日毎に敵と懶惰に戦う

はてなダイアリーから引っ越しました。酒と食い物と美術と旅と横浜と建築と演芸と…

土曜日、柳原良平、隈研吾、深川とっくり座、老酒舗

土曜日、たまっている日記を片付けて、家事を済ませて…昼前に出掛けようと思っていたら、佐川急便の荷物がなかなか来ない。結局、1時半くらいになり、昼過ぎにお出掛け。

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横浜みなと博物館が本日、横浜市民は無料デー。

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柳原良平アートミュージアムを覗くのが目的だったのだけれど、とにかくこの博物館、常設展のボリュームが多くて、面白いんですけれど、たどり着くまでになかなかつかれるという。

この常設展を見ていると、横浜開港100周年は盛り上がったのだなあ、それに比べて150周年は…という思いが強くなる。

その後東京駅に移動して東京ステーションギャラリー隈研吾の展覧会『くまのもの』を見る。

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素材別に隈研吾の思いがたっぷりと語られており、最近、今日の建築界において素人にいちばん分かりやすく語ってくれるのは隈研吾なのでは…と思う次第。 

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とりあえずルーバーを見れば隈研吾、みたいな状況が10年以上続いているわけだけれど、会場に収まりきらない模型と映像を見ていると、もちろん、それだけではないことがわかる。素材へのこだわりが溢れていて、堪能。それにしても海外、特に中国での仕事が多い。スケールの大きい仕事ができる場が海外、ということになるのだろうか。以前、杭州の中国美術学院の美術館を隈研吾とお伝えしたことがありましたが 

これは私の勘違いであって、本当に隈研吾が設計したのはこちらのほうでしたね

茶畑だった場所に建つ民芸博物館、行ってみたい…。隈研吾は以前からの「負ける建築」概念にしてもそうですが、それが建つ空間に抗わない建築たろうとしており、そうすると、やはり置かれた空間込みで見てみたくなるわけですよね。

そうそう、思い出すのが13年前のことで、森美術館の会員向けツアーで、くまさんの事務所を見学させてもらったことがありましたね。あの時はまだサントリー美術館もできる前だったな

美術館を出て、清澄白河へ。チケットをいただいたので、深川江戸資料館で深川とっくり座の芝居「三方一両損」を見る。150名程度の客入りだろうか、演者の知り合いも多そう。

この劇団、役者のひぐち丹青氏が立ち上げて、自分で本も書いてやっておられるようなのだが、このひぐち丹青氏がどういう来歴の人かイマイチよくわからないのだが、なんといったらいいんだろう、敢えて分類すると新派なのか、落語をベースに、江戸時代を舞台にしたあまり衒いの無いお芝居、笑ってホロリ的なお芝居をやっていて、自主公演とか学校とかの出張公演をやっているようであり。

実際、1時間20分、あまりだれるところもなく、妙な押し付けもなく、コンパクトでバランスのよい脚本でさらっと楽しく見られるお芝居で、なるほどこういうのもあるのか…みたいに思った。

これが落語だったら、ぜんぜん、不思議な感じはしないのだけど、お芝居としてやられると、座長以外はこれだけでご飯は食べられないけど片手間に出来るようなものでもない…という出演者のみなさんがどうやってご飯を食べているのか、とか、稽古場も道具類も必要だろうけれどこういう自主公演や出張公演でどの程度の実入りがあるのだろうか、とか、いろんなことを考えてしまうのでして…。

アングラ系、小劇場系だと、バイトしてでもやっていたい強いモチベーションがあるのだろうと考えるところ、こういうお芝居をやっている人に対して、それらとモチベーションの種類の違いを私自身が云々する謂われは無いので、こういうことを考えてしまうこと自体、失礼なことのような気もするが。

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終演後は御徒町に移動して、味坊グループの『老酒舗』へ。敢えて羊を出さず、味わい深い酒に合いそうな食べ物ばかり安価に楽しめる店。食べた中では黒板メニューの酸湯丸子、発酵出汁の肉団子煮が発酵トマトスープを嘗め尽くしたい旨さ。

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干し鰯醤油煮、湯葉セロリなど、一見地味なメニューにいちいち驚きと喜びがある。

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麻辣串は10串400円、スナック感覚でどんどんいけるし、叉焼も美味いし、土砂鍋白肉、豚三枚肉の土鍋煮も良かった。あ、あと、発酵白菜と豚肉の水餃子も素晴らしく…。もっと人数いれば沢山頼めるのに!と思うが安めの値付けだから少人数でもいろいろいける。また行きたくなるのだった

在華坊(@zaikabou)/2018年03月31日 - Twilog