日曜日、体調もおおむね回復。朝からJCOMの人が来て、携帯電話の乗り換えの相談など。その後お出掛けして、京急で金沢文庫へ。
運慶展を開催中なので、見てきた。
運慶展といえば、怒涛の彫刻展だった去年のトーハクの運慶展が思い出されますが
もちろん、展示室も限られた金沢文庫でありますので、あそこまでの規模ではない。しかしながら、今回の『運慶―鎌倉幕府と霊験伝説―』広くはない展示室に慶派の仏像がみっちり。展示ケースに押し合いへし合いという感じで仏像が並んでいる。
国宝『称名寺聖教』から数多くの文献を引いたり、絵巻などから、運慶にまつわる縁起の数々が説かれる。なかなか濃厚な内容になっている。
そして、三浦半島周辺にはこんなにも由緒のある寺がたくさんあるんだな、と改めて思う。曹源寺の十二神将は、トーハクでは1階の最初の部屋の奥で並んでるところを何度も見てるはずなんだけれど、ガラス越しとはいえ、間近で見るとまた印象が違う。
そしてこの十二神将、頭の上に十二支がついているんだけれど、これが間違った解釈で後付けされたものだとのこと。近年になって、他の寺にある類似作との対照で、本来の十二支を比定したらしい。なるほど、この頭の上の動物たち、仏像の作りとはかけ離れていてやや稚拙…ではあるんだけれど、民芸品みたいな俗っぽい可愛さがあり、ついつい、そちらに注目してしまう。
こんな混んでいる金沢文庫はじめて見た…という混雑ぶり。お隣の称名寺はこれから梅の季節になりまする。
また電車で戻り、日ノ出町駅前で昼飯。いつもガラガラの麺屋清星に人が大勢いてびっくりしましたですよ。
ぶらぶら歩いて中華街へ。春節のイベントを覗きに来たんだけれど、大変な人だかりで近づけず。年越しの落ち着いた雰囲気とは別物である。
遠巻きに眺めるにとどめて、南粤美食へ。夜の宴会の買い出しに。塩鶏を一尾手に入れる。丁度貸し切りの宴会が終わったところで、宴会で作った余分なシウマイあるよ、いる?というというので、ありがたく購入させていただく。シウマイははじめてだ。
一旦帰宅後、支度をしてお出掛け。某所へ。本日は、以前からいろいろ食べ比べをやっているコミュニティで、ちょうど福岡に里帰りする人がおり、買い出ししてもらって明太子の食べ比べをしよう!ということになりまして。なお、これまでの食べ比べの様子
福岡から買ってきてもらった明太子に、都内や横浜(高島屋が品揃えが良い)で買いだした明太子を加えて、全部で14社16種類。12人での明太子食べ比べ大会が開催されました。
左上段から、徳平、稚加栄、あごおとし、福さ屋。椒房庵、田舎庵、福太郎、平塚。かば田、やまや、かねふく。鳴海屋(できたて、あごだし)、ふくや(レギュラー、復刻)、横浜明太子。
切りまして
もちろん、ごはんも焚いて、いただきます
かねふくから食べはじめて、しっかりしてオーソドックスだな、あごおとしは滑らか、椒房庵は酒っぽさもあって複雑な味がする、稚加栄は粒粒している、徳平はすごく普通、福さ屋はしょっぱい、田舎庵はゆず風味がかなりするぞ…、福太郎は甘いな。平塚はトウガラシがよく利いている、やまやは…わりとゆず風味、かばたはすっきりした味、横浜はえらくやさしい味、ふくやは今のがあっさり、復刻がピリピリする辛さ、鳴海屋生はしょっぱい、鳴海屋あごだしはほどよい出汁風味…。最後のほうは、印象がごちゃごちゃになりましたが。というか、かなり、辛い…。痛風になる…。
粒々感、なめらかさ、辛さ、刺激感、塩っぱさ、甘さ、ゆず風味、酒っぽさ、柔かさ…それぞれの違いはわかるけれども、ではどれが良い?と聞かれると、なかなか難しい。
3つ選ぶなら、椒房庵、あごおとし、鳴海屋あごだし、あたりかな、と思いました。
南粤美食の塩鶏にシュウマイ、カラスミ、フグの卵巣の糠漬けなど、いろいろ投入されてわけがわからなくなり、お酒もいろいろ、花巴美味いなー、とかやってまして、カラスミ炙ると美味いな!とか、とか…ふー。体内の塩分濃度がかなり大変なことになっておったのでした。