京都へ。アジア回廊現代美術展と、『大賀花』『枡』
金曜日、6時30分の便で伊丹へ
モノレールで移動して仕事、午後からは中之島に移動して仕事。はい、おしまい。さらに移動して、京都に向かう。着いて18時。
二条城と京都芸術センターで開催中の『アジア回廊現代美術展』でありますが
二条城は16時で閉まってしまうので、京都芸術センターだけ見る。
元明倫小学という空間によって、良さが倍増しくらいには底上げされている感はありつつ。堀尾貞治や中原浩大の高密度な情報量の空間に圧倒されまして
さらに陸揚の息を飲むような映像空間にくらくらした後、学校の暗い廊下を抜けて行くとたどり着くホール
さらに、その奥の
こんな狭い場所に何人入ってるのかな、と思った、そういうことではなかった。奥に素晴らしい空間が広がっていた。楊福東の美麗な映像空間に耽溺する。ここにずっといても良い。なかなか他では体験できないものだった。
しかし…でありまして。ぼんやりしながら階段をのぼり、最後にたどり着く和室、今村源によって展開される密やかで危ういバランスの空間。それまでの体験を反芻しながら、その空間を味わおう…というときに。
ボランティア?のおばちゃんが、ものすごく無粋に、お節介極まる説明攻撃をはじめるのです。やめてくれ、と思いつつ、ほかの人もいるのでそうも言えなかったけれど、まったくもってぶち壊しである。あれを企画者が仕組んだならすごいし、そうでないなら無情すぎる、と思ったのでした。
ま、しかし、全体としては面白かった。二条城のほうが大規模みたいですね。
軽く飲んで帰ろう。遊亀祇園はどうせ混んでるだろうと、先日人に教えてもらった、『大賀花』という、つけもん屋がやってる立ち飲みへ。
ぬか漬け盛り380円、さすがに美味い
澤屋まつもとの樽酒に、まぐろブツ。あ、これはよい店だな。日本酒の品ぞろえも充実している
ひとりで厨房回してるお兄さんが働きものだ
さらに、錦市場、津乃弥の極辛鮭塩焼、お酒は篠峯で。いくらでも日本酒のススムつまみだ
ごちそうさまです。良い店でした。さてもう一軒、通りかかるたびに、なんか気になっていた店へ。
店の入れ替わりが激しい、裏寺町の広い通りに面したお店『枡』は、カウンター6席だけ、女将一人で切り盛りする店。
もちろん、女将さんも、ここで何十年と店をやっている人なのだが、常連さんが、先斗町にビル持ってる地主とか、あのあたりに出入してる業者とかばかりであり。ご近所の話を漏れ聞いてるだけで非常に面白い。最近の京都海外旅行客事情も包み隠さず。
味とお会計も極めてまっとう、つまみ2品と酒で1450円。良い店だったのです。京都、こういうとこも面白いですね。
地下鉄で京都駅に向かい、最終の新幹線で
帰宅したのでした