水戸芸術館レストラン『チャイナテラス』と『大竹伸朗 ビル景』
月曜日、祝日。朝から出掛けて、谷中へ。ひみつ堂に並んで、かき氷を食べたのだが…
こちら、メロン三昧ですが
なんというか、単調というか、ちょっと満たされないものがあり、このやり場のない思いをどうすれば…と思ううち、東京駅に移動して、水戸行のバスに乗っていた
東京駅八重洲口から水戸駅までの高速バス、去年の6月からSuica使えるようになってるはずなんだけど、今日乗ってる茨城交通のバスはSuica使えないバスだったのだが、どういうことだろう。水戸まで現金だと2080円、Suicaだと2000円のはずなのだが、割引してくれるのだろうか…などと思っていたが、結局、降りるときに支払ったら割引ありだった。
水戸芸術館の近くのバス停で降りて美術館に向かう
まずは腹ごしらえ。レストラン『チャイナテラス』へ。幡ヶ谷とか銀座に店がある五十嵐美幸シェフの店で、一言で言うと、きれいめ中華、という感じかな。
空の蓋碗が準備されていて、おっ、と思ったら八宝茶のグラスとして使う用で蓋は下げられてしまったり、なんか面白い店であった。
お料理は上品だが美味しい
普洱茶のゼリーもよい。
お茶は頻繁におかわり持ってきてくれます。サービス料はちゃんと10%取ります。そういうお店。敬老の日の食事の集まりなどを観察
さて、展覧会である
『大竹伸朗 ビル景』がとても良かった。
大竹伸朗の目と空想のフィルターを通したビルの風景と、自分が日々観察して思い描くイメージの中の都市風景が、膨大な数の作品を媒介にして、曖昧で多様な焦点を結んでゆき、ところどころでハッとするような既視感や、あるいは新たな発見がある 。
時々不穏な音を出す機械が想像させる都市の風景があったり…。
あるいは知っている東京と、1980年の香港という私にとって想像の中にだけある世界を、それぞれ大竹伸朗を通じて幻視する、そして膨大な作品で反復していく、そこで何かイメージが新たに形作られて、それは写真ではわからない世界であったり。
香港の空を常に飛行機が飛ぶ啓徳空港のころの都市イメージから、ニューヨークにつながったり
網膜に焼き付いた風景が提示されたり、ひたすらビル景で埋め尽くされた館内が良かった
満足
その後、偕楽園を少し散歩
空を見上げたり、ぶらぶら歩いたり
帰りは特急に乗って帰宅したのだった。で、久しぶりにこの茶盤を使ってお茶
この茶盤も蓋碗も茶壺も茶杯も、一昨年に上海と宜興に行った時に買ったものであったなあ
明日からまたお仕事がんばろう