『醸す森』のドミトリーで、朝の5時前に目覚めて、周囲をぶらぶらお散歩
朝焼けの色が、だんだん、変わっていくのを眺めながら
小一時間散策して宿に戻り、風呂に入り、しばらくうたた寝して、さて、8時にあさごはん
以前、この施設が「おふくろ館」という宿泊施設だったころから引き継いだのかな、あさごはんは、地元の方が作ってくれる、美味しいあさごはんだった
おいしくいただきまして、さて、そろそろ、お出かけしましょうか。よい宿でした
宿を出て、昨日来た道を戻ってくだり、さらに松代方面に出て『三省ハウス』へ」
ここにレアンドロ・エルリッヒの新作があるようなのだが…まだ9時過ぎで、オープンまで1時間待つのもなあ…で、先に進む。松之山の交差点付近にある雪アートも評判良いらしいんだけど、こっちもスルーしてしまった
三省ハウスのある集落にある神社が、雰囲気良くて好き
さらに山をどんどん下って、松之山への入口の交差点に出て、ここは左折して向かった先は室野の集落
10時になって最初に入ったのが、『D344 中国ハウス』吹き抜けにした屋内いっぱいに拡がる鄔建安の作品
今回、アーティストも中国や香港の人が多く、お客さんもそのあたりの地域から大勢訪れているようで。公式ガイドブックも中国語版が、日本語版と同じ装丁で、値段もあまり変わらず売られていた。中国のほうのスポンサーがちゃんとついている感じですね。
そして奴奈川キャンパスへ
脱皮する家を彫った日芸の人がこちらでも彫っていて、来るたびに拡張していてすごい。
今日も彫ってますね
奴奈川キャンパスの食堂、今回はツアー客向けの食事だけ出してるみたい。3年前はここでお昼ご飯を食べましたが。奴奈川キャンパスの作品は、全体的にクオリティ高い。
この一室は『南極ビエンナーレ – フラム号2』南極で開催された南極ビエンナーレからの展開なのだが、フラム号ってもともとは、アムンセンが南極探検に使った船の名前で。北川フラムさんの「フラム」も、ここからとられた名前らしい…
お土産売り場も覗いて、さて、移動しましょう
国道403号線を東へ。見慣れた風景、まつだい農舞台へ。草間彌生がお出迎え
ここに来たのはまず第一にお昼ご飯でありまして、里山ビュッフェは、越後妻有に来たならば、必ず食べて欲しいのですが
大人気なので、オープンの11時時点で行列が出来ていた。最初のターンになんとか入れてお会計をすませ
ふふふ、この
品々がですね、どれもこれも、本当に美味いのですよ。ナス、イモ、かぼちゃ、ズッキーニ、枝豆、イトウリ、きゅうり、オクラ、ピーマン、トマト…それから、米、豚肉、味噌…
そもそもの素材がめっぽう美味いところに、ここは調理も際立っているからね…。どんどん腕が上がっているような気がする。鶏団子と夕顔の煮たのなんか、感動的であった。
小学生男子が、しかし、ビュッフェなのに食べるものが無い…みたいな感じで、ポテサラとから揚げなどを申し訳程度に取っており。少年、もう少し大きくなると美味しさがわかるよ…(アレルギーとかあって食べられなかったならすまん)
農舞台はかなり改装されており、一面が黒板の部屋などはそのままだったけれど
お土産売り場が改装されて展示場所になっていて、オーストラリアのアボリジニの神聖な楽器、イダキに関する展示をやっていた。越後妻有でいちば充実していたお土産売り場だったのだが(キナーレよりもはるかに充実している)、どうするんだろう
ところで、イダキと聞くと、ナンシー関の「信仰の現場」に出てきた一番の謎物件、斎藤忠光というおっさんがひとりでピロピロピアノを弾くのをホール満員の観客が涙ぐみながら聞いていて、どうもお高いセミナーに繋がる道があるらしいが全容を掴めず、の回を思い出してしまうのだが、関係ないお話でした。なんかいま調べたら、今は「いだきしん」という名前で活動していて、会社組織もあるらしいが
