日毎に敵と懶惰に戦う

酒と食い物と美術と旅と横浜…などの記録。Twitterやってます @zaikabou

突然思いついて

天気がいいので海でも行こうかと。11時半ごろ家を出て、横浜まで出て、横須賀線に乗る。途中、「線路に公衆立ち入り」とやらで30分遅れたものの無事逗子に到着、京急バスの葉山行きに乗り、神奈川近代美術館葉山館に到着する。

高松宮別邸の跡地に建てられた美術館で、2003年の10月オープン。前々から行こうと思いつつ、本当はこれの時に行きたかったんだけど、
世界の美術館 未来への架け橋 25のミュージアム建築:神奈川県立近代美術館
今回の訪問
現代日本画の巨星 片岡球子展-100歳を記念して:神奈川県立近代美術館
となったわけで。まあ、ワタクシ、お球さんも好きですし。今回の展示会は、院展出品策を中心に、片岡球子の代表的な作品を一堂に集めている。近代美術館の館長さんが、片岡球子の教え子という縁もあるらしい。
http://www.yurindo.co.jp/yurin/back/yurin_444/yurin4.html
色使いが豪華絢爛で、え、これも日本画?というような作品多数。最近の「面構」といいシリーズもいいのだが、そして100歳にもなってこんな力強い画を描いている女性がいることに驚嘆するのだが、私としてはやっぱり火山や富士山の画がよろしいかと。特に「桜島の夜」が、アヴァンギャルドな素敵画でございました。
片岡球子の展覧会と言うと結構デパートなんかでやることが多いけど、ああいうところでやると狭くておばちゃんが沢山いて落ち着かない。この美術館は天井が高くて自然光を取り入れて広々していて、場所が場所だけにあんまり込んでもいないので、大変結構な展示スペースであった。

中庭に出てみる。明るくって気持ちがいい


んで、この美術館の目玉はこのレストラン。海を眺めながらお食事できる。美術館に入らなくても食事は出来るし、駐車券もくれるらしい。

値段はランチのコースが3500円、2500円、2000円。ほかはビーフカレー1200円など。公立の施設にしては些か高し。眺めの代金が大分含まれているのか。テラスの席が開いていたので入り、あんまりいい天気で暖かいくてよい気持ちになったので、ビーフカレーを食べるついでに葉山ビール700円也を飲む。美味し。休日の昼ビールは相変わらず結構この上なし。
あっ、ただし、「食い物が美味いか不味いか」と聞かれれば「別に大して美味くはないけど、眺めがいいしね…」と答えるような種類の店だとは付言しておく。

【追記】
この美術館の運営は、面白い方式を取っているようだ。あとでいろいろ調べてみよう。

PFI事業内容
神奈川県立近代美術館山新館の建設を行い、30年間にわたり、神奈川県に賃貸するとともに、施設の維持管理、美術館支援業務及びレストラン・ミュージアムショップ運営管理を特別目的会社を通じて、請け負う事業内容となっております。
http://www.cls-jp.co.jp/service/case01.html