日毎に敵と懶惰に戦う

はてなダイアリーから引っ越しました。酒と食い物と美術と旅と横浜と建築と演芸と…

大倉陶園100年、六本木ニコラス閉店、そして桜

土曜日、昼前に出かけて横浜高島屋大倉陶園創業100周年展に行ったら

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大倉陶園TOTOノリタケ日本ガイシ日本特殊陶業などの森村グループの一角なのですね、という学びがあったり、迎賓館におさめられているお皿とか、いろいろ見られて眼福だったわけですが

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細見美術館コラボで、伊藤若冲の器セットが。

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ちょっとやそっとじゃ買えるお値段じゃないけど、使いたい…。糸瓜ティーセット23ピース組は、30万円でございます。こんなのもあった

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そしてだんだん、価格の感覚がマヒしてくるのだが

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極めつけは、百周年記念の「百花譜」

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手で絵付けした63ピース組のセットで、1,000万円!買う人の目処は立っているのだろうか…。絵付けの実演も見ることができた

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ええもんみせてもらいました…。さて、横浜から六本木に移動。ニコラスへ

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3月末で64年の歴史に幕を下ろす、六本木『ニコラス』は、日本にはじめてピザを紹介したと言われ、その他、数多くの伝説の中にある店。閉店1週間前の土曜日で満員と思いきや、そんなことはまったくなく…

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14時過ぎには一時貸切状態。ある意味最後までこの店らしい。広い店内にゆったり流れる時間は変わることがない。

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この店の価値は、その広々した店内、ざっかけない接客、良い客層であり。高めの年齢層の周辺住民顧客に長く愛された店、最後まで頑なに休日は通し営業していた、その隙間時間に、人の少ない店内で窓の外を眺めて、ピザをつまみながらワインを飲んで一人過ごす時間が、どんなに贅沢だったことか。

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前菜盛り合わせ、アンチョビとオリーブのピザ、ラザニア。飾り気の無い料理は、はっきり言えば、その後、優れたイタリアン、ピッツェリアが溢れるようになったこの国では、美味しいけれど「変わらぬ凡庸さ」の域を出ないかもしれない。でも、丁寧に作られたミートソースに心が躍る。新たな道を拓いた店には間違いない。

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この日も、昔はこの敷地まるごと木造二階建ての店で駐車場もあって車で来れたんだよと話す60過ぎの男性2人、買い物の途中に予約に立ち寄った近所の老婆、二世代で穏やかな昼食…などが見られる、六本木のニコラスなのだった。新橋店はまだ続くけど、ひとまず、さようなら。

桜を見ながら歩いて

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泉屋博古館別館で木島櫻谷展。思いのほか混雑、思いにふけっているような動物たちの顔をじっくり眺める

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さらに歩いて六本木方面に裏道をぶらぶらしていたら

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ミッドタウンの裏、古い建物にハッとし、ふと隣も見たら、器の店だった。店内ぎっしり、作家物や明治期の九谷や、2-5000円の価格帯中心で、丁寧に日常使いしたくなる器が溢れていて、思わず笑顔が溢れてしまう。ガレリア645、良い店でした。

やきものなら、東京・六本木の有田焼ショップ「GALLERIA(ガレリア)645」:鐵 - Kurogane -

そしてミッドタウン

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ここのお花見は外国人も多いな…

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サントリー美術館寛永の美』では、江戸時代初期の文化様相を勉強。ちょっと速足でしたけど

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そうして日は暮れて

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青山霊園で櫻を眺めて、明治神宮前まで歩き、横浜へ。乗り換えて弘明寺でお酒を買って、銭湯であったまり、流浪ぴーでぼんやりして

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桜を眺めながら

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帰宅したのでした

在華坊(@zaikabou)/2018年03月24日 - Twilog