日曜日、今日も朝はゆるゆる。遅めのあさごはんを食べて、昼過ぎにお出かけ。上野まで。公園では酒屋角打ちフェスなんてものをやっているが…
酒屋角打ちフェスとか、センベロフェスとか、それはちょっとどうなん、と思います。わざわざフェスにするようなもんなのか。だいたい角打ち、業態のありようによっては、法的にいろいろグレーだったのでは。
さて、それを横目で見つつ、私たちは東京国立博物館へ
『仁和寺と御室派のみほとけ』を見る。
これが大変な質と量で、そんなに丁寧に見ていたつもりはないのに2時間半いてしまった。仏像の素晴らしさだけでなく、空海の国宝「三十帖冊子」、医心方や延喜式などの貴重な資料、数々の宸筆など、仁和寺と御室派が全力でやりました感が会場全体に横溢している。
仁和寺の観音堂を再現した空間は撮影自由、横からもどんどんご覧ください、周囲の壁画も高細密に再現してます、と、最近、展覧会で写真撮れることが増えて嬉しいけど、そこまでやっちゃっていいの?の大盤振る舞い。
しかし、これは入口に過ぎなかったのだ…
仁和寺観音堂に続く仏像の質量作戦はまさに極楽巡り。国宝重文のオンパレードでバラエティにも富んだ仏像を、そんな近くで、ちょっと手を伸ばせば触れられるくらいの距離でじっくり観察してしまえて、見てるほうがドキドキする。33年に一度公開の秘仏がライトアップガンガン360°とか、どうなってるのか。
ほんとうに千本手がある、葛井寺の千手観音菩薩坐像は2月14日からの公開だから、また行かねば。Twitterでも話題沸騰のおかざき真里コラボグッズの本気度といい、常に僧侶が詰めてお話しできる寺子屋コーナーまであることといい、仁和寺と御室派、相当気合の入った展覧会です。お時間に余裕を持って是非行ってほしい。
展覧会を堪能してから、すぐに横浜に移動。中華街でいま、最も愛すべきお店、南粤美食で、念願の宴会をしたぞ。9人で。派手なものは無いのです、地味な見た目のものが、とにかく、ひたすらに滋味深い店。
前菜の叉焼がまた美味い…鶏、アヒル、何時ものことながら、どこまでも味わい深く
この海老のネットリした甘味もたまらん!茹でただけみたいなのが、なぜこんなに美味いのか
イカとスナップエンドウとホタテの炒め物はXO醬入りソースを舐めつくしたい旨さ
ハムユィが、もう、何というか悶絶の旨味の塊で、豚のハンバーグみたいな塊の上に載っているハムユィを喧嘩腰で奪い合いをした後に
ここでフカヒレスープと言うこのお店だとあまり特徴の無さそうなものが挟まるのだが、なんだか言い知れぬ上品な美味さが
その後出てきた、豚の干し肉がほんとうにもう物理で殴りにくる旨味の暴力で、セロリも美味い…
さらに海老雲呑麺のどこまでも深くて濃厚な味わいに、どうしたらいいの、笑って平伏すしか無い
たくさんワンタンメンが並ぶ幸せ
ニラたっぷりの水餃子に続いて
腹一杯だと思ってたのに出てきた焼きそばが
なんだこれ滅茶苦茶うまい、争奪戦になってみるみるうちに無くなり、デザートで生姜風味のゼンザイが胃に消えていく…
これだけ楽しませてまだ真髄は見せないぞ…という意気が感じられるのだった。
南粤美食、皆様の報告を見ていると、老板のきまぐれで超絶美味いデザートを食ったとか、地元の料理で触れてはならないような真髄を味合わされたとか、火鍋も凄かったとか、目の毒の情報しか入ってこない、とにかくですね、どこまでも食らいついて、美味いものを食わせて貰うのだ!と決意新たにするです。
https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140105/14064517/
幸せな気分で帰宅し。しかし、私はこれから仕事があるので、一休みして出掛けたのでした