日毎に敵と懶惰に戦う

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『青花の会 骨董祭2019』と『松記飯店』

土曜日、お出かけして飯田橋へ。カナルカフェで昼ごはん、ピザ旨い。

神楽坂で『青花の会 骨董祭2019』6箇所の会場に36軒の骨董商が並び、数千円から100万オーバーまで、様々な骨董品を気軽に見て触れて、会話しながら巡れるイベント。ほとんどの物は値段が明示してあるのも有難い。杯や皿をひたすら眺めて、欲しいなぁ、と思ってました。

で、そのあと、上野に移動。東京国立博物館『中国の青磁―蒐集と研究の軌跡』は、博物館設立以来の中国青磁収集の歴史を振り返りつつ名品を一堂に紹介する企画。骨董祭の後なので、これだと幾らするのだろう…欲しい…などと考えつつ、いつも以上に真剣に鑑賞したのでした。川端康成旧蔵の汝窯とか、ほんと幾らするのか…

骨董祭のほうは、5万くらいの青磁の茶杯とか、5.5万の乳白色のガラスに手描きのドイツの茶杯とか、結局、茶杯ばかり見ていたよね…。あと、神楽坂、今回の企画会場に限らず、ステキな食器を扱う店がえらい多いのだな!お買い物が捗りそうでした

ばんごはんは、神田司町『松記鶏飯』。前菜に頼んだモヤシとハムユイの炒め物からエッヂの立った味で期待が高まり、ペーパーチキンの、鳥の脂身と生姜と、渾然一体の深い味わいに感動。こりゃあ、美味い。タイガービールもフルーティーですすむすすむ。

肉骨茶は潮州スタイルとのこと、潮州スタイルとは…?ともかく、胡椒のたっぷり効いた、鳥の旨味が凝縮したスープが美味しい…。ラクサはココナッツの風味がとてもよく、とにかくどれも力強くで良かったです。まだまだいろいろ食べたい。グリーンチリの酢漬けもマストですね 。

お酒も、知らない中国のお酒がいくつかあって面白かったなぁ。特に、即墨老酒、山東省の、黍をこがして醸造したスモーキーな酒…というのが、飲んでびっくり、香りも味も、スタウト系の黒ビールそのものなのだった

ほどよい満腹感で、帰宅するのです

在華坊(@zaikabou)/2019年06月08日 - Twilog