土曜日、朝から出掛けて池袋。評判を聞いた『大滬邨』行ってきた。
ランチのうち、菜飯とワンタンスープのセットを頼んだらナツメもデザートでついてきて、脂っこい菜飯が、上海!という感じ、美味い。
高菜と枝豆炒めもよいですね。メニュー眺めていて、なるほど、これは、夜来なければ!と思ったのでした。
メニューを見ていると、これは飲みながらあれも食べたい、これも食べたい、となりますね…。最近、日本人のお客さん増えてて、みたいな会話をちら聞きしつつ。エレベーター降りるといきなり鉄扉ドーンで入りづらいかもですが、中はフレンドリーです。
国立新美術館『イケムラレイコ 土と星』へ。これがとても良い。
地平線と涅槃が繋がり輪廻していて、そこから抜け出た先に世界がある。歩を進め、振り向き、振り返り、その度にハッとするような空間構成は非常に見事で、そこに静かに佇む作品達。
イケムラレイコ世界に漂い続けるような時間だった。是非行くべし。いやほんと、あの会場の造りは見事と言うほかない。順路が分からず迷っている人も散見されて解説必須だったけど、むしろ、解説シートを見ずに彷徨うべきだったのかもしれない。
壁に切り取られた窓の向こう、暗闇の空間、折り返して再び見えて様子を変える少女、2体の観音、ハッとなる体験の連続だった
五美大展もちらっと見たけど、東京造形大学が飛び抜けてはっちゃけてますね…
池尻大橋へ。降りたら、スタバの今日の整理券配布は終了しましたという案内を持ったお兄さんが立っていたぞ…。それを横目に、こちらは別のお店へ
池尻大橋『ラトリエモトゾー』のパフェ。
表参道にあった名店『ソルレヴァンテ』のシェフが開いた店で、イタリア菓子がどれも美味そうなんだけど、イートインできるパフェが、ブリュレといちごジェラートと…色々渾然一体の幸せの味。しかも、池尻大橋ジャンクションビューという堪らない立地なのです
幸せな気分のまま、酒屋を覗いて、高級スタバを外から眺めて。もっと中目黒寄りかと思ったけど、池尻大橋との中間点くらいなのね
しばらくは落ち着きそうに無いので、上海に行くと良いのでは…
住宅街をぶらぶら抜けて、三軒茶屋まで歩く。三軒茶屋『香辣里』味坊グループの湖南料理の店。辛さ、発酵、燻製、ハーブの中国料理。
乳酸発酵唐辛子と発酵高菜たっぷりの鯛、スープには米麺を絡ませ、発酵大豆発酵インゲン発酵大根はトウモロコシパンに詰めて食べ、酸味と辛味と旨味が複雑に絡み合った幸せの味だった…。
バーボンに茶と梅とレモンを2日浸けたのを炭酸で割るハイボールは辛味に合った味だし、
辛く無い前菜や、燻製豚肉の炒め物も、みな美味い。メニュー見てるとワクワクするやつ。味坊だからワインも品揃え豊富。夜遅くまでやってるので、いろいろ使いでがありそうなお店だ。
香辣里、GEMSの中に出店してるんですね。エリックサウスマサラダイナーもGEMS。旬の店を入れるのが上手いな。
メニューは読み物のように楽しいし、魚の骨が多いから気をつけてと店員さんは丁寧だし、神田御徒町のぶっきらぼうと対照的な、三軒茶屋進出の手際の鮮やかさ。味坊は商売上手だなぁ…。
さらにおやつ。三軒茶屋『蜷尾家』台南発のお店で、凍頂烏龍茶ソフトクリーム。ほろ苦味も感じる爽やかな甘さのソフトクリーム美味しゅうございました。
夜11時までやっていて、さすが三軒茶屋。ソフトクリームは30種あるうちの2種を代わる代わる出しているらしく、また行ってみたい。
腹ごなしに学芸大学まで歩き、帰宅したのでした。