話が脱線したので戻しまして…
農舞台には電動の自転車もレンタルで準備されている。最近はバッテリーの持ちも良くなったので、結構山の中まで入ってこれるらしいですね
農舞台を出て、松代の城山の作品は大概見ているので、商店街のほうへ
だいぶんふざけている「黄金の遊技場」を見たり
今回の新作『カサバラタ』は、お隣のカール・ベンクスハウスで販売している暖炉を持ってきた作品なのだろうか
『ゴースト ダンス』家の中に光の柱が刺さっている作品
そして、松代町役場(今は十日町市役所松代支所ですね)の倉庫を舞台に展開委する『SF』金氏徹平の作品
除雪車が大迫力!これならエイリアンにも勝てそう
このインスタレーションは必見であります。松代の商店街、以前よりもカフェなども増えてきていて、芸術祭の時期以外は営業どうなんだろう…とは思うものの、よいですね
そろそろまつだいを後にして。国道253号線を西へ。坂道を登った先にある薬師トンネルが、長い上に、ダラダラといつまでも上り坂が続き、そして車の通行量が多いという、なかなか自転車には酷なトンネル。抜けてほっと一息
この先は名ヶ山トンネルを通り、信濃川までひたすら下りの楽な道
川を渡って少し北上…していたが、この炎天下の一番暑い時間に、照り返しのきつい舗装道を走っているだけでキビシくなってくる。自動販売機を見つけてペットボトルの水がすぐに空く。ようようたどり着いた無人駅の魚沼中条駅前には、「目」の新作『Repetitive objects』がある
まったく同じ岩が、昔からそこにあったかのように2つ。1つは作りものか、2つとも作り物なのか、そもそも作り物とは…?
この先にさらに進むと下条のあたりにも作品いろいろあるんですが、ここで引き返し。途中、「目」の作品で大行列が出来た3年前が懐かしいコインランドリーを通り過ぎ
昨年オープンしたばかりの新たな拠点施設「段十ろう」をちょっと見学
この緞帳はジョゼ・デ・ギマランイスの作品。作品の黄色い標識も作っている人ですね。で、そろそろ暑さで活動限界を迎えている感があるので、このあたりで最終目的地、キナーレへ
開発さん、暑いのにお疲れさまです…
キナーレは駐車場が満杯で大いに賑わっている『2018年の方丈記私記』展では
いろいろな方丈、小さな庵が展示されてるだけじゃなくて
お店になったりしていて、実際に十日町で店をやってるママが営業するカラオケスナックがあったり
ドリンク500円1曲つき。あと、コラボ甘味屋台の紙袋かわいい
越後しなのがわバルでは「ザ おこめショー」
妻有のお米で作ったおにぎりが日替わりで数種類用意されていて、食べ比べできる。今日の5種類のうち、松之山水梨地区と、松代清水地区のを選んだよ。んまいなー
オコメショーなのでショーなのだが、妻有の里を走っているととこどろころで見かける看板が。農作業の注意喚起用の看板なんでしょうか
で、レアンドロ・エルリッヒの作品は、キナーレの中庭に鑑写しになるキナーレ…なのだが、これが撮影ポイントが難しく、ちょっとでもずれると作品意図が成立しなくなってしまう。なんとか頑張って鑑写しっぽくしたパノラマ写真
ちょっと横から見ると、ぜんぜん違う風景になってしまう
土砂降りの雨が降りだした。もう夕方。常設の展示も眺めつつ
そろそろ帰り支度に時間。明石の湯に入っていると、雷と土砂降りがますます酷くなり、長湯して着替えて、雨宿りにしばらく休憩
6時過ぎになって雨も止んだので、そろそろ帰りましょう
十日町駅前、孤独のグルメにも出てきたパン屋、アリペイが使えるのね
十日町から6時36分の越後湯沢行きに乗車。途中、六日町から、汚染宿の龍言のスタッフにホームまで見送られて乗ってくる外国人がいた。越後湯沢からはMaxではないときに乗る。長野新幹線に使われていた車両だから、大きい荷物置き場がちゃんとあるのが良いですね