日毎に敵と懶惰に戦う

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東京大学総合研究博物館小石川分館

夕べは草臥れてそのままリビングで寝てしまい、目が覚めたのは朝の5時。風呂に入ったりネット巡回したりまたウトウトしたりでダラダラと過ごし、朝飯を食って10時過ぎにお出かけ。
渋谷まで東横線で。湘南新宿ラインで池袋に出て、丸の内線で茗荷谷に下りる。なんで都会にこんなに自然が多いんだと毒付きながら(毒付く必要は無いんですが)湯立坂を下り、本日の最初の目的地は東京大学総合研究博物館小石川分館である。長い名前だ…。

小石川植物園の脇にあるこの施設は、もともと東京医学校本館だった建物で、重文の指定を受けている。かなり大掛かりな改装を行なって一般展示しているようで、現在開催中なのは『COSMOGRAPHIA ACADEMIAE―学術標本の宇宙誌』となる。

小石川分館ではこれらのコレクションの学術的位相とともに、骨・剥製・植物・鉱物あるいは木・石・金属・なまりガラスなど、標本1点1点の質感のヴァリエーションを重視し、標本を支える什器も古いものを中心に厳選して相互に最適な組合せを模索することで、全体として一つのアート作品に比肩しうる三次元〈小宇宙〉の実現を図っています。

ということで、1歩足を踏み入れると、まるでおしゃれなインテリアショップの商品陳列ように展示品が並ぶ。しかもこの展示品が、地球儀に始まって医療器具、骨格標本、植物標本、さらには建築模型、力学模型、製図用品、化学器具などなど、その構造や機能美に魅せられるような「本物」揃いで、ワクワクしてくる。

建物も、古い建築を生かしてながら上手に改装してあり、例えば柱は、半分から上は古い構造が剥き出しになっており、半分から下は補強がしてある、という塩梅。土曜日だというのに、しかも無料だというのに入場者も無く、不思議な雰囲気の空間で落ち着いた時間が過ごせる大層素敵な施設である。これは穴場だ。(特に何にも書いてなかったから写真撮ってしまったけど、やっぱり駄目かな…)

あんまり人が来ないようだと勿体無い施設だな、と思う。税金も沢山投入されているはずなので、是非行かれたし。大満足して建物を後にする。