つきで安いプランがあるのでしょう。トンネルをくぐって越後湯沢にたどり着くと、快晴でびっくり。新潟でこの季節に、珍しい。
9時に新潟駅着。すぐに車で佐渡汽船ターミナルに向かい、9時40分のジェットフォイルで佐渡へ。
帰りの便は16時に両津港を出る予定なのだけれど、この時点では、午後から天気が荒れるということで、運行が決定していなかった。いざとなればフェリーで帰ればいいけど…ねえ…
海上で大雨に降られつつ、1時間で到着。客先へ。昼飯後もまた客先へ。ほいでもって、早々にお仕事は終了。しかし、途中から風が出てきて雨も強く振り出して、どこかに寄り道という気分でもない。おとなしく両津のターミナルに戻り、佐渡汽船ターミナルビルの展望室にある朱鷺神社を見たり。
加茂湖に見えるは牡蠣養殖のイカダか。
佐渡汽船、カーフェリー三姉妹という萌えキャラがいるのか。長女おけさ、次女ときわ、末っ子あかね。怒ると冬の日本海のように荒れたりするらしい。
ほんでもって、お土産屋を眺めていても時間が持たないので、3階にある食堂『よろこんで』でぶりづけ丼を。さすが、寒ブリ、うまい
お店の店主がたまごの黄身をサービスでつけてくれて、これをかけてブリユッケ丼も良いよ、という。実際、なかなかおいしかった。『よろこんで』という感じの元気な社長さんだったけれど、それよりも、来ていたおばちゃんが、地方で時々見かけるタイプのポジティブビジネスおばちゃんで、ああいう人は苦手です…。
飯を食っている間に、16時のジェットフォイルも無事に動くことになって、乗船しまして。
となりには16時5分出発の、ジェットフォイルが就航不可だったら乗ることになっていたフェリーが。これは次女かな
すこし揺れるのでおとなしく眠って新潟まで。ここで同行の人とは別れて、新潟県立万代島美術館『鴻池朋子展 皮と針と糸と』を見る。
おととし、神奈川県民ホールギャラリーで見た『根源的暴力』を再構成したもの
縫う、ということに焦点をあてた内容。
生々しい生き物の繋ぐ力があちかちから溢れていた。
新潟では、秋田の雪の風景が現実的に暴力的に迫る。それにしても、空いている。1時間弱の鑑賞中、見ているのはわたしひとりだった。
会場内はすべて撮影自由。鴻池朋子、やはり、ドローイングも良い
美術館を出るともう真っ暗で、
嵐のような風が吹き、冷たい雨が。寒い。
バス待ちの人たちが、フードを被り、俯き加減に、じっと耐えている
最終バスで新潟駅に戻り、また来てしまった、新潟駅ぽんしゅ館。
例によって、5杯500円の日本酒いただきます。上越市で火事で全焼した蔵元、加賀の井のお酒は調整中で、提供がありません…。
1杯目、オススメの越の寒中梅 純米吟醸原酒、純米吟醸！という感じで良い。
『八一 特別純米』旨口というが、やや印象の薄い吟醸系か。『有りがたし 純米』米の味たっぷり、純米！という感じ、好み。『君の井 蔵秘伝 純米吟醸 山廃』山廃なんだけど、甘みがぐっと迫ってくるちょっと変わった印象、これも良い。『一本〆 純米吟醸』すっきり旨口。以上、今日は5杯までで、おとなしくやめました。
18時56分の新幹線に乗り、2時間弱。上野で上野東京ラインに乗り換えて
帰宅したのでありました。実際の労働時間に比べて、移動時間の長い出張であった。
