松江出雲の旅1日目 出雲大社、日御碕、竹野屋旅館に泊まる
保線品質の良いJR東海区間をぐっすりと眠って通り過ぎ、目が覚めると大阪駅だった
やがて空は白み、そろそろ姫路
完全に夜が明けて岡山駅に到着
事前に予約しておけば岡山駅で弁当が買えるサービスがある…と知ったのは直前で、前々日までの予約が必要だったので出来ず。しかもこれ、15日で終わるらしい。1度利用しておきたかったですね
列車を切り離し、先にサンライズ瀬戸が四国に向かっていく。車内に戻って東京駅で食べた弁当を食べ、ぼんやり寝てすごしていると、宍道湖が見えてきた
終点、出雲市駅に到着、10時過ぎ。
バタデンに乗り換えて…
出雲大社前駅へ。今日は日御碕神社まで行くつもりで、バスにしようと思っていたけれど、お天気も良い。電動自転車が駅で借りられるみたいなので、借りることにした。手続きをして2台借りて、駅からすぐの宿まで自転車を押して行き、荷物を預ける。
ではまず、何はともあれ、お参りしましょう、出雲大社
出雲大社は何度か来ていて、平日の午前中の半端な時間ははじめてだけれど
それにしても
空き過ぎである。人が全然いない…
この先の旅路も今回は非常に人が少なく、飯を食うのにも並ぶこともなく、非常に快適だった。我々の旅の翌週が4連休であり、ご存じの通り、9月の19日から22日の4連休は、新型コロナウイルス流行以降では、いきなり人の出がドカンと増えた連休だった。
その前週ということで、土日にしても空いている期間であったようだ。何しろ空いているのは快適なので、ありがたいことです。
お参りを済ませ、さて、昼ご飯を食べよう。宿に置いた自転車で走り出すと、1台、充電が空になっている。いったん駅に戻って、いまいち納得がいっていない顔の係の人に自転車を替えてもらい、再出発。
お昼ご飯は「かねや」の出雲そば、4段の割子そばで。
荒木屋にも一度行きたいんだけど、今回はそちらは定休日。かねや、昼時だけど空いていた。以前はずいぶん待ったこともあったな…。ここは3度目くらいだけれど、やはり安定して美味しい。そして比較的ごつごつした荒々しさがあるのも好き。
すぐ近くにあるお菓子「とみや」にもより、夜の和菓子を購入。出雲松江は和菓子の豊かな土地、今回は携帯茶器や中国茶をたっぷり持ってきているので、毎晩、お茶をするのだ
西に向かい、稲佐の浜へ。
観光客は全体的に少ないんだけれど、いる中でも若者が多い。もともと出雲は女子旅とか若者が多いところに、コロナで高齢者が旅行を避けてるから、若者が目立つのかもしれない。
浜辺の砂を少し拾って、日御碕神社へと向かう。この道がとても好きで、自転車を借りたのも、ここを自転車で走りたかったからなんだよね
出雲大社から日御碕神社までは本数は少ないもののバスもあるけれど、電動自転車で片道10kmくらいのちょうどよい道のりだし、途中の風景もとても良いから、稲佐の浜に寄りながらレンタサイクルをお勧めしたいのだ。
ずんずん進むと、途中、がけ下に神社が見えてきて
坂道を下って、日御碕神社にお参り
海岸沿いを歩いて日御碕灯台に向かう。この灯台のあたりの風景も好き
100段以上の階段を上って、灯台から下を眺めると
おや…
岩場でイチャついているカップルが…危ないですよ…
灯台から日御碕神社まで戻ってきて、目の前にある『cafe大宮』に入る
大きく開かれたガラス戸から日御碕神社が見える居心地の良いブックカフェ。
生レモンスカッシュにアイスクリームも良かったけど、クリームブリュレがかなりびっくりな美味しさ。メロンソーダも美しい。
正しく「鄙には稀な」…いや、出雲地方は田舎じゃないからな。鄙ではないのだ。
自転車で戻り、出雲大社駅に自転車を返して
お宿にチェックイン。本日のお部屋であります
今回は、GoToトラベルも適用されるし!ということで良いお部屋を取ったのだけれど、それにしてもこれは良いな…庭付きの離れみたいなお部屋。
部屋のお風呂も、庭を眺めながら入れる、とてもよい風呂になっていた。
文机に置かれた山陰中央日報は石破推し
出雲市の観光業応援クーポンも6000円分貰う。食事やお土産など、いろいろ使えるみたい
温泉ではないけれどゆっくりお風呂に浸かり、さて、ばんごはん…
この夕食がですね
非常に良いんですよ
まず、BGMが、竹内まりやと山下達郎が交互にかかるのである。それは理由があって、この竹野屋旅館、竹内まりやの実家なんですね。元は経営にはかかわっていなかったらしく、老舗だがパッとしない旅館だったらしい。それが経営が傾いて、竹内まりやが直接かかわるようになり、人もずいぶん入れ替えてテコ入れしたらしい。
料理人も新たに招へいしたそうだが、その料理が良いのである。白バイ貝の刺身が美味い。ずわい蟹も季節じゃないかもしれないけど良い蟹だ。
のどぐろが、焼き加減も素晴らしい。ふっくら。BGMは山下達郎の硝子の少年が掛かっている。
お酒は七冠馬を頼む。
太田和彦の真似をしながら、本当は、山陰の酒は、ぬる燗で、なんだけど、たまには、この、ひやも、などとやっていると、嫌がられるので止めましょう。地酒も各種揃っていて、値段も比較的手ごろ
トマト外郎の碗は、ほのかな酸味の利かせ方とか面白いし、小づち盛り大黒包み?湯葉の中に何が入っているのかな、これも面白いな。センスが良い
出雲尼子和牛の陶板焼。この牛はサシはしっかりしてるが肉の味もしっかりしている。
旅館の晩飯って、名物をなるたけ出そうとするからどうしても多くなる。あとは量を出すか、ひとつひとつの質を高めて工夫も凝らすか、必ずしも全ての人への正解があるわけでもない。難しいですね。この旅館の食事はとても良いと思います。
島根県吉田産コシヒカリ、キリッとした炊き加減、そうかこういう方向性もあるのか、美味しい。
鳥取の梨の新品種、新甘泉が甘い。杏仁豆腐に苺ソース。BGMは、ジュブナイルで締め。選曲は宿の人が好みで組んでるらしい。
大変美味しくいただきました、ごちそうさまでした…。食休みして、お茶も