日毎に敵と懶惰に戦う

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目黒雅叙園と、サントリー美術館『琉球美の宝庫』

月曜日、本日までお休み。出掛けて、目黒まで。目黒雅叙園の百段階段に、和のあかり展を見に来たわけですが、平日なのに混んでいる!平日休日あまり関係ない人がおおいからなあ…

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そして派手です。鏑木清方と銭湯絵が並んでいるのがなんか面白かったり

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ゆっくり見物して、目黒雅叙園のほうにも。ここ、外からふらっと入れる空間だけでも圧倒されるわけですが

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宿泊者限定ツアーでもすごいものが見られるらしいですね…

目黒雅叙園を出て、坂道登って目黒駅、昼飯にカレー。それから六本木に移動、サントリー美術館琉球美の宝庫』がとても良かった。

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紅型や、夜光貝を使った漆器の美しさ、普段あまり知る機会のない琉球の絵画の興味深さも勿論だけれど、それぞれにおいて、中国と日本の間にある交易と文化の結節点としての琉球という視点がしっかりしていて、学ぶことも多い展覧会だった。

例えば、王族の衣装には絹が使われていたり、それ以外には木綿や苧麻が多いのだが、桐板という繊維があり、これはパイナップル繊維なのだという。それが台湾や海南島から汕頭に運ばれて、織られて福州を経由して琉球に運ばれて型染めが行われる。先月、汕頭で繊維市場を見たばかりなので感慨深い。

琉球絵画は福州の画家の影響を強く受け、留学した人も多く、お手本が中国なので雪景色など山水や花鳥を描く。そして王家直属で様々な輸出品デザインにも関わるのだが、皆さん、琉球の名前以外に中国名も持っているのだ。師弟関係云々じゃなく、カッコイイ字面で選んだろ…みたいな名前ばかりで面白い。

その後、さらに池袋に移動して、かき氷など食べまして…

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ゆるっと帰宅し、明日からの仕事に備えるのでした

在華坊(@zaikabou)/2018年08月20日 - Twilog