土曜日、鉄道記念日。いちおう、住む家はある程度決めていたのだが、念のため、その後出てきた物件ももう一つ見せて貰う。これは便利な場所だが…
お家賃がかなり違ってなあ…。その差額でいろいろ楽しいことが出来ると考えると、うーむ。お昼ご飯は桜木町駅近くのキッチン・カフェばるで。美味しい。
午後からは、黄金町バザール散策
キュレーターツアーでまわったんだけど、ホームレスのおっちゃんが作品の入り口で寝ていて、ちょっとお邪魔しちゃ悪いから次行きましょう、というのがあって面白かった。
ツアーから離脱した後、見たのが、毒山凡太郎。台湾で日本の教育を受けた人達に、憶えている歌を歌ってもらう映像作品。蛍の光などから次第に、軍歌、教育勅語、巡査の制裁、先生の体罰、君が代が出てきて、しかもそれを特に責めるでもなく語る台湾の老婆老爺達に、居たたまれなくなる。25分の映像をずっと見てしまう。
日常生活の異化、日常生活ゆえの異化。マツダホームにはぜひ行って、チャイムを鳴らしてみてほしい。京急電車が通るすぐ脇のアパートで、何が起きるか。何も起きないか
んで、インスタ映えしそうな大岡川の上の作品を撮っていたら
通り過ぎる老婆がまるで聖者であるかのように、鳩が集まり付き従っていく。
たぶん、よく餌をくれる人なだけなのだろうが。日常の中にいきなり芸術作品が紛れ込み、そのなかにさらに奇異な日常が紛れ込む街、黄金町。
この、個々に幾つか面白い作品はあるが、全体としてどうなるか聴かれると微妙な気持ちになる黄金町バザール、最初からずっとそうだが…。龍宮みたいな拠点があるとなあ…。今は、高架下のどこも、きちんと拠点になっている感じが無くて。
歩き回って喉が渇いたので、よんふくカフェで甘いものとお茶
そこからまた頑張ってい歩いて、山下公園のディワリ・インディアに行ったけれど、冷たい雨が降っていて、人がいない
なんだか寂しい気持ちになってしまったので、中華街『南粤美食』にまた行ってしまった。
夜は品切れが多い塩蒸し焼き鶏、入店早々ありますかと聞くと、最後の半羽があるというので、いの一番に注文。
そして店主、間髪入れずに、あさり食べる?と。勿論、美味しいに決まっているからください。鶏は勿論、あさりの豆豉炒めもとても美味い…
メニューを眺める。前回、腸詰とセロリの炒めが素敵だったから、なんでもいけるのが分かっている。豚肉メニューで、豚モツと野菜の炒めが一番高い。普通は安そうなメニューが高い。俄然、気になり注文。塩味でコリコリの豚モツとシャキシャキセロリに陶然…なぜこんなに美味
厨房に吊るされた腸詰と魚の間に干し肉が加わっている。
今週から始まったと言う。炒め物にしてもらう。噛むほどに凝縮された旨味と甘味が口の中いっぱいに拡がり、自然と笑顔が溢れつづける。なんだこれは…。
来週あたりからこれで煲仔饭を作ると聞き騒然、美味いに決まってる!
最後は香港雲呑麺で。プリッとした海老ワンタンと、優しいスープの旨味。
通えば通うほどに、凄さしか感じない店になっている…。また来るぞ、と誓いを新たにするのだった。とりあえず、まずは、豚干し肉の煲仔饭を食べに