日毎に敵と懶惰に戦う

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上野『何鮮菇』のキノコ鍋ランチ、東京国立博物館『工藝2020』『中国書画精華』

日曜日、昨日美味しいものを食べたから朝ご飯はいらないよ、もう食べられないよー、むにゃむにゃ

上野にお出かけ、昼飯を食べに御徒町で降りる。上野広小路の交差点近くにビルが、上から下まで現地系中華料理が集積していて、なかなかすごいことになっている

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3階蘑菇鍋、5階重慶火鍋、6階モダン四川料理、7階東北鍋、8階淮揚淮揚料理…。迷うな。実は今日は6階の翠雲に来たかったんだけれど、エレベータを6階で降りると座席は満席、立って待っている人もいる、基本、予約して来てるみたい。開店したばかりの店なのに、中国語ばかりが飛び交うすごい熱気の人気店になっている…。

これは日を改めることにして、もう一つの候補だった3階のキノコ鍋の店に入ってみる。

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『何鮮菇』のランチは、キノコの出汁が効いた1人鍋が出てきて、そこにマッシュルームと冬虫夏草を投入する。で、具が運ばれてくる

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たっぷりのきのこ、野菜、豆腐、牛肉。基本は980円のコースなのだが、今回は500円足して、海老団子と山伏茸を追加してみた。タレは自分で混ぜで作る方式

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お勧めに従い、胡麻タレ、麻辣タレ、ネギにパクチー

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もちろん、たれは何度でもお代わり自由

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いろいろぶち込んで、たれにつけて食べる。キノコの出汁が良く聞いたスープ、そこにさらに海老団子とか山伏茸を投入することにより、さらに上質になっている。これは美味い…

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〆の麺も2種類出てきて、これまたタレに絡めて食べて大満足。税込980円+500円。いいですね。また来たいけれど、それはそれとして6階も行きたいし、ビルを制覇したい気持ちになった。

上野のお山に向かい、東京国立博物館へ。本日の目的、その1は、表慶館

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『工藝2020』という展覧会は、現代の作家の工藝作品を集めたもの。

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伊東豊雄の展示空間に、工芸作品が並ぶが…

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こういう現代の作品は、自分で所有して使うことを想像しながら見てナンボだな、と。そういう意味でもう少し小品のほうが食指が動く。日展系の作家先生の大作が多く、どうもイマイチ…。もちろん、イルカ長官のイルカもいるぞ

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作品のある部屋としては、この部屋だけ撮影可になっていた。ま、しかし、表慶館でやってると、展示空間で元は取れたような気持になるので

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それにしてもこれで1,500円は高いよね。工芸系のこういうの、染織系の人とか、無理に表現意欲を見せずとも培った技術を見せていただせればこちらも満足しますのに…みたいなことを想ったりしますね…。

続いて東洋館へ。『中国書画精華』は今年も素晴らしい内容。

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国宝出山釈迦図軸はもちろん、国宝『紅白芙蓉図軸』、重文『茉莉花図軸』、重文『猿図軸』あたりは、平置台(ちょい斜め)で、空いてる空間で自分で手に取るような距離感で見られるのが素晴らしい。

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これらの作品は10/18までの展示が多く、その後、だいぶ展示替えが行われるみたい。東洋館は他のフロアも見たけれど、コロナの影響でガラスケースにくっつかないように…ということで、作品までの距離が遠いですね…

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今日はこれくらいにして博物館を出て、アメ横に下る。上海蟹はではじめというところか。スパイスの大津屋に寄ろうとしたら、コロナの影響で店内に入れず、外から何が欲しいか言ってください、という方式。いろいろ見ながら選びたいと思っていたので、これは辛い。

吉池にちょっと寄って帰宅。2週間前に漬けたササゲが、良い具合に漬かっていた

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前回は一部、カビたりしていたのだけれど、今回は500gまとめてタッパに詰めて、塩水で隙間なくミチミチにして蓋をしたのが良かったみたい。次回以降もこの方式でやろう。

適量引き上げて、豚のひき肉と炒め物にする

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ちょっとひき肉が多過ぎ感はあるが…。酸味と旨味が混ざり合って、最高のおかず、そして酒のアテになっている。素晴らしい。酒徒さんありがとう!

食後のお茶は、烏崠単叢芝蘭香

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松江で買った、石川昌浩さんのピッチャーを茶海に。かわいらしいサイズが、上海で買った蓋碗とよく合う。これを使っていると、また上海に行きたくなるのだった…

在華坊(@zaikabou)/2020年10月04日 - Twilog