宜興のホテルでおはようございます。ホテルのあさごはん。地味な見た目だけど、おかゆに入れる漬物とか豆とか、美味しい
ちょっと街に出て歩いてみる
宜興の街はバスはよく走っているけど、タクシーはあまり見かけない感じ。高鉄の駅には少しは止まっていたけど。代わりに、三輪バイクみたいなのがたくさん走っている
あと、町中にあるこの標語、宜興に限らず、上海に戻ってからもよく見た
『富強 民主 文明 和諧 自由 平等 公正 法治 愛国 敬業 誠信 友善』 共産党の今年のスローガンか何かでしょうか…。と思ったら、『中国共産党第十八回全国代表大会における胡錦濤総書記による活動報告の中で定義づけられた社会主義核心価値観』であるらしい
この日はまた工藝廠に向かい、昼までお店を覗いたり、のんびり。お昼ご飯は美味しい面だよ、というわけで。特色爆魚面。爆魚とは…。なんか魚を揚げたもので、何の魚、なのかはよくわからんけど、とにかく美味しい
あと、お肉も美味しかったです。さすが宜興、ラー油の壺も宜興紫砂であった
食後にまたお茶をいただいて、そろそろ出かけましょう。本当にお世話になりました。広い目抜き通りを通って宜興駅に向かい、ネットで予約してもらった切符を窓口で受けとり
構内に入るとスターバックスがあり、なんとここの店員さんが日本語ができてびっくり。独学中であるらしい
改札はじまってホームに向かう
宜興から上海虹橋行き高鉄に乗車。ちなみに、時刻表では14:23が直前に14:20に変更になり、実際には14:19に発車したので、中国の高鉄は発車5分前には座っていないと危ないのである。改札も5分前には閉まる。5分前行動が必須の世界だ…。
宜興から上海虹橋に直通する高鉄は1日3本だけ。しかも各駅停車に近いので停車するたび抜かされ、所要時間も2時間半くらいかかる。杭州東で乗換なら、30分の乗継時間含めたとしても2時間程度だし、本数もとても多い。しかし中国の高鉄、出口と入口が別で一旦下車後再度駅に入る必要があり、乗継が非常に億劫なのだ…。上海虹橋駅では乗り継ぎ専用通路も見たけど
どこでもこういうのがあるかはわからないし。とにかく、乗り継ぎ前提では作られていない鉄道システムなのだなー、と思うのだった。駅の構造とかいろいろ見て行くと、鉄道的というよりも、航空的だよね。
そしてまた、ですね、高鉄、杭州の街では基本的に杭州東駅に着くんですが、この列車は本来は国鉄用の杭州駅に到着する。
在来線も標準軌だからこういうことが出来るんですね…。杭州駅では、高鉄の車両と、在来線の車両が並んでいる光景が見られた
杭州駅でスイッチバックするので、座席を回転させるためにひと騒動。ネトゲに夢中になっていたおねーちゃんに身振り手振りでお願いして一旦立ってもらったが、あとでずっと文句を言っていたらしい。ネトゲのチームに迷惑かけたとかなんとか。
列車は巨大な貨物駅なども見ながら進みまして。電車の中ではみんな熟睡。今日は乗車距離が長いので一等座ね
連日、盛りだくさんで疲れてますね。途中、4日前に利用した嘉善南駅にも停車した
実は4日前に乗った列車も、宜興発上海虹橋行きの、同じ時間の列車だったのだ。2時間半以上かけて、無事に上海虹橋駅に到着。駅に近いホテルの送迎の車でホテルにチェックインする。
一旦落ち着いてから、また車を呼んで、茶葉市場のお店にお茶を買いに行く。プーアル茶の餅を1つ、立派なのを買ってしまいました
それから、また別の茶葉市場へ。これは昼間の写真ですが
上海には、お茶に関するものが集まったお茶市場(茶城)がたくさんある。観光ガイドなどでは天山茶城が有名ですが、今回行ったのは大宇国際茶城。ここを含め、あちこちにあるのです。ここに載っているだけでも30か所ほど
2017春茶即将上市,逛遍上海茶叶批发市场 - 新茶网 - www.xincha.com
中は、1階は茶葉を扱う店がたくさん。問屋的なところだけれど、普通に小売りもしてくれるところがほどんどのはず
最近はプーアル茶が流行りであるらしく、プーアル茶を扱う店がとても多い
千両茶の実物なんてはじめて見たよ!
前に黒茶の会で教えてもらったのだった。よもや、実物が見られるとは
2階以上は茶器の店が中心になっていて、お茶缶とかお茶の袋を扱う店もあるけれど、ありとあらゆるお茶に関する道具が並んでいる
お茶を入れるための電熱器とポットと導水管がコンパクトに一体型になった家電は、日本だとほとんど需要がなさそうなものだけど、かなりお安い値段で売っていた。お茶をよくする人には便利そう
値段は本当にピンキリで、2元の茶碗がずらっと並んでいる店から、6000元の蓋椀が無造作に置いてある店から、とにかくバラエティに富んでいて、お茶にはこういう道具を使うのか、というものもいろいろあって、見ていて飽きないのだった。そして私は、黒檀の茶盤まで買ってしまったのです…
じっくり眺めた後は、大宇国際茶城の目の前にある店で、みんなで食べるのは最後のごはん
この店がまた、一人50元くらいで、腹いっぱいに実直で美味いものが食える素晴らしいお店だった。またタクシーでホテルに戻り、おやすみなさい…