日曜日、羽田では中国からの入国者、帰国者の検疫が強化されたらしい…が、ザルらしい。大丈夫なんでしょうか。あさごはんに代々木八幡の『365日』のパン
手前のものは、日本酒、花巴の水もとを使ったパンであるとのこと。凄くもっちりした食感の不思議なパンだった。米粉のパンにどこか近い印象を受けた。発酵の神秘…
朝早めに出て、東京ドームまで。
今日からはじまるテーブルウェア・フェスティバルに、去年に続き行ってきた。白山陶器から招待状をいただくことが出来たので早めに入場できたのだが、一般入場の行列が出来ている
要するに食器などテーブル周りの器具を扱うメーカー業者が大量に出品するイベントなのだが、アンティークショップもかなり出店していて、ティーカップも良いものが大量に出ているのだ…
まずはアンティークのコーナーへ。このイベントだと良く売れるのだろうな。こないだ仕入れてきた、みたいなマイセンへレンド…などなど大量にあったし、芦屋の某旧家から出たという大倉陶園の戦前のオールド大倉は、見たことないデザインの状態の良いものが山のようにあり、これは大倉陶園自身に買い上げて貰うのが目的では…?と思ったり。
その大倉陶園のブースには、細見美術館とのコラボで、若冲の絵画をあしらった茶器食器や、実際に細見美術館で展示したものの再現などもあった。さすがに、鈴木其一の軸は無かったけどね…。
ノリタケもムーミンコラボあるのだなぁ、とか、フランクロイドライトデザインはこんなのもあったっけ?とか、黒柳徹子がめちゃくちゃなプレゼンテーションしていたり
どうやって使ったらいいかわけのわからないガラス食器とか、見ているだけでも楽しい。新型コロナウイルス対策は、ブースによっては係の人がみんなマスクをしていたり、していなかったり、対応はマチマチな印象かな。
いずれにしても、各著名産地(有田とか波佐見とか信楽とか常滑とか)から業者がたくさん来ていてお買い得な品物や新作も多いので買い物も楽しいし、ランチョンマットとか漆器お盆とかハリオとか、いろいろ安くも買えるので、チケットはやや高いが充実度は高いイベントですね。混むけど。
東京ドームは、1月10-19日がふるさと祭り東京、1月23-29日が東京国際キルトフェスティバル、2月2-10日がテーブルウェア・フェスティバル、2月14-21日が世界らん展…と、子供の頃は謎と闇に包まれていた巨大イベントが続くよね…。キルトフェスと世界らん展は、怖くてまだ近付けない。
昼過ぎに出て、さっとおにぎりでおなかを満たして、横浜へ戻る。BankArt『心ある機械たちagain』最終日に。
長い会期を走り抜けて、当初の思惑通りに動けなくなってしまい、息絶え絶えになんとか動いている、人間臭い機械たちを応援したい気持ちになってしまう、不思議な展覧会だった。機械たちが、とても愛おしい
これは話題の全自動土下座珈琲。珈琲が出てくるにはある所作の手順が必要なのだが、それに従わずになかなか出てこない他人を見てヤキモキしたり、堪らず所作を伝授したり、手順をハックして珈琲を出そうとする人がいたり、実際に土下座せずに出してしまう人がいたり…という構造全体が極めて示唆的ですごい。
なんというんだろう、筒井康隆の熊の木本線を思い出すというか、いやまた違うかな。礼拝の手順を守らぬ余所者を教え諭して、土着の習俗に同化させようとしている人間に、自分が知らぬうちになってしまっているような、そんな気分になるのですよ。機械が相手なのに。
もう一会場のシルクセンターのほうへも
不測の事態、は、見るからに何が起きたか明らかな状態に作品が置かれているのだが、監視している人は、準備中ですので100円は入れないでくださいね、と言うのみである。準備。なんの
帰宅してばんごはん。Monge市場で買ったモンドール、Monoprixで買ったコンテにワイン、サンドニで買ったゴーダ、綱島で買った白カビサラミ、365日で買ったバゲット、など…
いただいておりました。財布に残ったユーロの小銭を見ると、これを!すべて!チーズに!変えてきたかった!という気持ちになる。フランスの美味いチーズの安さは羨ましくて泣いてしまうレベル