日毎に敵と懶惰に戦う

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自分だけの魅力のある宿や店を見つけるのは

月曜日、本日は出社してお仕事。朝読んだこの記事が面白かった

口コミサイト「最低評価」の宿 オーナー&女将たちの主張は(マネーポストWEB) - Yahoo!ニュース

口コミで集まる点数、あらゆる点で及第点であることを前提としてマイナスが付けられる可能性が高いので、平均的に良い宿は高い点がつくが、目立つ「欠点」がある宿は低い点になりやすい。その「欠点」は、人によっては魅力にもなりうる。

人によっては魅力にもなる「癖」のある宿は、その部分に思い入れの無い人が泊まれば需要と供給のアンマッチによって低評価が発生するのですね。だから、点数だけで判断してはいけない。低得点であるほど、レビューをじっくり読んで、具体的に何を指摘しているのか?判断しないといけない。点数が低いから…だけでパスすると、「平均点」には無い魅力を見逃してしまう。

例えば熱海の福島屋旅館、ボロい、部屋にはカギがかからない、知らずに行ったら酷評の嵐になるだろう。しかし、知ってて好きな人が行くと、あんな素晴らしい雰囲気を湛えた天国は、そうそう無いのです。

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 しかし『どんな宿か知ってて行く福島屋旅館』ももちろん素晴らしいが、知らずに行って福島屋旅館に当たる楽しさは、さらに望外であることでしょう。自分は福島屋旅館は、以前に通りがかったときにピンと来て、ちょっと調べて予約して泊ったんですね

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で、行ってみたら大当たりだっという。このころは特に注目されておらず、当日電話したらすぐに泊まれた。その後、こういうお宿が大好きな人に注目されて、予約が取れない場合も出るようになった。

佐渡の金沢屋旅館は、たまたま楽天トラベルから予約して知らずに行ったら、元遊郭の雰囲気抜群の宿で大当たりで、出張だけどとても楽しかった。 

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この宿も、自分が最初に泊まった時はすぐに泊まれる宿だったが、その後好事家に注目されて、予約がとれない場合もあるらしい。

いまはこのような情報はネットでもどんどん拡散共有されて見つけやすいけれど、やはり思いがけず出会うときの楽しさはまた別。自分にとっての当たりを引くためには、試行回数を増やすこと、良さそうと感知する嗅覚を磨くこと、楽しむ許容範囲と知識教養を広げること、ハズレても泣かないこと、どれも大切ですね。

これは宿でも居酒屋でも一緒。ビジネスホテルとチェーン居酒屋には無い楽しみは、自分で見つけるのです。 

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 出社してお仕事して、昼飯にスパゲティ食べて、午後もお仕事。終わって、酒屋に寄って、帰宅途中に流浪ぴーに寄る。

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軽く飲んで帰宅して、カレーを作って食べる

在華坊(@zaikabou)/2020年07月06日 - Twilog