日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

三溪園の早朝観蓮会と、エリックサウスマサラダイナーの夏のモダンインディアンコース

日曜日、朝飯も食わずに6時40分には自転車で家を出て、30分かけて三溪園へ。この時期の三溪園は朝6時オープンで、蓮を見る会をやっているのだよ

横浜 三溪園 - Yokohama Sankeien Garden - | お知らせ

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毎年、いいカメラとレンズを持ったお年寄りを観察しに行くイベントでもある

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蓮の花はまだ少し少なくて、これから盛りになっていくのかな

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そして、蓮と一緒に睡蓮も。睡蓮の池とその奥の緑の混然一体となった感じ、なんだか、モネがこれを描き続けた気持ちが、少しだけわかってくるような…

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昨日のモネ展で買ったリラックマが、さっそく活躍している人がいますね…

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早朝観蓮会は、あさごはんもお楽しみ。茶屋で朝がゆいただきます

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そして朝のうちに、三溪園を散策するのも楽しみ。展望台が閉鎖中なのがちょっと残念ですが

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それにしても…柳の木、蓮、池、古い建物、なんとなく杭州の西湖ぽい…ような…気がしないでも…ない…

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三溪園を出て、本牧山頂公園根岸森林公園とわざわざ自転車で坂道を巡り

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横浜橋商店街へと続く急な坂を下りて

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10時半ごろに帰宅して、シャワー浴びてしばらくぐったり。暑いからね…。昼飯を家で済ませ、またお出かけ。桜木町駅がすっかり夏仕様である

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新宿に出て買い物し、その後、表参道へ。すごい人数の人でごった返している。外国人も多いな。

予約していたアップルショップの表参道へ。iPhoneのバッテリーがさすがにヘタっており、お安くできるうちに修理…と思ったのだが、前面に割れがあるので、それも交換が必要であると。全部で23,000円+消費税かかると。そしてジーニアスバーのお兄さんは、これだけかかるならもう少し使い続けて次のiPhone待ったほうがいいのでは、とぶっちゃけたアドバイスもしてくれる。

しかし、画面を交換すると壊れているボタンも治りますね、という話になり、じゃあやりましょうかということで、預けて2時間待ち。その間に旅行かばんを眺めたり。

7時過ぎに戻って受け取り、さて、ちょっと遅くなったけれど晩御飯は渋谷へ。先日も行ったばかりのエリックサウスマサラダイナーですが 

今日は今日で目的があるのだ。それは夏のモダンインディアンコース。今、Twitterでもっともフォローすべきアカウント(当社比)である、イナダシュンスケさんのつぶやきを見て、これは来なければ…と

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「夏ならではの食材と多様な食材が織り成す伝統と革新の6皿」「一皿ごとに…特徴的な酸味を時に前面的に、時に隠し味的なアクセントに」「酸味の多彩さは南インド料理を特徴づける重要な要素」などなど、能書きからすでにヤバイですね期待しますね

そして一品めのドーサにドライトマト!ドーサの発酵した生地の酸味と、トマトの酸味…

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2皿目。実は今回、2皿目に載るはずの万願寺とうがらしを切らしていて、他の野菜でも良ければ…と言われたのだけれど。却って何が出てくるか楽しみだな、と思ってコースお願いしたんですね。

しかしこれ、私は最初は気が付かなったんだけれど、メニューを持って来てくれた人が、まさにメニューを作った人その人であるということがわかり、これは全て信頼して待っていれば楽しませて貰えるのだ…と思いまして。で、来ました。

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力強いナスとオクラとビーツとブロッコリーに粗挽きキーマカレーに焼いたレモンを掛けると、多方面からの酸味と旨味で食べるほどにお腹が空くやつ! はあ、うまい…

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おかわり自由のロティは冷めないように袋に入って出てきて、りんごバターの甘みと合う。そしてスープである

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冷製ラッサム、タマリンドとトマトの酸味に刺激的なスパイス。口に含んでる間は甘みさえ感じる旨味なのに、しばらくすると、口の中がスパイスでいっぱいになる。そしてまた口に含み…。なんだこれ、食べたことない驚きの味、美味い…

そしてメインディッシュ。

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目の前でスモークされたまま出てきたポーク肩ロースの塊が、各自のお皿にサーブされる。

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どーん、と、とても良い豚肩ロースに、ほほ肉と一緒に煮込まれたグレイビーソース。ソースはお好みでどんどんかけてくださいと別添えされるのだけれど、このソースの複雑な旨味が、一口含んでヤニ下がってしまうほど美味い。がっつり肉、パイナップル、シシカバブ、イモ、ボリュームも酸味も美味さも口の中がパラダイス。しあわせ

このメインディッシュの名前は「特別なビンダルー」である。そしてですね、カーニヴォ ジンファンデルが、奇跡的なほどに合うのですよ。スパイスに。なぜ赤ワインかこんなに甘いのか、というくらい。旨味と甘味と酸味が複雑に絡まってやってくるから、ぜひ、ワインはカーニヴォ ジンファンデルを

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5皿目、鯵ごはんとモール。南インドの魚のほぐし身料理「ミーンプットゥ」にヨーグルトにスパイスが入った「ニールモール」をかけて食べると、爽やかな酸味でするする食べられてしまう。いくらでも食べられるぞ、と思っていたら、気付いたら満腹になっている

ほっと一息。デザートはまずスープが、桃!桃!な嬉しさ

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そしてインド式ヨーグルトのシュリカンドやら、スパイスの効いたクランブルやら、デザートまで複雑な甘味と旨味と酸味。

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そこにチャイの甘味でホッと癒されて、落ち着く…。いやー、5000円ですごいコースが楽しめてしまった…エリックサウスマサラダイナーすごい。
初回に来た時の、ビリヤニやらラムステーキやらを食べた時も、南インドが全力アタックしてきてほんとに素晴らしかったけど、今回のモダンなコースは搦め手から複雑にやってくる甘味旨味酸味で、こんなのもあるのか…と。これは絶対に季節ごとに来るぞと。最後はあの人にもご挨拶できて、大満足、幸せでありました
幸せな気持ちのまま、東横線に乗って帰宅したのでありました

在華坊(@zaikabou)/2018年07月15日 - Twilog